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ゴルゴサウルス :アルバートサウルスの極めて近縁種と見るか?ジュニア・シノニムか?
白亜紀後期の北米大陸にはご存知最大の肉食恐竜であったティラノサウルスの眷属が繁栄していたが。、この恐竜はティラノサウルスとは最も縁遠いアルバートサウルスの極めて近い種族と考えられている。
ただ、産地はアルバートサウルスで有名なカナダのアルバータ州であり、その外見はアルバートサウルスとほとんど違いはない。アルバートサウルスの化石の産出数と比較しても極小であり、アメリカのモンタナ州からもそれらしいものが出ているが、明確ではない。
アルバートサウルスとの相違点は、当然化石として残っている骨を研究して導き出されるものだが、その相違の断定は古生物学者を悩ます。違いといっても、頭骨の一部と歯に認められる僅かな差異である。生息環境が似通っていて体格も近しい。これがトリロバイトのような外見上のヴァリエーションが視覚的に研究できるようなデータがあれば別だが、個体変異ととらえるか、同一種族の中の成長の過程の一時期に顕れるものとしてとらえるか、まず、同じものであるとういう結論から論証するか、異なるという信念で微差な差異を説得力のあるものとして展開できるか、学者の立ち位置によって違いが生まれる。
数年前まではボクはアルバートサウルスのシノニムであるという立場であって、画像として仕上げたものを一目見て異なるものとして提示できる自信がなかったし、今もそれはない。
でも、名前に惹かれるんだよね。強いて言えばそれだけで描いたようなものだ。
原画作成 2024.02.01
サイズ 5000×2500pix 35.8MB(tifファイル)
ライセンス販売 pngファイル adbestock/Pixta
