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YAMAHA MS-5 & NS-15
まるで古き良き亜米利加な佇まい。かつどこか北欧の雰囲気も残しつつ、今を持って洗練されたデザインのステレオシステム。しかしれっきとした純国産・Made in Hamamatsu。なんといってもこのスピーカーのコーンは通称「ポンせんべえ」と言うらしいのです。日本人で良かった。
1960年代Hirokicks
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AIWA TRP-3001
やはりそこはアイワですから、このカテゴリーに。70年代、エアチェックが盛んに行われていた頃はカセットデッキの性能が非常に重要視されていました。特にナカミチ、ティアック、アカイ、そしてこのアイワもカセットデッキに特化したメーカーでした。そんなアイワだからなし得たこの組み合わせとデザイン。レシーバーに堂々とスロットインタイプのデッキを配置する潔さに当時のアイワがどれだけカセットデッキの性能に自信を持っていたのかが伺えます。
1970年代Hirokicks
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AUDIO-TECHNICA AT-SP35
古くから無指向型のスピーカーはありましたがそのルックスはどこかスペーシーなものが多いですね。JBLやテクニクスなどの角形でもビクターのGB-1のような球体型でも360度から音が出るという仕組み自体に夢がありますね。このAT-SP35はさらに小技をきかせて、壁掛けもできるようになっています。オーディオテクニカはカートリッジやヘッドホンが有名ですがそういったアクセサリーメーカーだからこそ意表を突いてこのようなユニークなモデルが出せるのかも知れません。
1980年代Hirokicks
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SANSUI SP-50
サンスイのスピーカーといえば、この天然木の格子グリルですね。こういったデザイングリルはパイオニアやJBLなどでも見かけますが、サンスイのそれはどこか和風でありながら、同社のブラックボディのアンプなどともバッチリマッチする、なんとも洗練された気品を感じさせてくれます。実はグリルはネジ止めになっていて、外すとすごく地味な顔になるのも、サンスイらしい(?)部分だったりして。
1960年代Hirokicks
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PIONEER PD-TO5
もはやCDプレイヤーの時代ではなくなってしまいましたが、80年代の創成期には、この単純な構造の中にいかに独創的なアイデアを組み込んで、高級感を出すか、みたいな時代がありました。中でもパイオニアをはじめとする「ターンテーブル式」のプレイヤーはひと手間アナログ的な儀式もあり、ありがたみがありました。
1980年代Hirokicks
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MARANTTZ Model 6100
マランツのレコードプレイヤーというのもあまり見かけませんが、アンプなどのラインナップと共通のデザインイメージ、色づかい、フォントに至るまで、マランツのアイデンティティーが伝わってきます。どこかアメリカナイズされたデザインは、重厚な無垢の家具なんかと合わせるとバッチリキマる・・・と勝手に決めつけています。
1970年代Hirokicks
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PIONEER PL-1400
レコードプレイヤーのダイレクトドライブ方式が主流になったのは、パイオニアのPL-1200が比較的手の届きやすい価格で発売されたのがきっかけではないでしょうか。このPL-1400はその兄貴分みたいなモデルで、1200や1250などと同様に木目を生かしたスクエアなデザインが特徴です。
1970年代Hirokicks
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TRIO KA-800 & KT-700
どちらかといえば落ち着いたデザインが多いトリオですが80年代という新しい時代の夜明けを感じさせる全面にアクリル板を採用した洗練されたパネルデザイン。特にチューナーはそのライトアップされた佇まいとともに現代でも充分に通用する美しいものでした。70年代の金属的なボタンがいっぱいのものもいいのですが素材の進化によってデザインにバリエーションが出てきた80年代もまた見逃せない時代なのです。
1980年代Hirokicks
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LUXMAN PD-272
ラックスマンのレコードプレイヤーは今も昔もコントラストがはっきりしていて美しいですね。もう「何も足さない、何も引かない」デザイン。21世紀になって、レコードが主流ではなくなってから、逆にターンテーブルのデザインが自由になっていきましたが、こういった前世紀から変わらない、エバーグリーンなデザインこそ大切にしたいモノです。
1980年代Hirokicks
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SANYO STRANGER T4100
ラジオとカセットとテレビでラテカセ。これでテレビがカラーだとカラカセ、ラジオとカメラでラジカメ。しまいにはソロバンと電卓でソロカルなんてのもありました。何でもくっつければいいという、自由な発想ができた時代でした。ところでこのラテカセは一時期ちょっとしたブームでソニーのジャッカル、ナショナルのトランザムは結構有名でした。でもこのサンヨーのストレンジャーはマニアックですね〜。しかもステレオスピーカーです。さすがにこれはやり過ぎです。
1970年代Hirokicks
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AUREX RT-CDW500
スクエアなボディに丸いスピーカーを配したいわゆる「バブカセ」の中でもシンプルなデザインですがやはりポイントは「オーレックス」ブランドという希少性。・・・と思いきやこちらはシャープのOEMでした。それでもラジオとCDも聞けて、テープもダビングできて迫力のステレオスピーカー(AST)搭載、という至れり尽くせりの内容。蓋を全部開くとまるでロボコンに登場したガンツ先生みたいです。
1980年代Hirokicks
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YAMAHA AST C-25
一時期(というか今も)ヤマハのAST(アクティブ・サーボ・テクノロジー)にはまっていて、その独創的なデザインと相まって多くの機種を拝ませてもらいました。コンパクトなものから超巨大なスピーカーまで様々なラインナップがありましたが、最も知られた(?)ものはこのCシリーズではないでしょうか。梨地の塗装が傷つきやすいのが難点ですがこのすばらしいデザイン性。やめられません。
1980年代Hirokicks
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AIWA TPR-255
当時のBCLブームに対するアイワの解答がこんな、ある意味トゥーマッチなカタチになったのでしょうか。遙か遠い国から流れてくる短波放送のジングルなどをなんとかして録音したい、という思いは誰にでもあったはず。(たぶん)後発でソニーやナショナルからも立派なカセット付受信機が出ましたが、さすがアイワは「まずカセットありき」という男気が際立っていました。
1970年代Hirokicks
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WELTRON 8TRACKS PLAYER
「スペーシー」「レトロフューチャー」などのキーワードがピッタリはまるウエルトロンのオーディオですが、謎の多い同メーカーの中でも、さらにマニアックなモデル(型名不明)がこちら。ウエルトロンにしては木目調だったり比較的落ち着いたデザインですが、両サイドのスピーカーがロボパー(しかし例えが古い)のように飛び出すギミックとか、ある意味宇宙的。
1970年代Hirokicks
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CRYSLER CE-5a II
クライスラーというメーカーもスピーカー一筋、みたいなイメージがありますね。主に正面部分にグラフなどを使ったグラフィック処理がされていたり、カバーが着せ替えできたりと、1960年代からユニークなアイデアが取り入られていました。どうしてもデザイン性が目立ってしまいますが、音もなかなかの実力派で当時はファンも多かったようです。
1970年代Hirokicks