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ローゼンケーニッヒ 缶バージョン
まず目に留まるのは美しい缶。その缶を開けると薔薇戦争をモチーフとしたシックなコンポーネントがその姿を見せる。 さて、こうなると期待するのがそのゲーム性だが、ドローによる運要素、数字計算能力、先読みの戦略など、絶妙なバランスで盛り込まれていて、その面白さは枚挙に暇がない。 時間的にも3,40分はかかり、考えたり祈ったりブラフをかけたり、細かい神経も必要となるので疲労は中々であるものの、勝った時の喜びは大きい。 私は2人用ゲームが好きだが、その中でもこれは相当お奨めする。自信をもって面白いといえる作品である。 写真は珍しい缶バージョン。 最近ではもっと大ぶりなデザインの箱でローズキングというイケてない名前で売っている。 ローゼンケーニッヒ、ヴンダーカンマーぢゃ無いけど、 ドイツ語の語感って良いよね。 マインナーメイストドラえもん。
ボードゲーム コスモス 不明粟津 知大
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モダンアート メイフェアーゲームズ
ディレンマを大切にするクニツィア作、競りゲームの祖ともいえる作品。 リメイクされカードゲームにもなったが、それによって一層オリジナルの面白さが明らかになった。 コンポーネントも中々洒落ている。画商というテーマも良い。私は必ずロンドン銀行にする。 この手のゲームは一見、他人との駆け引きを重要視しがちだが、実はどれだけギリギリのところで少しだけかすめ取るか、という自分との駆け引きが重要である。 序盤は様子見、数千ドルの積み重ねで最後まで逃げ切るか、後半強い札で逆転するかは手札と要相談。しかし、何事も100パーセントということはなく、自分が押していた絵が紙切れと化すこともしばしば。 人数が増えれば増えるほど、他人の行動を推察する必要もあり、単純なようで奥深いところもある。ただ一つの欠点は、どうしてもダブルオークションのパワーバランスが頭一つ抜けている点か。 写真は珍しいメイフェアーゲームズ版である。 こちらはなんと未開封。 ニューゲームズオーダーのもので遊んでいるからだ。 スタンプスは持ってないかって?そこまで買いませんよ。
ボードゲーム メイフェアーゲームズ 不明粟津 知大
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切人がきた!!
「魔太郎がくる!!」の派生作品。 この話では切人に焦点が当たっていて、甘井というサラリーマンをあの手この手でいじめから救うといった内容である。勧悪懲悪的な世界観も藤子A先生らしい。 本家魔太郎でも、切人が味方になる回は実に頼もしくて好きだが、こっちはそれのやや緊張感に欠けるバージョンと言ったところか。
漫画 小学館 不明粟津 知大
