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フランスビンテージのソーイングボックス
1960年代頃の仏製ソーイングボックス。ビーチ材。開けると中身全体が見わたせる。メイクボックスとして使用。 ソーイングボックス自体は、英国製をはじめ、アンティークアイテムとしては珍しくない。もちろん、裁縫箱として使用できる。 ただ、現代だと取手つきで細かいものを収納でき、見やすい構造的にメイクボックスや工具箱として使うのに便利。 この製品は、脚などがアーコールの家具に似ているデザイン製の高さと、仕切りが多いのが気に入った。 惜しむらくは、購入したあとに二段だと気づいた。このデザインで三段構造だったらベストだった。 とはいえ、深めの箱形のメイクボックスに手当たり次第にアイテムを入れていたときより、すっきりものが片付いてよかった。 上が平らなのでベッドの横に置くと、スマホなどをちょい置きするにもちょうどいい。
ソーイングボックス ヤフオク 2022ofugutan
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ヌーマイト
ヌーマイトは漆黒に流星のような青や緑のフラッシュが入り、神秘的な美しさがある石。 1982年にグリーンランドのヌーク地方で発見された。和名は角閃石片麻岩(かくせんせきへんまがん)。 近年まで見つからなかったのは、地球温暖化のために溶け出した氷河の下から発見されたからとか。 そのいっぽう、約25億年前から存在していたと言われ、地球で見つかった石のなかで最も古い部類になる。 グリーンランドで近年発見されたパワーストーンというと、ほかには赤くて紫外線で色味が強くなるタグチュパイト(ツグツパイト)がある。ものすごく価格があがっているので、15年前ebayで見たとき、買っておけばよかった……。 今は安価で気軽に手に入るヌーマイトも産出量が少なく、すでに枯渇傾向とも。今後手に入れにくくなる可能性はあるので、蒐集品として入手しておいた。 #鉱物
鉱物 5.5〜6.5 ヤフオクofugutan
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スワロフスキーのフグのフィギュリン
スワロフスキーのガラスのフグの置物。 リアルとデフォルメのバランスが秀逸。242面のカットの繊細さに、鼻の穴までちゃんと作られているこだわりが良すぎる。 ペットとしてフグを飼っている者の目から見て、プクッとした体や上から見るとツンと突き出た口、尻尾がちょっと曲がってるところとか(フグは尻尾を舵取りに使うので、くいっと曲げる動作をよくする)、製作者はよくわかってると感じる。 目はブラッククリスタルで、ボディはクリアクリスタル。直径は親指くらい。 スワロフスキー、フグで検索するともう一種類出てくるけど、そっちは金魚っぽくて自分は惹かれず。 フグ好きとしては、丸っこければフグってわけじゃないのだ。 公式の定価は1万円くらいだったのに、現在廃盤のため、今見たら2.5万〜5万以上で売っててびっくり。高級魚! ちなみに、私はヤフオクのBOOKOFF出品で3000円台で入手。いい買い物をした。 #フグ #スワロフスキー #フィギュリン
ガラス細工 スワロフスキー ヤフオク(BOOKOFF)ofugutan
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Fin du Monde(世界の終わり)ポストカード :ハレー彗星の接近の風刺画
1910年にハレー彗星が地球に接近したときの「ハレー彗星パニック」を表した風刺画。フランス製のポストカードです。 当時、彗星の接近のせいで地球上の空気が5分ほどなくなるという噂がながれ、欧米で大騒ぎに。日本でもこれもとに、自転車のチューブを酸素ボンベにするなんて物語も。なお、ドラえもんでもネタとして採用あり。 Fin du Mondeのポストカードは数種類あって、これはその中の1つ。いずれもハレー彗星パニックの風刺画だけど、絵が異なります。 これは、彗星から逃れるため、月に行くために風船屋さんからこぞって風船を買って、地球から脱出しようとしています。 ユーモラスで、可愛らしさもある絵ですね。 #天文 #アンティーク #フランス #ポストカード
ポストカード ヤフオク 2022ofugutan
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19世紀のレッドトパーズの指輪(人工石?)
このように爪の高い指輪のデザインは、1890年頃のビクトリアンジュエリーによく見られる。 また、この指輪は幅広いがとても薄く、ひだにしてそのまま爪にすることで、ボリュームをもたせている。 1ドル80円台の円高のとき、今の時代では手に入りにくい宝石が、アンティークの指輪だと入手できる目的で購入。レッドトパーズは現代だと基本的に着色加工されているからだ。 しかし、手元に届いたこちら、石の質感に硬さや冷たさを感じず、軽いキラキラさから人工石ではないかと推察。ペーストガラスかとも考えたが、まったく触ってひやっと感がないのだ。 また、10kで金以外の成分が多く、銅の含有率が高いのか、赤みがかったゴールド。 ヒダの部分にも変色があるが、特に指輪のサイズを直した部分に強い変色も見られる。 そんな特徴を見ていると、最初のオーナーはあまり裕福ではなく、予算の中やっと作った指輪で、何度もサイズ直しをしながら受け継がれてきたのかなあと思う。 なお、イギリスは9Kが多いので、10Kだからイギリスのデザイン影響を受けているアメリカ製の可能性もあり。 #アンティーク #ビクトリアン #18世紀
アンティークジュエリー ebay 2011ofugutan
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アールデコの幾何学ダイヤリング
イギリスのアールデコ時代(1915〜30)の指輪。この時代の指輪に見られる、ポピュラーな典型的デザイン。 アールデコ時代の指輪はトップが平べったく、ミルグレインを細かく入れて左右対照な幾何学デザインが多く見られる。 指があたる下部は丸く穴があいてるのもあるが、これは金貼りのため、とてもつけ心地がいい。 輪っかの部分は9Kゴールドで、トップの青みがかったダイヤが設置された部分はプラチナ。プラチナが使われるようになったのはエドワーディアン時代(1900s)から。 プラチナは柔らかいので繊細な細工が可能になり、ヴィクトリアン時代の重厚なものから、このような繊細なデザインの指輪が作られるようになった。 なお、イギリスのアンティークジュエリーは9Kのものが多く、18Kはハイジュエリーで高級品。また、一時期のみに15Kがある。 #イギリス #アンティーク #指輪 #アールデコ
アンティークジュエリー ヤフオク 2021ofugutan
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デモルチェライト・イン・クォーツ
近年、とても人気のあるデモルチェライトが内包された水晶。個人的にルースにされるより、このように原石の表面を磨き、水晶の形が生かされたものが好き。 最近は手に入りやすい価格のものも多いが、これはまだ名があまり知られてないときで、いい値段だった。 しかし水晶の形がよく、デモルチェライトもきれいに入っており、氷の中の青い樹氷や草原のような世界が広がっている。 ゲームの世界だと、冷気を発する氷属性アイテムってこんな感じなのだろうな。 #ガーデンクォーツ #水晶
鉱物 ネットショップ 2018ofugutan
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グランディディエライトの指輪
1902年に発見された当初は透明な部分の少ない鉱物品質だったが、2014年という近年、宝石質のものがとれる新たな鉱床が発見される。 2015年にフォーブスでレッドベリル、ターフェアイトに次ぐ世界で3番目に希少な宝石として評価を受けた。 高温、低圧の極めて限定的な温度と圧力の条件下でしか成長せず、非常に希少な石とされる。 とはいえ、2021年現在、市場には宝飾品に加工されたものや宝石質のルースがかなり出ているし、小粒なら少し背伸びすれば買える程度の価格。それなりに採掘されてるのでは、と思う。 むしろ、流通当初の半透明なルース標本の方が珍しくなった気がする。 角度によって濃さや色が変わる多色性と、光が複屈折するダブリング(ジルコンやスフェーンで見られる)という2つの特徴を持つのが珍しい鉱物。 1、2枚目は蛍光灯、3枚目は太陽光。 #指輪 #希少石 #レアストーン
0.11くらい 宝飾品 7.5ofugutan
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アンダリューサイトの指輪
見る角度によって色が変わる、多色性の石の1つ。 メインカラーが茶褐色の中に緑っぽい色が混ざり、落ち着いた秋色な雰囲気がする(18KPGだとなおさら)。 多色性の石は人気があるものが多いが、アンダリューサイトはちょっと地味なため、宝飾店が頑張ってPRしていても認知度はいまひとつな印象だ。 1〜3枚目は蛍光灯、4枚目は太陽光。 #指輪 #多色性 #レアストーン
宝飾品 ベーネベーネ 6.5 – 7.5ofugutan
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ブラックオパールの指輪
オーストラリア、ライトニングリッジ産のブラックオパール。最近、オパールというと手頃な値段のエチオピア産がよく売られている。 オパールは水を多く含むため乾燥に弱いとされるが、エチオピア産は水分が多く、オーストラリア産は少ない。オパールがとれる場所のオーストラリアは乾燥しており、その乾燥に耐えたものということで、オーストラリア産はひびわれにくいと言われる。 ブラックオパールは、地色と遊色に差があり、遊色に赤が出るものほど評価が高い。これは小粒で地の色はグレーで薄いが、遊色には赤が見られる。 なお、オパール、特にブラックオパールは偽物が多く注意。プラスチックの真ん中だけオパールのスライスを入れたり、片側にだけ入れたりするトリプレットやダブレットなども流通している。これはそうでないのを確認したうえ、「下に母岩が見られる」本物。 それにしても、オパールは写真に撮りにくい。1〜3枚目は蛍光灯、4枚目は太陽光。
宝飾品 6.5 ヤフオク(ストア)ofugutan
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ファントムクォーツ
水晶はさまざまなものを内包して、成長することが多い。ガラスドームのような箱庭的な世界が好きだ。 ファントムクォーツ(和名:幻影水晶・山入水晶)は、透明な水晶の中に、何重にも幻影のような模様(ファントム)ができる石を言う。 水晶の結晶が生成される過程で何らかの理由で成長が止まり、再び成長を開始すると、その境目に気泡やほかの物質が閉じ込められることがある。 山型のファントムとなるのは、水晶の結晶の尖った形が跡として残るため。つまり、ファントムは水晶自身の過去の姿の幻影といえる。 これは中の山が緑色なので、クローライト(グループ名・和名は緑泥石)かフックサイトだろうか。 雑貨屋のパワーストーンコーナーで無造作に入っていた水晶たちの中から掘り出し物。二重の山が面白いと思った。 #水晶 #クローライト #ファントムクォーツ
鉱物 横浜の雑貨屋 2009ofugutan
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ツァボライト
正式にはグリーン・グロッシュラー・ガーネット。タンザナイトのように、発見地「ツァボ野生動物公園」にちなみ、ティファニー社によって「ツァボライト」と命名された。 加熱や含浸処理など何も処理をしなくとも美しい鉱物。しかし、緑のガーネットは光の分散率が非常に高いデマンドイドガーネットが人気なため、いまひとつ存在感が薄いのが不憫だ。 このルースは柘榴石と呼ばれるガーネットのころんとした原石に近いカットで、かなり見応えがある。 #ガーネット #ルース #宝石
0.751 宝石ルース 7.25-7.5ofugutan
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キリスト降誕を知る3人の善き羊飼い
『ルカの福音書』では、キリストの誕生を最初に知ったのは3人の羊飼いたちと言われ、さまざまな芸術の題材になっている。 "キリストが生まれたその晩、ベツレヘムの野原では羊飼いたちが野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていました。すると羊飼いたちの前に御使いが現れて、キリストの誕生を告げました" でも、このガラススライドでは3人は星を見ているのですよね。羊がいるから羊飼いだと思うのですが。 『マタイの福音書』では、"キリストがベツレヘムで生まれた直後に、東方の3博士は今まで誰も見たことがないような明るく輝く星を西方の空に見て、救世主の降誕を知った"とのことで、このスライドの絵は2つが混ざっているような。 私の蒐集は「驚異の部屋」を目指しているものの、人形と宗教系は家に置くのは消極的。これはそんな中で珍しい宗教系アイテム。 星が描いてあって天文要素があるのと、彩色がアートとしてきれいだと思ったため購入。テーマ的にクリスマスに飾りたくなる。 #宗教 #クリスマス #キリスト教 #ガラススライド #幻灯機
ガラススライド Andart 2019ofugutan
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非加熱タンザナイト
タンザニアのメレラニ鉱山で発見された青色のゾイサイト。タンザナイトは流通名である。 ティファニー社がタンザニアの名峰キリマンジャロの夕暮れ時の空の色に見立て、『タンザナイト』と名付けた。 『多色性』を持ち、見る角度によって青や紫の色に変化する。太陽光だと青みと透明感が強く、白熱灯の下だと紫が強くなる。 ただ、多くのタンザナイトは色の向上のため、加熱されている。 非加熱の方が多色性が強いと聞いたので、非加熱とされるものを入手。角度によって色の濃さがかなり変わり、ちらっと赤紫っぽい色が入る。 なお、タンザナイトはトルコ石と同様、12月の誕生石になっている。 #宝石 #タンザナイト #誕生日
0.33 宝石ルース 6.50〜7.00ofugutan
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ムオニナルスタ隕石
紀元前約100万年に現在のスウェーデンとフィンランドの国境にある、スカンジナビア北部に落下したとされる。4回も地球の氷河期を経験してるのだとか。 鉄とニッケルを多量に含むオクタヘドライト型隕石(八面体晶隕鉄)においてみられる特有の模様、ウィドマンシュテッテン構造が美しい。 同様の模様ではギベオン隕石が有名だが、偽物が多いので注意。すでにこの模様がある=ギベオンとして流通名になってる状況感がある。 ムオニナルスタ隕石の方がギベオン隕石よりもウィドマンシュテッテン構造が細かい傾向。 総回収量は230Kgで多くないのと、飛散地域が北極圏なので探知が難しく、流通量は少なめらしい。 名前の由来はムオニオ川周辺で見つかったことから。模様を楽しむために写真のようにスライスか、球状に加工して売られている。 #隕石 #天文 #宇宙 #ウィドマンシュテッテン
隕石 ミネラルショー 2013ofugutan
