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フランスビンテージのソーイングボックス
1960年代頃の仏製ソーイングボックス。ビーチ材。開けると中身全体が見わたせる。メイクボックスとして使用。 ソーイングボックス自体は、英国製をはじめ、アンティークアイテムとしては珍しくない。もちろん、裁縫箱として使用できる。 ただ、現代だと取手つきで細かいものを収納でき、見やすい構造的にメイクボックスや工具箱として使うのに便利。 この製品は、脚などがアーコールの家具に似ているデザイン製の高さと、仕切りが多いのが気に入った。 惜しむらくは、購入したあとに二段だと気づいた。このデザインで三段構造だったらベストだった。 とはいえ、深めの箱形のメイクボックスに手当たり次第にアイテムを入れていたときより、すっきりものが片付いてよかった。 上が平らなのでベッドの横に置くと、スマホなどをちょい置きするにもちょうどいい。
ソーイングボックス ヤフオク 2022ofugutan
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アールデコの英国製の星の指輪
今日は七夕なので星のアイテムを。ベゼル(石座)が星型になっている珍しい指輪。1900年代初頭のイギリス製。 出品者は数多くの英国のアンティークリングを扱ってきたが、星型のベゼルは初めて見たとのこと。 星の中心には小さいダイヤモンド。材質は9kで中心はWG、周囲はYG。 水引きのような曲線があわさった細い指輪で、細身の指にきれいに収まるデザインになっている。 花や星など自然な物と曲線の組み合わせで、アールヌーボーぽさを感じる。 #アンティーク #イギリス #指輪 #アールデコ
アンティークジュエリー ヤフオク 2021ofugutan
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ヌーマイト
ヌーマイトは漆黒に流星のような青や緑のフラッシュが入り、神秘的な美しさがある石。 1982年にグリーンランドのヌーク地方で発見された。和名は角閃石片麻岩(かくせんせきへんまがん)。 近年まで見つからなかったのは、地球温暖化のために溶け出した氷河の下から発見されたからとか。 そのいっぽう、約25億年前から存在していたと言われ、地球で見つかった石のなかで最も古い部類になる。 グリーンランドで近年発見されたパワーストーンというと、ほかには赤くて紫外線で色味が強くなるタグチュパイト(ツグツパイト)がある。ものすごく価格があがっているので、15年前ebayで見たとき、買っておけばよかった……。 今は安価で気軽に手に入るヌーマイトも産出量が少なく、すでに枯渇傾向とも。今後手に入れにくくなる可能性はあるので、蒐集品として入手しておいた。 #鉱物
鉱物 5.5〜6.5 ヤフオクofugutan
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英国ビンテージのポールハンガー
イギリスのミッドセンチュリー時代のポールハンガー。 上部がもっと古い時代のベントウッドで作られたイギリスのポールハンガーの定番デザインを踏襲している印象。 ただ、支柱の部分はギリシャの神殿の柱ぽいとも感じる。3つのパーツに分類でき、支柱は経年で少しななめになっているものの、十分使える。 色合い的には、自分がメインで集めている19世紀末〜20世紀初頭の家具より、カントリー系の家具に合うかとも思う。 あまり場所をとらず、濡れたアウターなどをかけておけるポールハンガーが欲しかったが、家具は英国アンティーク(100年以上)〜ビンテージ(100年未満20年以上)で集めているため、手頃な価格で見つけたときはこれだ、と購入。 やはり使い勝手がいいため、玄関近くで実用品として活躍している。 #イギリス #ビンテージ #家具
アンティーク家具 ヤフオク 2017ofugutan
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フランスの古いサーベル型ペーパーナイフ
1920〜1950年頃のフランス製。真鍮でできたサーベル型のペーパーナイフ。 ペーパーナイフは、魔法の杖みたいなものなど、遊び心を感じるものが多いけど、このサーベルを模したデザインも中2心がそそられる。 持ち手の部分は縦に削り取ったような線が見られるので、おそらく削り出しで作られている。 刀身には、羽のような模様が彫られている。 振り回すとヒュッとけっこういい音が鳴るので、本当に武器になりうるんでは。 なお、真鍮の文房具は時を経た現代でも実用できるものが多いのが魅力。価格もほかのアンティークなものより手頃な傾向もあり。 #フランス #vintage #antique
アンティーク文房具 ヤフオク 2022ofugutan
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フランスのアンティークな活字箱
推定19世紀頃のフランスの活字箱。コンパクトな中に金色の混じった文字とピンセットが収まっていて美しい。 活字は基本的に鉛合金だが、金色のは真鍮か合金に銅を含んでいるのだろうか? ハンコのように文字を彫り込んだ活字を並べて版を作り、インクをつけて印刷する手法を「活版印刷(かっぱんいんさつ)」という。 15世紀にドイツのグーテンベルクが近代的な活版印刷技術を開発してから、20世紀半ばまで印刷の主流だった。 活字をひとつずつ拾う作業は大変だが、『銀河鉄道の夜』でジョバンニがその「文選」というアルバイトをしている描写がある。 ---ジョバンニはすぐ入口から三番目の高い卓子(テーブル)に座った人の所へ行っておじぎをしました。その人はしばらく棚をさがしてから、「これだけ拾って行けるかね。」と云いながら、一枚の紙切れを渡しました。 ジョバンニはその人の卓子の足もとから一つの小さな平たい函をとりだして向うの電燈のたくさんついた、たてかけてある壁の隅の所へしゃがみ込むと小さなピンセットでまるで粟粒ぐらいの活字を次から次と拾いはじめました。---宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より 実用品ではないのだけど、ジョバンニの気持ちで文選をしてみたくて。 文選をしてみた動画はこちら。 https://www.instagram.com/reel/CeIhWXdFxbj/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 活字を見ると、フランス製なのでフランス語独自のアルファベットもあるけれど、残念ながらXだけなかった。 また、正確な生産年代はわからないが、箱に使われてるのがマイナスネジ。基本マイナスネジが使われる時計や楽器でもないため、プラスネジが普及する1935年(特許)前のものと思われる。 以前投稿した、フランスの19世紀末の望遠鏡の箱に似てるので、それくらいの時期と推定。 https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/75?theme_id=33900 活版印刷は20世紀後半になって、DTPや複写機の発達で衰退。しかし、温もりのある味わいが欲しいと名刺や芸術の分野で残っている。 歴史と当時の技術のコレクション。仕事でDTPをやってたことも思い入れに影響してるかも。 分類は博物が正しいのだろうが、文字というジャンルから、文房具や印刷物の隣が合う気がする。とりあえず「文房具」のコレクションルームに入れる。 #技術 #印刷
昔の技術 A. GRAIC ヤフオクofugutan
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18世紀頃のフランスのトランプ(ハートのキング)
1700年代後半から1800年代はじめにフランスで刷られたトランプ。絵柄はハートのキング。 木版で合羽刷りされている。合羽刷りとは版画の技法でステンシルと同じ方法。水に強い型紙に模様を描き、切り抜いた型紙の上から刷毛で絵の具を塗って刷り出す。 出品者によるとフランスのコレクターから譲られたもので、このような16世紀から19世紀の合羽刷りの西洋カルタは近年は本当に見かけなくなったとのこと。数字は見られても、特に絵札はレアなのだとか。 絵柄が全身像になっているのが古い印。これが、19世紀の中期(1840年代頃から)になると、半身像が向き合う現代の形のトランプに変わっていくそう。 あたたかみのある色と配色がマルセイユ版タロットぽい。このタロットも16〜18世紀に作られたものなので、恐らく技法は同じだからだろう。 なお、タロットとトランプの起源は同じところからだが、トランプのハートはタロットのカップ(聖杯)に値する。カップのキングは情の深い男性。感情や心の幸せ、周りに左右されない想い。 ハートのクイーンや別のスートのキングやジャックなど、ほかのカードも出品されていたが、デザインに1番惹かれたのと、求めるものに近い意味を持つため、ハートのキングを選んだ。 専門店でマット加工と額装をされたそうで、絵画の雰囲気。壁掛けやスタンドができるようになっている。 #印刷物 #フランス #アンティーク
印刷物 ヤフオク 2022ofugutan
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フランスの石筆ホルダー
フランス製の古い真鍮の石筆ホルダー。「石盤と石筆」の投稿の後編なので、そちらもご覧いただきたい。 https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/104?theme_id=36293 石筆ホルダーは現代の鉛筆ホルダーのように、短くなった石筆をはめこみ、伸張させて使えるようにする道具。 先端が分かれており、石筆をリングで固定する。これで折れた石筆も安心して使える。 また、太さが増すので、石筆そのままよりペンに力が入って書きやすい(instagramの2枚目の動画参照)。 https://www.instagram.com/p/CbWac1NJtI5/?utm_medium=copy_link 1920〜50年代のものとのこと。真鍮でできていて、中央に文字が彫られている。 中に入っている折れた石筆はmade inの表記があり、ポルトガル製だった。 さて、石筆といえば、現代でも建築現場で道具として使われている。 ただ、白くて若干透明感のある滑石(かっせき)なので、アンティークで見る黒っぽい石筆とは原料が異なるのではないかと。 余談であるが、『大草原の小さな家』シリーズでは、主人公が前髪を切ったとき、石筆を熱してカールをつける描写があった。 熱に強い材質なのだろう、と子ども心に実物を見てみたいと思ったのであった。 #アンティーク #フランス #文房具 #博物蒐集 #antique
アンティーク文房具 ヤフオク 2022ofugutan
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石盤と石筆
石盤と石筆は現代の生活においても活用できるので、長らく探していた。日本では明治から昭和初期までノートの代わりに使われていた筆記用具である。 元祖タブレットといえるかもしれない。iPadのデザインは明らかに石盤をモデルにしていて、そっくりだ(隣はiPad Air)。 スレート(珪酸質粘板岩)という建材にもされる石の一枚板で作られており、さわるとひんやりしている。 スレートを使った石盤の入手は今のところそれほど難しくないが、数は減ってきているという。むしろ、アンティークの石筆のほうがなかなか市場に出てこない。 これは、黒板消しもあわせて、セットでヤフオクに出品されていたのを落札。 実際に筆記してみると、チョークのような柔らかさはなく、ひっかく感じなので、音が若干気になる(Instagramの2枚目の動画参照)。 https://www.instagram.com/p/CbSgdGbpDff/?utm_medium=copy_link とはいえ、昔の子どもの追体験ができるのはよい。文字は意外と黒板消しできちんと消える。 ところで、石盤といえば『赤毛のアン』でアンが赤毛をギルバードにからかわれ、頭に叩きつけるシーン。痛いけど、大怪我はしないだろうという印象だ。 出品者によると、この石盤はフランスアンティークショップから購入とのこと。石筆が星条旗デザインでアメリカのものなので、石盤もアメリカからフランスに渡ったものの可能性もある。 アメリカとフランスのアンティークの石盤は似ているため、区別は難しい。この石盤は両面が無地だが、いずれも片面がマス目のものもよく見る。 しかし、19世紀くらいの古いイギリスの石盤は、フチが丸くなく、角ばったフレームのものもある。 この石盤は板がきれいなので、1940年代くらいのものでは?と思っていた。しかし、意外なことに石筆を調べたら1860年くらいのなかなか貴重な古いものらしい。 最悪なことに、落として折ってしまい。予備のためアメリカのebayで同じものを購入したが、生産年代の違いからか、若干太さが違う。 テープで巻いて、紐でぐるぐるにして書くことはできるが、心もとないと思っていたところ、いいアイテムを見つけた(以下リンク先の石筆ホルダーの話に続く)。 https://muuseo.com/home?card_id=1268754 #antique #アンティーク #博物蒐集 #文房具
アンティーク文房具 ヤフオク 2022ofugutan
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羽毛恐竜か白亜紀の鳥類の羽入り琥珀 :バーマイト
ミャンマーの白亜紀の地層から発掘された羽入り琥珀。組織がはっきり確認でき、羽の形も美しい。 バーマイトは、ミャンマーのカチン州フーコンバレーと呼ばれる地域でのみ産出される琥珀のこと。産出される琥珀の中でもっとも古いという。 琥珀の産地はバルト海やドミニカが有名だが、バーマイトは産出量が少ない上、だいたい中国へ輸出される。しかもミャンマー政府は原石の国外持ち出しを厳しく制限しているそう。 さらに、いつまで入手できるか懸念もある。 約1億年前の恐竜の羽や新種のカニ、昆虫が続々発見され、バーマイトは古生物学者から注目されているが軍事問題で物議を醸しているということ。 ミャンマーは国軍と少数民族で内戦状態が続いていて、ミャンマーの琥珀について書いた論文を拒否する科学誌があるなど、琥珀の研究をボイコットする動きがあるそうだ(2021年朝日新聞より)。 https://www.asahi.com/amp/articles/ASPCD678JPCDULBJ00K.html ということで、価格3万円は予算オーバーだったが購入。恐竜の羽だけだったら2万円くらいのもあったが、この琥珀は羽の形がそのまま残っており、一目惚れだったのだ。 写真2、4枚目はバックからライトで照らしている。 ブラックライトをあてたら、ドミニカのブルーアンバーと同様に蛍光が認められた(写真5枚目)。 写真6、7枚目はヤフオク掲載の写真。顕微鏡で拡大されたものかと。いかにもフェザーである。 #化石 #琥珀 #恐竜 #博物 #理科
約15×7×2mm 化石 ヤフオクofugutan
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Fin du Monde(世界の終わり)ポストカード :ハレー彗星の接近の風刺画
1910年にハレー彗星が地球に接近したときの「ハレー彗星パニック」を表した風刺画。フランス製のポストカードです。 当時、彗星の接近のせいで地球上の空気が5分ほどなくなるという噂がながれ、欧米で大騒ぎに。日本でもこれもとに、自転車のチューブを酸素ボンベにするなんて物語も。なお、ドラえもんでもネタとして採用あり。 Fin du Mondeのポストカードは数種類あって、これはその中の1つ。いずれもハレー彗星パニックの風刺画だけど、絵が異なります。 これは、彗星から逃れるため、月に行くために風船屋さんからこぞって風船を買って、地球から脱出しようとしています。 ユーモラスで、可愛らしさもある絵ですね。 #天文 #アンティーク #フランス #ポストカード
ポストカード ヤフオク 2022ofugutan
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英国のベントウッド・タオルハンガー
珍しい、マホガニーの曲げ木で作られたイギリスアンティークのタオルハンガー。 アンティークやビンテージのタオルハンガー自体は、市場にけっこう出ている。 しかし、これは材質がちょっといい家具に使われるマホガニー、さらにベントウッドなのはほかに見たことがない。 ベントウッドというと、定番なのはコートハンガーや椅子。しかも、それらの材質はビーチなので、マホガニーもベントウッド加工できるのかという驚きも。 シンプルながら曲線が美しく、予想以上に気に入った家具のひとつ。 レースなんかをディスプレイするのもありだが、雨の日に洗濯物を干すなどアンティークのコレクションのなかで、もっとも実用的な活躍をしている。 オークションでイギリスアンティーク家具のショップから1万3000円ほどで即落したもので、コスパよく手に入れた蒐集品のひとつ。 #イギリス #アンティーク #家具
アンティーク家具 ヤフオク 2015ofugutan
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オイル・ランプ時計
1500年頃、フェリペ2世の寝室にもあったという、オイルの量で時間を見るランプ時計。 ガラスを囲むピューターの部分にローマ数字が刻まれており、火をともすとオイルが燃焼して減っていくので、その量から時間を見る。 銀座にあるセイコーミュージアムにも展示されているようだ。 https://museum.seiko.co.jp/collections/timepieces/collect006/ 使うときは、アルコールランプの芯を差し込んで、それに火をつける。 また、オイルはオリーブオイルやグレープシードオイルを使用とのことだ。 まだ火を灯したことはないが、灯してみた際は追記することとする。 #博物蒐集 #驚異の部屋 #ヴンダーカンマー #時計 #博物 #アンティーク
博物 ヤフオク 2021ofugutan
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デマントイドガーネットの指輪
ガーネットの仲間は10種類以上と多いが、ダイヤモンド以上の光の分散率を持つのが、デマントイドガーネット。アンダライトに分類される。 この指輪は、デマントイドガーネットが知られ始めた頃のもの。ロシア産で色が濃いが、ファイアもホーステイルもしっかりある。小粒だが最高色とのこと。石自体が発光しているかのようにぎらぎら光る。 普通の宝石はインクルージョンは嫌がられるが、デマントイドガーネットで見られる馬の尻尾のようなホーステイルインクルージョンは例外で価値があがる。 このインクルージョンは原産国であるロシア産でしか見られない。また、緑色が濃いのもロシア産。しかし、ナミビア産のほうがギラギラしたファイアはよく出る。 指輪のデザインも凝っている。曲線で小さいダイヤが脇につけられており、材質はプラチナで裏抜きなし。指に映えて付け心地がいいので、お気に入りの指輪TOP3に入る。 #希少石 #ガーネット #デマントイドガーネット #鉱物
0.25 希少石 SINKOKIofugutan
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「本物」のブルームーンストーン
長石の仲間である、ムーンストーン、ペリステライト、ラブラドライト。鉱物的には別物だが、シラー効果が見られるものが流通名としてムーンストーンと呼ばれているためややこしい。 もともとのムーンストーンであったスリランカ産の「本物」のブルームーンストーンは、多くの鉱山が閉山のため、流通が少なく、年々価格も上がっているとか。 これは、以上のことに言及した上、分析した波長のデータ付きなので本物かと。 石好きとしてはムーンストーンのアクセサリーを見ていると、本来の鉱物名の表示が欲しいなと思ってしまう。 #希少石 #宝石 #レアストーン
0.265 宝石ルース 6-6.5ofugutan
