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SONY CFS-F5
バブル前夜のステレオラジカセです。まだCDもないので機能はいたってシンプルですがこの時代は各社とにかく「迫力のあるいい音」を追求していてスピーカーのサイズがどんどんデカくなっていきました。おかげでいわゆる「ラジカセ」っぽくなくなるのですがそれでもさすがソニーはソニーらしいデザイン。堂々としていますね。
1970年代Hirokicks
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TECHNICS SL-7
テクニクスのリニアトラッキングプレイヤー。ジャケットと同じサイズで発売されたSL-10の衝撃はその美しいデザインと相まってそれはそれは大きなものでした。SL-10がウルトラマンならこのSL-7はセブン的な存在で機能的にも素材的にも十分満足させてくれるものでした。さらにSL-5、SL-3の弟やSL-15のようなゾフィー的な存在もいて今でもファンが多いシリーズです。
1970年代Hirokicks
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TECHNICS SB-X1
クールなスピーカーですね〜。こういった金属質な色と木目のコンビはアンプなどでは良く見ますがスピーカーはこれとクライスラーの一部で見られるぐらいですね。とにかくこの頃のテクニクスは何でもリニアフェイズ設計で小さいのからデッカいのまでみんな立体的なデザインでした。それが次世代ではいきなり平べったいコーンになるんですからね。まあ、デザインが良ければ多少ポリシーが変わってもいいんです。
1970年代Hirokicks
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NATIONAL SC-400
最もステレオが売れた70年代は老若男女問わず、純粋に「音楽を楽しむ」ことが身近であった時代ともいえます。このSC-400は特に女性にターゲットを絞り、白を基調として、難しい配線などをなくしたデザイン・ステレオです。みんなこんなステレオでカーペンターズとか原田真二とかポール・モーリアとか聴いていたんだろうなぁ。こういったモデルこそがデザイン的にも時代をしっかりと映すB級オーディオの魅力的な部分なんですよね。
1970年代Hirokicks
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YAMAHA B4 & C4
この時期のヤマハのセパレートアンプは個性的でありながら、同じブラックフェイスで組み合わせができ、選ぶ楽しみがありました。個人的にはこのB4とC4の組み合わせが一番好きです。こうやって並べると実にいい・・・。中にはB6のようなピラミッド型のデザインを採用したものもあり、ヤマハのデザインに対する姿勢がバシバシと伝わってきます。まあ、ここまで来るともはやB級ではないのかもしれませんが・・・。
1970年代 1970年代Hirokicks
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YAMAHA YP-D3
1978年に39,800円という低価格でこれだけ洗練されたデザインのダイレクトドライブ方式のレコードプレイヤーがあったとは。ヤマハは常に洗練されたデザインイメージがありますが、これのすごいところは回転数を検知するストロボ用の穴をターンテーブルの上面に置き、それをデザインの一部としたところ。他のボタンも整頓されており、しかもカートリッジも標準装備。コスパ面も含めて極めて上等なパッケージだと思います。
1970年代Hirokicks
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National RS-4100
各家電メーカーがオーディオ専用のブランド名を持っており、松下(ナショナル)はご存じ「テクニクス」でした。他社がラジカセがステレオ化するにあたり、オーディオブランドを名乗っていく傍らで、ナショナルは頑なにナショナルのバッジを着けていました。要するにラジカセはあくまでも家電、という位置づけだったのでしょうか。それにしても故郷に帰ったときのような安心できるデザイン。コーセー歌謡ベストテンをエアチェックして八神純子あたりを聞きたくなるような気分にさせてくれます。
1970年代Hirokicks
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MICRO SOLID-5
わが心の故郷、埼玉県蓮田市に本社を構えていたマイクロ精機。洗練されたデザインと間違いのない技術力でCD時代まで美しいモデルを発売していましたが、残念ながらマイクロも「今はなき」メーカーとなってしまいました。こちらのSOLID-5はベルトドライブ方式で文字通りソリッドなデザイン(ヘッドシェルもいい)の名作だと思います。
1970年代Hirokicks
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AIWA TPR-255
当時のBCLブームに対するアイワの解答がこんな、ある意味トゥーマッチなカタチになったのでしょうか。遙か遠い国から流れてくる短波放送のジングルなどをなんとかして録音したい、という思いは誰にでもあったはず。(たぶん)後発でソニーやナショナルからも立派なカセット付受信機が出ましたが、さすがアイワは「まずカセットありき」という男気が際立っていました。
1970年代Hirokicks
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AIWA TRP-3001
やはりそこはアイワですから、このカテゴリーに。70年代、エアチェックが盛んに行われていた頃はカセットデッキの性能が非常に重要視されていました。特にナカミチ、ティアック、アカイ、そしてこのアイワもカセットデッキに特化したメーカーでした。そんなアイワだからなし得たこの組み合わせとデザイン。レシーバーに堂々とスロットインタイプのデッキを配置する潔さに当時のアイワがどれだけカセットデッキの性能に自信を持っていたのかが伺えます。
1970年代Hirokicks
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MARANTTZ Model 6100
マランツのレコードプレイヤーというのもあまり見かけませんが、アンプなどのラインナップと共通のデザインイメージ、色づかい、フォントに至るまで、マランツのアイデンティティーが伝わってきます。どこかアメリカナイズされたデザインは、重厚な無垢の家具なんかと合わせるとバッチリキマる・・・と勝手に決めつけています。
1970年代Hirokicks
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PIONEER PL-1400
レコードプレイヤーのダイレクトドライブ方式が主流になったのは、パイオニアのPL-1200が比較的手の届きやすい価格で発売されたのがきっかけではないでしょうか。このPL-1400はその兄貴分みたいなモデルで、1200や1250などと同様に木目を生かしたスクエアなデザインが特徴です。
1970年代Hirokicks
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CRYSLER CE-5a II
クライスラーというメーカーもスピーカー一筋、みたいなイメージがありますね。主に正面部分にグラフなどを使ったグラフィック処理がされていたり、カバーが着せ替えできたりと、1960年代からユニークなアイデアが取り入られていました。どうしてもデザイン性が目立ってしまいますが、音もなかなかの実力派で当時はファンも多かったようです。
1970年代Hirokicks
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WELTRON 8TRACKS PLAYER
「スペーシー」「レトロフューチャー」などのキーワードがピッタリはまるウエルトロンのオーディオですが、謎の多い同メーカーの中でも、さらにマニアックなモデル(型名不明)がこちら。ウエルトロンにしては木目調だったり比較的落ち着いたデザインですが、両サイドのスピーカーがロボパー(しかし例えが古い)のように飛び出すギミックとか、ある意味宇宙的。
1970年代Hirokicks
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SANYO STRANGER T4100
ラジオとカセットとテレビでラテカセ。これでテレビがカラーだとカラカセ、ラジオとカメラでラジカメ。しまいにはソロバンと電卓でソロカルなんてのもありました。何でもくっつければいいという、自由な発想ができた時代でした。ところでこのラテカセは一時期ちょっとしたブームでソニーのジャッカル、ナショナルのトランザムは結構有名でした。でもこのサンヨーのストレンジャーはマニアックですね〜。しかもステレオスピーカーです。さすがにこれはやり過ぎです。
1970年代Hirokicks
