New York Jan Skala 1989年7月
the newyork jewelry center の並び、ダイヤモンド商が軒を連ねるユダヤ人街。
ユダヤ人特有の黒い帽子、黒いコート、 縮れた長いもみあげ。 それにリボンを付けている人、 ゾロゾロ・ゾロゾロいる。
NY マンハッタン 47th AV 15st 陽も大きく傾いた頃だった。 雑踏の中でこの店を見つけた。
「ワ~すごい」 ウインドウー越しにたくさんの時計が陳列されている。
入り口のドアーは今閉まったばっかり。 トントンとノックするのだが知らんぷり。 間をおいてもう一度ノック。 ノックが段々強くなる
ヤットこちらへやって来て、手のひらを顔の前に出しひらひらさせて「店は閉めた。ダメダメ、 あした、明日」と言っているようだ。
かれこれ10分ほど押し問答をしただろうか、非情にも、ウインドゥの明かりはプツンと切られてしまった。
翌日、フィラデルフィア行きの予定を変え、Jan Skala のショップを再訪した。
画像の miniture carriage clock with repeater を入手した。
30年の埃を払って改めて確かめる。 メカニズムはポケットウオッチのもののようだ、 とすると、リピーターではない?
でも時打ちのゴングがセットされています。 テンプは軽やかな動きを続けている・・・・???
何年か後で、確かこのあたりと何度探しても Jan Skala のショップ に出会えない。
よそで聞いてみると、Mr.Skala は、94年に死亡したんだと聞いた。
この章を書くので、ストリート・ビューを見てみた。 the newyork jewelry center は有るのだが 記憶は繋がらない。
30年の歳月 ・・・・当たり前ですよね New York Jan Skala 1989年7月