Goran Bregovic / Music Inspired And Taken From Underground (1995)

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Goran Bregovic / Music Inspired And Taken From Underground (1995)

エミール・クストリッツァ監督の5作目映画「アンダーグラウンド」(1995年)のサントラ。映画「アンダーグラウンド」は「ドリー・ベルを憶えているかい?」(1981年)「パパは出張中」(1985年)「ジプシーのとき」(1989年)「アリゾナ・ドリーム」(1993年)に続くもの。

ゴラン・ブレゴヴィッチはバルカン・サウンドとロックを融合させるような音作りが魅力の音楽家。本作ほのか、ジョニー・デップ出演の変テコ映画「アリゾナ・ドリーム」や鬼気迫るイザベル・アジャーニの怪演が印象的な映画「王妃マルゴ」などで音楽を担当しています。

映画はカンヌ映画祭でパルムドールを受賞しているものの、バルカン半島の複雑な民族の歴史に対する知識がないと理解できない寓話的物語で難解な作品、でした。一方でサントラは「初めて聴く」ような珍しいロマ調のブラス・サウンドで、当時大いに話題になりました。

冷戦終結後、1990年代にヨーロッパの秘境であった東欧の音楽がようやく西欧になだれ込み一般化していくという流れがありましたが、そうした音楽的潮流の最初期を捉えた記録とも言えると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=IqrAsSC04yg

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    woodstein

    2020/4/25

     ゴラン・ブレゴヴィッチは、本作よりあとも何作かの映画音楽を担当しているのですが、サントラ盤CDは見つけられませんでした。90年代後半には、外盤を扱うCDショップの棚をそれなりにみていたのですがね。おそらく、出版されなかったのだと思いますが、エミール・クストリッツァ監督作品か否かというのが、少なからず影響したのかな。

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      くっきいレコード

      2020/4/26 - 編集済み

      私の棚も、ブレゴヴィッチ~クストリッツァのコラボの最後の作品はこの「アンダーグラウンド」でした。またブレゴヴィッチの最新CDは2002年の作品でした(それ以降は追いかけていなかったので、いまがどうなっているのか存じません)。。"Life Ia A Miracle"のサントラのライナーにゴラン・ブレゴヴィッチはクストリッツァより年上で、クストリッツァが映画で成功する前にロック・バンドのリーダーとして成功していたこと、また「ブレゴヴィッチと喧嘩別れしたらしく」と書かれていました。クストリッツァやクストリッツァの「No Smoking Orchestra」とブレゴヴィッチの音楽が近すぎるのは、以前から違和感がありました。遠い世界の日本には伝わってこなかっただけで、クストリッツァが音楽的に剽窃をしたとかしなかったとか、そういうことを契機に仲違いした・・・・と勝手に思っています。もちろん全くの想像ですが。

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