滋賀県大津市田上 笹間ヶ岳 水入り煙水晶①

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昭和55年7月13日採取と紙が貼ってあります。1980年なので、40年以上前の採取品ですね。

笹間ヶ岳のハイグレード品である全面テリツヤ、松茸気味にくびれた形、途中に白の石英になりかけながらも再び成長したと思しき白いモヤ(4〜6枚目の部分)、長石を噛んだのか白いモヤがかった粒が見られる錐面、クリアかつとても濃い煙部分…そしてその結晶の中には水が入っていて…

これでもか、と特徴満載の水晶です。

貼られた紙に書いてある「水◯」は「水入」だったのでしょう。

どんな水晶でも、ミクロ単位の水は内包されていると聞きます。肉眼で見える水は極めて稀ですが、エレスチャル水晶のように、生成過程が非常に長い(ゆっくり時間をかけて成長した)ものは水が入りやすいようです。

永い間、笹間ヶ岳で成長したのでしょうね。

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