- Nautil_Works Museum
- 7F クリメニア目
- Parawocklumeria paradoxa
Parawocklumeria paradoxa
Species :Parawocklumeria paradoxa
Age :後期デボン紀ファメニアン
location:ドイツ/メンデン
非常にレアな三つコブ系クリメニアの中では割とたまに……それなりに稀に流通してるパラウォックルメリア属の物凄いちっさいヤツ。
この標本は5㎜くらいだが、20㎜くらいある海外コレクターの写真を見たことがるのでもっと成長するはず。
しかし、市場ではそのくらい大きな標本は見た事が無い。
20㎜前後のサイズであれば、間違いなくレア度★4以上に跳ね上がる。
因みにP.patensとして売られていたが全然違う。
ドイツのデボン紀標本全般的に言える事だが、しっかり外殻が保存されている代りに縫合線を観察するのは困難。
仮に縫合線が露出していたとして、今回の標本は小さすぎて観察困難なので、縫合線での同定は不可能。
ヘソやコブの形状でしか属種の判別ができないのだが、どの資料を見てもこの標本はP.paradoxaだと言っている様に見える。
成長に伴い巻きが変化するのかもしれないが、成長の途中で丸巻きに変化するWoklumeria(※1)やSoliclymeniaの様に成長に伴って変化するといった情報が見当たらない。
P.patensについてはゴニアタイト図鑑というWebサイトが非常に綺麗な標本として掲示されているが、それと見比べても似ても似つかない。
※画像2枚目:引用"fossilium catalogus animalia Pars 138"
※画像3枚目:引用"Impact of environmental perturbations on heterochronic development in Palaeozoic ammonoids"
※1=https://muuseo.com/Nautil_Works/items/46?theme_id=45504
