-
街乗りV8からモンスターV8への系譜
308GTB、GTO、288エボルツィオーネ、F40。 この4台の共通点は、V8エンジンだということ。 308と288Evo.の2台はさておき、GTOとF40は当時のフラッグシップモデルのはずだ。 にも関わらず、V12ではないと言う事実。 フェラーリにおける真のフラッグシップモデルは、V12+FRのストラダーレなのかもしれない。 この4台を眺めると、デザインの進化が解る。 308とGTO。フロントの造形、サイドのエアインテーク。308をブリスターフェンダーにしたのが、GTO。簡単に言えばそういうこと。ただし、フロントガラス以外に共通部品はない。 諸般の事情でレースを諦めたGTOを、ブラッシュアップした288Evo。技術者たちは勤務時間外や休日に手弁当で開発したらしい。 フロントは切り落とされたような造形。あちこちに増設された各種インテークと無数のスリット。内装はほぼ取り去った。 紆余曲折の後、正式なプロダクトとなったF40。 Evo.では過剰なほどのダクトとスリットがあったが、それは減数された。そして、エンジンフードに取り付けてあった可変式のスポイラーが、F40ではリヤカウル一体式に変更された。 かくして、街乗り(スパルタンな走りもするが)クルマが、サーキットのモンスターに進化を遂げたのだ。このモンスター、時々燃えるのが玉にキズ。
ミニカー 1/18 赤64style
-
系統発生 同祖異種
「個体発生は系統発生を繰り返す」という。詳しくは生物学者ヘッケルをググっていただきたいが、生物は受精から誕生までに先祖からの進化を繰り返すということだ。人間の胎児の初期に、尻尾があったり、脳が爬虫類時代の脳から次第に発達するのがそれだ。 ここに掲載したフェラーリは、同族ではある。が、全くの別物でもある。タイトルを「似て非なるもの」としようとも思ったが、「似非」は偽物と言う意味だからそぐわない。 いずれも599GTB Fioranoから派生し、全く違う車に仕上がった。 特徴的なCピラーのFioranoから、昔のカロッツェリアのボディワークのようなシルバー・ルーフへの変化。 流麗なシルバーのホイールは、GTOではマット・ブラックの精悍なものに替わる。 伝統の丸4灯のテール・デザインから脱却したFioranoだったが、599XXに至ってはテールライトですらなく、ボディ下部の空気を流すアウトレットになった。
ミニカー 1/18 HOTWHEELS64style
-
フェラーリで家族の送り迎え
フェラーリといえば、F1?、780HPのハイブリッド?、オークションで50億円? いずれにしても庶民とはかけ離れたところに存在する、特別なものである。 市販車でも2シーターでトランクも無く、あってもスペアタイヤや工具がでーんと居座り、任務はただただ早く走ること。 そんなフェラーリにも、家族の送り迎えや、買い物に使えるクルマがある。 2+2(2by2)である。2ドアで4名乗車のモデルが複数存在する。 ほとんどがFR車だが、MR車が2系統(Dino208/308GT4系、Mondial系)存在する。 かつてはフラッグシップモデルはMRではなくてFRのV12搭載車だったが、当時でも2+2はディフュージョンライン、サブブランドのようなものだった。 しかし、基本的にフラッグシップモデル同様のV12を搭載し、最新の技術満載の車だった。 MRの2系統はDinoがV6、MondialがV8だが、現在では当然のミッドシップ自体が最新技術であった。 どのモデルも後席の居住性は低い。どうにか乗れる程度だろう。実質は、前席+室内の荷物置き程度ではないだろうか。特にミッドシップの2系統は更に狭く感じる。モデルカーとしては見かけないが、カブリオレがあるのだが、まずもって大人は座れそうにない。 買い物や、幼稚園の送り迎えに使うかどうか、使えるかどうかは別にして、普段使いも楽しいドライブだろう。なんとも羨ましい。
64style
-
WORLD CAR GUIDE 3 FERRARI
多分、この本が最初に買ったフェラーリ関連書籍だ。 ミニカーを集めだした頃に、書店で見つけて購入した。 1/18ミニカー1号車は、ブラーゴ製の348tbだったのだが、その頃の車種が巻頭に掲載されている。 内容はエンツォ・フェラーリの生い立ちから始まり、レーサーとしての活躍〜レースマシンの開発〜商業的な成功〜更にレースに邁進、という記載。各時代のモデルの解説や図版が充実している。 即ち、1923年6月のチルクィット・デル・サビオ優勝から1988年8月14日の死まで、1940年4月のアウト・アビオ・コストルツィオーネ・tipo815の開発から、1993年2月の348スパイダーの発売までが記載されている。 私のフェラーリの知識の基礎は、ほぼこの書籍で培われた。 タイトルの『3』はフェラーリ『1』や『2』が出版されているのではなく、ポルシェやメルセデスなどの各メーカーごとのシリーズになっている。 何度も何度も読み返しているので、ボロボロになっていて、買い直そうとしたが絶版のようだ。
書籍 ネコパブリッシング 1200円64style
-
TEXACO Gas pump Sky chief & Fire chief 1954 Green Light
TEXACO Gas pump Sky chief & Fire chief 1954 Green Light GreenLight の#GasPumpCollection Series10(?) TEXACOの【Sky chief・洗浄添加剤入りハイオク】と【Fire chief】を給油するガソリン・ポンプ【Tokheim350】をモデル化。他のガス・ポンプと違い、ウェザリング塗装となっている。 モデルカーを集め出した頃、ガス・ポンプのモデルを見つけ、『こんなの誰が買うんだろ?』って思ったのを思い出した。 USD9.99で購入したが、送料がUSD22.56 かかてって高いなと思った。しかし今回調べてみると、仲介サイトに約8000円で出ていて少々驚いた。いい商売だな。
ミニカー 1/18 GREENLIGHT USD9.9964style
-
Sponsor American Diorama Race Day-2 Figure-3
American Diorama の ”RaceDay2”の内の一体。 ”Ferrari in red”の展示室にある”312PB 1972”を購入する際に購入した。 70年代風のスタイルがピッタリと思ったからだ。 このシリーズのフィギュアには名前は付いていない。ただ単にFigure1~6と表示してある。便宜上、私が名前を付けてみた。このフィギュア2と3は、スポンサーとチームマネージャーと思われるが、どっちがどっちでもおかしくない。ある販売者のサイトには、ダスターコートを着た方はは"Maneger"となっていたので、こちらは"Sponsor”とした。ハンチング帽にカントリースタイルのジャケット+パイプを手に持つちょっと恰幅のよい紳士に仕上がっている。なんとなくお金を持っていそうだ。 6体セット価格USD58.99+39.0(送料)で1体当たり2,000円ちょっとで収まった。バラ売りはよく見かけるが、単体で集めるとたぶん倍の価格になると思う。こういうのはセットを見かければ即買いに決めている。値段が下がるのを待っていたら、買い損ねてしまう。経験上、そう思う。
ミニカー AMERICAN DIORAMA eBay.com64style
-
Snap-on series Twin Post Lift 1/18 True Scale
Snap-on series Twin Post Lift 1/18 True Scale 1920年にソケット・レンチを発明したアメリカの工具メーカー、スナップオンのリフトを模したモデル。 グレーのベースに、極小の六角ネジ(六角レンチ付属)で固定する。左右のアームは、高さ・前後に可動し、長さも調整できる。高さは小さなプラスネジで固定が可能。操作盤や、そこに付く操作説明文など、細かなところまで再現されている。 写真のように、実際に車を揚げることも可能だ。 購入当時は円安もあり、割と高額だった。スナップオンのロゴがなければ今でも見つかるが、このモデルは少ないようだ。
ミニカー 1/18 TRUE SCALE USD150(当時約18000円)64style
-
Snap-on garage series shop essentials product #08002 True Scale
True Scaleのモデル。スナップオン・エッセンシャルシリーズ2と呼ばれている?? Snap-onのリフト同様、Snap-onのロゴがなければ安く見つかる。造りは見ての通り、なかなか精工にできている。 外箱に記載されている用品の名称は以下のとおり。 Work Bench:作業台 Mechanic's Vice:万力 Coffee Mug:コーヒーマグ Fire Extinguisher:消火器 Floor Mat:作業マット Diagnostic System:診断機 A/C Service Center:エアコンフロン充填回収機 Waste Oil Drain:オイルリフトドレイン Parts Washer:パーツ洗浄台 Solvent Drums(2):溶剤ドラム2本 Seat Creeper:シートクリーパー(作業寝台) Tire Rack:タイヤラック Tire(4):タイヤ4本 翻訳が正しいかは、よく判らない。実はフェラーリは好きだが、車にはあまり興味がない。メカニック関係になれば尚更だ。間違っているようでしたら、どうぞお知らせ下さい。
ミニカー 1/18 TRUE SCALE 18000円64style
-
Snap-on garage series shop essentials product #07001 True Scale
Snap-on garage series shop essentials product #07001 True Scale 最初に見つけた時点で、どこも売り切れ。探しに探し、ヤフオクで高値掴み。少々、バカな買い物をしたと思っているが、欲しいのだからしかたがない。Snap-onのリフト同様、Snap-onのロゴがなければ安く見つかる。外箱に記載されている用品の名称は以下のとおり。 roll cab,可動式工具ケース top chest,工具ケース air compressor,エアコンプレッサー creeper,作業寝台 battery chager,バッテリーチャージャー service jack,フロアジャッキ jack stands,ジャッキスタンド wet/dry vacuum,湿乾掃除機 roll cart,可動式工具台 fender cover,フェンダーカバー 翻訳が正しいかは、よく判らない。実はフェラーリは好きだが、車にはあまり興味がない。メカニック関係になれば尚更だ。間違っているようでしたら、どうぞお知らせ下さい。
ミニカー 1/18 TRUE SCALE 25000円64style
-
Shell Wayne 100A gaspump 1948 Green Light
Shell Wayne 100A gaspump 1948 Green Light Green Light のガスポンプ。初めて手に入れたアクセサリー系のモデルだ。 モデルカーを収集し始めた当初は、誰が買うんだろう?と思っていたが、遂に買ってしまった。 シェルはスクーデリア・フェラーリのスポンサーだったりするので、先ずはシェルから購入した。このモデルの特徴は、給油ホースが水平方向に回転するところだ。給油ホースも含め、可動部分はここのみだ。 実物のガスポンプは、Wayne社製。現在は、W ayne・Dover・Tokhemが統合されているようだ。正式にはFuel Dispenser と呼ぶらしい。 アメリカではガスポンプも収集対象で、Webで見ると細かな部品から完全レストア品までみつかる。 Shellは言わずと知れた、ロイヤル・ダッチ・シェル。ロイヤル・ダッチとシェルは、1903年に業務提携し、なんと98年後の2005年に遂に統合された。 シェルはマーカス・サミュエルが明治期に来日し、三浦海岸で綺麗な貝殻を見つけたことから貝殻細工で材を成したのが発祥。そのためブランドマークを貝殻と定めたらしい。
ミニカー GREENLIGHT USD6.9964style
-
Shell Gaspump Shell Classico Collezione
Shell Gaspump Shell Classico Collezione Shell Classico Collezione Ferrari 312PBの付属品。いや、付属品というよりも、こちらが主役かもしれない。 Green Light のガソリンポンプ・シリーズと比べれば、造りはかなり雑。 ダイキャストのタンク部分は、ビスで前後を合わせてあるが、ネジ穴がそのまま見える。 経年劣化なのか、給油ホースの内の一本は、切れて外れていた。 312PBの給油口に固定はできず、撮影のために両面テープを使用している。 珍しい小物なので、気にいってはいるのだが。
ミニカー Shell Classico Collezione eBay.com64style
-
Sergio Pininfarina(1926/9/8-2012/7/3) Figure 1/18 セルジオ・ピニンファリーナ
Sergio Pininfarina(1926/9/8-2012/7/3)Figure 1/18 セルジオ・ピニンファリーナ eBayでかなり以前から見つけていたが、いつでも出品されているので先延ばしにしていた。 セルジオ・ピニンファリーナは、フェラーリのデザインやボディや内装の生産・組み立てを数多く手掛けたカロッツェリアであるピニンファリーナ社の社長であり技術者です。 フェラーリのモデルカーを集めていますが、メカニカルな部分に惹かれてではなくデザインに惹かれて集めだしました。 ディーノや308シリーズ、288GTOそしてF40。 ピニンファリーナが関わったフェラーリは、枚挙に暇がありません。 未塗装の商品なら半額以下で見つかるのだが、塗装する自信がないのでこちらを購入した。 また、同時にエンツォ・フェラーリのフィギュアを購入したのだが、値切ってみたら案外あっさりと減額してくれた。 ニキ・ラウダやヴォルフガング・フォン・トリップス、フィル・ヒルなどもあるので、いずれ手に入れようと思っている。
ミニカー unknown eBay64style
-
SCUDERIA 9 (スクーデリア 9)
SCUDERIA 9 (スクーデリア 9) GTO系統の特集号。 GTOとその系譜が、多岐にわたり掲載されている。 各モデルのディテールは勿論、全シャシナンバーの初代オーナーから現在の状態までも記載されている。 現在、数十億円で売買されるGTOを細かなところまで観察できる1冊だ。
書籍 ネコ・パブリッシング64style
-
SCUDERIA 8 (スクーデリア 8)
SCUDERIA 8 (スクーデリア 8) 275GTBとその派生モデルの特集。 N.A.R.T. スパイダーやザガートのスペチアーレも掲載されている。 その他の記事では、ニキ・ラウダが特集されている。
書籍 ネコ・パブリッシング 2500円64style
-
SCUDERIA 7 (スクーデリア 7)
SCUDERIA 7 (スクーデリア 7) 巻頭特集は、F1・412T2。F1好きなら、手垢が付くほど読むだろう。 その他の掲載車種は、410S・375Americaなどだが、目を引いたのは、ジャンニ・アニエッリの375だ。フィアットのボス、アニエッリのお忍び用のフェラーリで、もちろんFuoriserie(伊:フオリセリエ)あるいはBespoke(英:ビスポーク)と呼ばれる完全ワンオフ製作。レストア前なのでボロボロだが、素晴らしいデザイン。 また、ミニカーメーカーのブラーゴの会社訪問記事も面白い。
書籍 ネコ・パブリッシング 2500円64style
