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KATO製 N700系新幹線電車
東海道・山陽新幹線電車のフル16両編成… それは、実車で最も見慣れたものであり、山陽新幹線で短編成化された0系4連・100系には違和感を覚えるほどでした。同じように短編成化改造された500系の8両編成は、違和感を覚えつつも既視感…そこまで唐突な違和感ではありませんでした。 それが、自身で車両を線路に並べて運転する鉄道模型ではどうだろう… どう頑張っても自宅で16両編成を走行させるのは無理…出来なくはないでしょうがかなりの違和感でしょう。なので、新幹線16両編成は夢のまた夢でした。 しかし、思い出の新幹線から16両編成へ手を出そうとした際に思わぬ出物に出くわしたのです。 前持ち主がお子さんと遊ぶために買ったものの、興味を示さなかったことなどを理由に手放すべく出品されていたのが、このN700系16両編成でした。普通にセット品を探して組成するよりもはるかに安い値段で出品されていて、何より落札しそうな人もいない…思い切って飛びついてしまったのです。 このN700系は実車を再現するべくカプラーが特殊です。当然、連結するのは簡単ではありませんし、走る走行環境(レンタルレイアウト)を選ぶ、なかなかの曲者です。しかし、完全な形で連結して走らせれば、後々出てくる同じく関水金属(KATO)製のN700Aにはない、優雅な走りをするのです。この仕様のN700系を勧めることは出来ません。同じ会社のN700Aや、TOMIX製の方を勧めます。自分もこの車両の評判を知っていたら手を出すことはなかったです。しかし、走行環境云々で手懐ける事さえできれば、他の製品にない良さを見せてくれます。
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JR東日本スーパーエクスプレスレインボー
実車は国鉄最末期の1987年3月にデビューしたジョイフルトレイン。翌月の国鉄分割民営化後はJR東日本尾久客車区に所属。EF81-95及びEF65-1019号機が専用牽引機として真っ赤な車体に形式を大書きされたデザインの塗装となった。(以後はSERと略する) 団体専用列車は無論、臨時急行列車などへ利用され、1993年の『めぐり愛エクスプレス』ではSERの3両と寝台及び座席車、そして『夢空間』3両とで編成されて運転された。そして1999年7月16日には14系寝台客車5両を中間にはさんだ12両編成で『欧亜国際連絡列車』として運転されている。その後も多くの団体及び臨時列車に使用されていたが、2000年3月31日の団体臨時列車を最後に引退。しばらくは保留車となっていたが、2001年7月15日付で廃車となった。 専用牽引機EF81-95号機及びEF65-1019号機だったが、その後は1019号機の老朽化に伴い、1998年にEF65-1118号機が新たに専用牽引機となり、1019号機は役目を終えて引退・廃車された。その後はブルートレインの牽引を含めて活躍。客車の廃車後も専用塗装のまま活躍を続けていたが、EF65-1118号機が2015年10月17日に修理不能の故障を起こして廃車。現在ではEF81-95号機のみが残存している。 模型は2002年頃にKATOから再販された際に、SER客車及びEF81-95号機及びEF65-1019号機を購入。翌年に発売されたEF65-1118号機も購入。基本的には専用牽引機との組み合わせで走行が主となっている。この客車の事を知ったのは、鉄道ファン1999年9月号辺りの『徹底追及』辺りのコーナーで、EF65-1019号機の特集がされているのを見た時だった。実車に乗ることも見ることも出来なかったが、模型をレイアウトなどで走行させることで、往年の輝きを思い出させてくれるアイテムとなりました。
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KATO 165系パノラマエクスプレスアルプス
実車は国鉄末期の1986年に、急行型電車165系から改造されて誕生したジョイフルトレイン。 団体臨時列車の運用は無論、個人利用向けの臨時列車として使用することも考慮されており、1990年7月22日の三鷹車両区開設20周年記念号として、中間に同じ165系改造の『なのはな』を挟んだ12両編成で運転。1993年には山梨県の観光キャンペーン時の臨時急行「しんせんやまなし」号として、中間に167系「メルヘン」を組み込んだ10両編成となって運用されるなど、様々な列車で使用されていた。2000年には日本テレビ系列で放送された「高校生クイズ2000」で、戦いの場へと高校生たちをいざなった「特Qファイヤー」号として使用された。 2001年に引退後は富士急行へ譲渡され、3両編成2本へ分けられて諸改造及び塗り替えを行ったうえで『フジサン特急』として再デビュー。富士急行の看板列車として2016年2月まで活躍をつづけた。 自分にとって印象深いのは、2000年の高校生クイズで同社を使用して運転された番組の団体臨時列車「特Qファイヤー」でした。車体のどこかに急行型電車の面影を残しつつ、展望車と大きな窓を持つ明るいカラーの列車はインパクトもすごかったのでした。 機会があれば入手したいと思っていた車両だったので、手に入った時は嬉しかったのでした。 写真は2018年6月10日、ホビーセンターKATO東京店のレンタルレイアウトで試運転した時のものである。
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