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YAMAHA YP-D3
1978年に39,800円という低価格でこれだけ洗練されたデザインのダイレクトドライブ方式のレコードプレイヤーがあったとは。ヤマハは常に洗練されたデザインイメージがありますが、これのすごいところは回転数を検知するストロボ用の穴をターンテーブルの上面に置き、それをデザインの一部としたところ。他のボタンも整頓されており、しかもカートリッジも標準装備。コスパ面も含めて極めて上等なパッケージだと思います。
1970年代Hirokicks
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YAMAHA TC-800GL
この頃は日本の電気、クルマ、カメラなどのメーカーが海外の有名工業デザイナーにデザインを依頼することが多く、特にジウジアーロと並んでマリオ・ベリーニは日本人の感性に近い優秀なデザインを多く残してくれました。中でも最も有名かつベリーニらしいモデルがこれ。流体力学だか人間工学だかよくわかりませんが人間の自然な導線までも考えたパネルデザイン・・・なのかな。この時代のベリーニさんは他にもヘッドホンやラックなど特にヤマハの名作を数多く手がけています。
1980年代Hirokicks
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YAMAHA MS-5 & NS-15
まるで古き良き亜米利加な佇まい。かつどこか北欧の雰囲気も残しつつ、今を持って洗練されたデザインのステレオシステム。しかしれっきとした純国産・Made in Hamamatsu。なんといってもこのスピーカーのコーンは通称「ポンせんべえ」と言うらしいのです。日本人で良かった。
1960年代Hirokicks
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YAMAHA CS-50
ぱっと見は安っぽいレシーバーのようですが、パタパタ式のタイマー時計が付いていたり、なんと言ってもメインスイッチがバイクのキーのように抜き差しできる仕様だったりと、少年がときめきそうなアイデアが盛り込まれています。オーディオのYAMAHAとバイクのYAMAHAは実は違う会社なのですが、このCS-50が発売された時期はまだ仲が良かった(?)のかもしれません。こちらも当時は専用のスピーカーとセットでコンポーネントとして発売されていました。
1970年代Hirokicks
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YAMAHA CR-1000
これぞ史上最強のステレオレシーバー。1975年当時でなんと18万円という値段。この白木のCRシリーズは400、600,800とあって、その親玉にあたるのがコイツです。要するにCA1000とCT1000というヤマハの フラッグシップモデルを2in1にしたモデル。これでもかというほどボタンやバーを詰め込んだフロントパネルは上品とか洗練とかを通り越してもはや貴族のような煌めきです。
1970年代Hirokicks
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YAMAHA B4 & C4
この時期のヤマハのセパレートアンプは個性的でありながら、同じブラックフェイスで組み合わせができ、選ぶ楽しみがありました。個人的にはこのB4とC4の組み合わせが一番好きです。こうやって並べると実にいい・・・。中にはB6のようなピラミッド型のデザインを採用したものもあり、ヤマハのデザインに対する姿勢がバシバシと伝わってきます。まあ、ここまで来るともはやB級ではないのかもしれませんが・・・。
1970年代 1970年代Hirokicks
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YAMAHA AST-SC30
ヤマハが80年代後半に提唱したYST、ASTというシステムはとてもいいものでしたが、専用のアンプやカートリッジが必要でなかなか定着しませんでした。おそらくこの時代のヤマハ製品はGKデザインが担当していると思いますがいかにもデジタルとアナログの境目を感じさせる独特の素材や造形がとても魅力的に映ったものです。特にこのSC30は奇抜なデザインながらも音も良くあらゆる面で「インパクト大」なモデルでした。
1980年代Hirokicks
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YAMAHA AST C-25
一時期(というか今も)ヤマハのAST(アクティブ・サーボ・テクノロジー)にはまっていて、その独創的なデザインと相まって多くの機種を拝ませてもらいました。コンパクトなものから超巨大なスピーカーまで様々なラインナップがありましたが、最も知られた(?)ものはこのCシリーズではないでしょうか。梨地の塗装が傷つきやすいのが難点ですがこのすばらしいデザイン性。やめられません。
1980年代Hirokicks
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YAMAHA A-5D/E & T-3
ヤマハのオーディオは今も昔もエッジが効いたデザインが多いですね。70年代の前半までは試行錯誤していたようですが、この頃からアルミの質感を活かした直線的かつシンプルなデザインが主流になりました。このA-シリーズは他のヤマハのチューナーやターンテーブルなどの機器との組み合わせ(デザインバランス)もしっかり考えられていました。これはバラバラに買った物を組み合わせた状態ですが当時はラックに組み込んで「PASSAGEシリーズ」としてシステム化されていました。デザインのトータルバランスという意味ではヤマハが一番だと思います。
1970年代Hirokicks
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WELTRON 8TRACKS PLAYER
「スペーシー」「レトロフューチャー」などのキーワードがピッタリはまるウエルトロンのオーディオですが、謎の多い同メーカーの中でも、さらにマニアックなモデル(型名不明)がこちら。ウエルトロンにしては木目調だったり比較的落ち着いたデザインですが、両サイドのスピーカーがロボパー(しかし例えが古い)のように飛び出すギミックとか、ある意味宇宙的。
1970年代Hirokicks
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VICTOR SX-3
70年代のスピーカーには多くのベストセラーが生まれました。代表的なものでダイヤトーンのDS-251や ヤマハのNS-10M、NS-1000Mなどがありますがそのデザイン性や斬新さからいえばこのSX-3が一番ですね。白木のエンクロージャーはキズやヨゴレが目立つのが難点ですがコントラストの効いたデザインとその機能性(いい音!)でベスト&ロングセラーになったのも納得の一品です。
1970年代Hirokicks
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VICTOR FF-700 & JL-F45
日本にもこんなに洗練されたステレオデザインがあったんですね。発売は1975年頃で、当時はこのレシーバーを中心にレコードプレイヤー、スピーカー、ラックをセットにした「システムコンソール」という名で発売されたようです。デザイン的にはかなりB&OのBeoMasterを意識しています。私はデザインが共通のDDプレイヤー「JL-F45」と並べて優越感に浸っておりました。
1970年代Hirokicks
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TRIO KA-800 & KT-700
どちらかといえば落ち着いたデザインが多いトリオですが80年代という新しい時代の夜明けを感じさせる全面にアクリル板を採用した洗練されたパネルデザイン。特にチューナーはそのライトアップされた佇まいとともに現代でも充分に通用する美しいものでした。70年代の金属的なボタンがいっぱいのものもいいのですが素材の進化によってデザインにバリエーションが出てきた80年代もまた見逃せない時代なのです。
1980年代Hirokicks
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TOSHIBA SOUND750GS & GTV
「ナナハン」という響きがシンプルにカッコ良かった時代、似て非なる兄弟ラジオが発売されたという・・・そんなウワサを確かめたくて東京は芝浦方面に旅に出ました。しかし並べてみればそれでもう満足。これもコレクターの悲しい性か。
1970年代Hirokicks
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TOSHIBA ACTAS 2880
メカメカしててワイヤレスマイクが付いていてラジオがAM/FM/SWの3バンド、というのが少年の条件でした。ソニー、サンヨー、ナショナル、日立、三菱、シャープ・・・その中でもこの東芝のアクタスシリーズは一番目立っていましたね。こちらはマイクもアンテナもパラボラアンテナも付いていないジャンクですが、こういったラジカセを担いでスーパーカーやSLの音を本当に録りに行く輩もいたんでしょうか。自分は一生懸命「パックインミュージック」を聞いていましたが・・・。
1970年代Hirokicks