11年目がスタート!Don’t Look Back: First day of the 11th year with my new weapons!
初版 2022/06/13 10:14
改訂 2022/06/13 10:14
11年目のLOUD GARDENがスタートしました!
「周年日」である昨日、「ロックの日(6.9)」は木曜日だったので比較的静かに過ごしましたが、ぜひとも今日からしばらくの間は「節目の10周年!」お祝いモードで賑やかしく過ごせれば嬉しい限りです😌
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております!
11年目の初日は「最新の1着」でキメてスタートします💪
今春リニュアルされたHarrisonsの銘コレクションIndigoからセレクトした極上ダブルウインドウペーン素材で作ったセットアップです!
カジュアルテイストが強めな素材を敢えてかなりドレッシーなデザインで料理した1着、相当の自信作です!!
大切な日に渾身の新作を身につけるのはやっぱり気持ちがいいものですね〜!!
そういえば、このシューズも最近購入したものです。
元々は単色(かなり薄いベイジュ)だったのですが、ふと思い立って自分でブラウンとダークブラウンの2トーンにしました!
ベイジュが気に入って買ったにもかかわらず一回も履くことなく色を変える。。。
酔狂ですよね(笑)。
が、しかし、そしてよくよく見ると素人仕事というのがバレると思いますけれど、とってもいい具合の2トーンに仕上がっていると思います。
また、マスク、シャツ、ネクタイ、ポケットスクウェア、ソックスはすべてドットでまとめました😎
という今回のスタイリング!どうでしょうか!?
なかなかいい感じですよね😉
では、僕の顔はお目汚しになると思いますので、服だけをご紹介しましょう!!
僕の最新作は ↓こちら↓ であります!
ご覧の通りに色違いの2素材を使って作りました。
具体的には、「ジャケットとヴェストはブラウンベース」で「ボトムスはベイジュベース」で作りました。
もちろん、それぞれの素材を「クロス使い」するギミックも満載です😎
では、そのギミックも含めて、オーダーメイドならではのエキサイティングなディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう!!
カラークロス(上衿裏のフェルト生地)はネイヴィブルーのダブルウインドウペーンにしました。
カラーとパターン、具体的には「表素材のダブルウインドウペーンがネイヴィブルーなこと」と「このカラークロスもダブルウインドウペーンなこと」がセレクトの決め手でした!
ファッション/スタイルは、とりわけオーダーメイドは「ストーリーが大事!」。
神はディテイルに宿る。
僕が大事にしている2つの信条を体現したディテイルです😉
思わず「衿立て」をしたくなります。
胸部のアップです。
上衿と胸ポケットに使用したボトムス用のベイジュベース素材。
ハイゴージライン&ワイド巾(10.0cm)のピークトラペル。
ネイヴィブルーのフラワーホール(衿穴)。
実際に細いロープを入れて構築しているロープドショルダー。
等々、盛りだくさんの胸部です!
それにしても。。。
かっこいい素材ですよね😉
上前(ウワマエ:左手側の前身頃)のラペル(下衿)裏には、このセットアップのテーマであるDon’t Look Backという刺繍を入れました!
僕はいつもこの位置にその服のテーマを刺繍で記録しています。
今回は10周年のシーズンに作る1着だったのでDon’t Look Backにしました。
Don’t Look Back。
いい言葉ですよね!
そして。。。
LookのLが小文字なのはご愛嬌ですね(笑)。
これ、「僕の指図が間違ったか?」と思って指図書をチェックしたそうではなく、どうやら職人さんの間違いだったようです。
直してもらうことも考えましたが「不完全の美」も悪くないなと思い直し、このままにすることにしました。
この10年、不完全の連続でしたしね😊
そんな僕にふさわしい “Don’t look Back” であります!
ポケットです。
下前(シタマエ:右手側の前身頃)の腰ポケット上にはアウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)をつけました。
腰ポケット下のヒドゥンポケット(下画像に見えている一番下のポケット)は両サイドにつけました。
いずれのポケットも両玉縁はボトムス用のベイジュベース素材を使用しました。
ポケットのアングルはかなりの急傾斜(腰ポケットの前後差は6.0cmに設定しています)にしました。
と、これまた盛りだくさんのポケットです!
ライニングはでっかいスカルプリントにしました!
本当は “♡ Camo” silkの新色にしたかったのですが、誰かさん(←私です!)の仕事があまりに遅く断念。。。
でも、このセットアップはネイヴィブルーがキイカラーになっているのでこのライニングが正解だったかも!!
色柄自体が最高にクール&ロックンロールですしね!!
「エレガントなジャケットのライニングが極めてロックンロール!!」という大きなギャップがスーパーナイス!!
ですよね!?
ヴェストです。
ヴェストはヴェリークラシックなラペルレス&8ボタン×4掛けのダブルブレステッドにしました!これなら、例えばネイヴィブルー無地のオッドヴェストとしても活躍してくれそうです!!
あ、体型変化(バルクアップ&デブり)のせいで昔作ったスーツのほぼすべてが着られなくなってしまった(泣)ので、ネイヴィブルー無地のスーツがないや(笑)。
50歳&10周年だから、「いつか自分のご褒美に!」と昔憧れたあの素材のネイヴィブルー無地で作ろうかなぁ???
ボトムスのディテイルです。
最近お気に入りの「ボタンフライ仕様 + グルカパンツ仕様」で作りました!
オススメです!!
先日、このセットアップを着て広尾にあるキューバンスタイルのバーに行ったら大好評でした😊
名刺がわりになる服。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAの得意技です💪
皆さまもぜひ名刺がわりになるパンチのある一着をオーダーしてみて下さい!!
以上です。
◆本日の一枚◆
11年目をどの音源から始めるか。。。
まったく悩みませんでした。
2010年頃だったでしょうか、「このままA WORKROOMを続けるのか」「険しいに違いないけれどより自由な新しい路を進むのか」を悩み始めた頃に何度も繰り返し聴いた作品BRUCE SPRINGSTEENのWorking On A Dream(2009年作品)以外にないと思ったからです。
「Working On A Dream/夢に取り組んでいる(あるいは夢を追い続けている)」と歌うBOSSにどれだけ力をもらったことか!!
そして、僕はBOSSの言葉を胸に秘めて後者を選びました。
あれから10年以上の歳月が経ったけれど、果たしてまだWorking On A Dreamという気持ちのままでいられているか。。。
自問自答したいと思います!
#11周年
#2022
LOUD GARDEN
主宰する岡田亮二は、英国の名門ブランド/ビスポークテーラーGIEVES & HAWKES/ギーヴス&ホークスの日本展開におけるチーフデザイナー/マーチャンダイザーを10年近く務めた後、国内アパレル会社と共同で自身がディレクションを行うブランド/テーラーA WORKROOM/ア・ワークルームを立ち上げ、自身の名前を冠したコレクションをフィレンツェで年2回開催されている世界最大級のメンズウェア見本市Pitti Immagine Uomo/ピッティ・イマジネ・ウォモに4シーズン出展、イタリア最大部数を誇る日刊紙Corriere della Sera/コリエーレ・デラ・セラが「注目のデザイナー」として紙面でフューチャーするなど活躍、2012年に自身が理想とする場所を作るべく完全インディペンデントとなりLOUD GARDENをオープンさせた。
自由な発想、ロックテイスト、そして、大人の色気に彩られたエモーショナルな作品群と「エキサイティングカルチャーの交差点」とでも呼びたくなるような尖った店舗は、数多くのミュージシャンや俳優、フォトグラファー、ライター、料理人といった「表現者」たちの琴線を刺激、まるでジャムセッションのような岡田との注文のやり取りに魅了された錚々たる人物たちが顧客名簿に名前を連ねている。
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