- 0318 Museum
- 96F SUNTORY アンティークのパネル時計
- 回想の ジャズ喫茶「木馬」
回想の ジャズ喫茶「木馬」
画像は、1962(昭和37)年「ダウンビート日本版」に掲載された「木馬」の広告記事。
「ダウンビート日本版」の表紙。(ダウンビートは後の「スイングジャーナル」誌へ引き継がれる)
同誌に連載された 画家の富田英三の「ジャズ喫茶のぞきあるき」で取り上げられた「木馬」の記事。
新宿 靖国通り 以前は 都電が走っていました
この通りの北側にジャズ喫 茶「木馬」が開業したのは1951(昭和26)年。
1961(昭和36)年に改装。
都電の廃止や地下鉄の工事などの都市再開発事業に伴い、
1971(昭和46)年歌舞伎町コマ劇場前のビル地階に移転した。
とにかくこの間、靖国通りや・その周辺は、土ぼこりが立ち込める状況でした。
この頃から、木馬、小澤夫妻とのお付き合いが始まりました。
ご主人の 小澤 祐吉さんは、社交的ではありませんが温厚な人柄の方でした。福島・相馬のご出身と伺いました。
元々 骨董がお好きで、当初は、甲冑や武具などを蒐集していたとのこと。
DID/DUG の中平 穂積さんからお聞きしたことによると、
その(DIG の古時計のコレクション)の影響を受けて、競うように蒐集しだしたとのことでした。
歌舞伎町に移転・開業した時には、店頭のウィンドウに古時計の立派なコレクション(300台という)が陳列されていました。
店舗の設計は、DIG/DUG同様 岩淵 活輝さんです。
トンネルの様な狭い階段を、地下2階まで降りる、
そこには、ダークグリーンのベースカラーの劇的な空間が広がる。
客同士の私語にはうるさい・・・
歌舞伎町の店は、いつの間にか ??・・・・ 1993(平成3)年頃に閉鎖された。
「熱海の芸者さんとの いろいろな話」を 間接的に、伺いました・・・・
あれから30年近くが経ちました。
さて、今日届きました コーセー・加藤さんの私家版「古時計の回想」によると、
その後、小澤さんは熱海で「直しや木馬」という骨董店を開いていたとのこと、
・・・・・が、 2021年に再度電話をした折には、連絡が取れなかったと記されています。
