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日産チェリーバネットラルゴバン ダスキンサービスカー仕様
日産が嘗て生産・販売していた1BOXバン、チェリーバネットラルゴバンの初代モデルです。ダスキンサービスカー仕様で、1982年式を再現しています。 もともとサニーキャブ/チェリーキャブの後継として1978年に登場したバネットの上位機種が、1982年登場のバネットラルゴになります。バネットに比べ全幅を拡大しており、バンと乗用のコーチが設定されました。販売店により、サニーバネットラルゴ/ダットサンバネットラルゴ/チェリーバネットラルゴという名称がそれぞれ与えられていましたが、その違いはバン・コーチ共にヘッドライトケースの塗り分けやエンブレム類のみでした。因みにチェリーバネットラルゴはヘッドライトケース外側:シルバー、内側:黒となっています。 今回製品化されたチェリーバネットラルゴですが、スクエアな実車のスタイリングを忠実に再現しており、実車がコンパクトな車体ながらスペース効率が高い事を感じさせてくれます。ヘッドライトケースやエンブレム、スチールホイール等のリアルな再現も魅力的です。ダスキンのサービスカー(旧塗装)の再現ですが、いかにも80年代の1BOXバンという雰囲気に溢れ魅力的です。筆記体で書かれた「may I help you?」の文字が実に味わい深いです。尚、広々とした荷室スペースには清掃・衛生関連用品が積載されています。
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日産ダットサンADバン 印刷会社仕様
日産のライトバン、ADの初代モデル(ダットサンADバン)です。初代ADバンでは中期型である1985年型の再現であり、印刷会社仕様となります。 初代ADバンは1982年10月、サニーバン、パルサーバン、バイオレットバン、オースターバンの統合後継モデルとして誕生しました。取扱い販売会社毎に名称が異なり、サニー系販社が「サニーADバン」チェリー系販社が「パルサーADバン」日産系販社が「ダットサンADバン」となっていました。車名エンブレムの他、ラジエターグリルの塗装やメッキの有無など細かな違いが見られています。ボディはB11型サニーベースであり、車両型式はVB11型となっています。駆動方式はFFです。 ボディタイプとしては2ドア/4ドアバンのラインナップであり、エンジンラインナップとしては直4の1.3ℓ、1.5ℓのガソリンに1.7ℓのディーゼルが存在していました。前期型では愛嬌のある丸型2灯式ヘッドランプが特徴でしたが、1985年のマイナーチェンジで角型2灯式に改められました。更に1988年のマイナーチェンジでは、取扱い販社毎に異なっていた車名が「ADバン」に統一されています。 ミニカーでは、日産系販社で扱っていた「ダットサンADバン」仕様で再現されています。黒いバンパーに赤いストライプが入っているのがダットサンADバンならではの特徴でありその点もこだわって再現されていますが、そうした違いは余程の車好きでないと識別しにくい点であると思います。4ドア5人乗りのDXグレードを再現していますが、印刷物を積載する都合上リアシートは畳んだ状態になっています。当時のライトバンがよく装備していた、金属製のキャリアが備わっている点も特徴です。 80年代のライトバンはミニカー化自体が貴重ですが、いかにも80年代らしい直線的なスタイリングや商用車らしさ満点のスチールホイール+センターキャップがリアルに再現されているのが実に魅力的です。いかにもバンらしいシルバーのカラーリングに黒バンパー、フェンダーミラーの組み合わせも味わい深いポイントであると思います。本シリーズにおいて、魅力的な80年代のライトバンミニカーを今後も是非リリースして頂きたい所です。
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ホンダTN360 魚屋仕様
ホンダが嘗て販売していた排気量360ccの軽トラック、TN360の魚屋仕様です。1967年式の再現になります。 1963年にホンダ初の市販四輪自動車として初版されたボンネット型の軽トラックであるT360の後継モデルとして、1967年にTN360がデビューしました。4スト・直4DOHCエンジンの搭載など当時の軽トラとしては非常に型破りな車であったT360に比べると、普遍的なモデルとなっています。とは言えミッドシップレイアウトや荷台フロアをフレームとしたモノコック構造を採用するなど、ホンダらしい野心的・革新的な軽トラに仕上がっています。スタイリングは軽トラでは一般的なキャブオーバータイプですが、フロントの大きなHマークがT360の面影を感じさせます。エンジンは、軽乗用車のN360用の4スト直2OHCを搭載していました。尚このTN360はマイナーチェンジ(TN360→TNⅢ360→TN-Ⅴ→TN-7)を行いながら1975年まで生産されています。 このミニカーではデビュー時のTN360を再現しており、三方開平ボディの荷台に魚介類の入った「トロ箱」を積載した仕様となっています。淡いブルーのボディカラーが特徴であり、個人的にスタイリングやカラーがトミカのTN360を思わせます。モデルの設定としては日本有数の水揚げ量を誇る焼津漁港を有する静岡県焼津市の魚屋「魚鈴」で使用されている軽トラになります。ドアに印刷されている、鈴の漢字にかかるカッコの様な記号は屋号に用いられる「カネ」であり、この場合「カネスズ」と読む形になります。 360ccの軽トラならではの可愛さに溢れた実車の特徴を忠実に再現しており、代々ホンダ軽トラのイメージカラーになっているブルー系のカラーリングを採用しているのが実に魅力的です。この懐かしの商用車シリーズではT360、2代目アクティトラックと言ったホンダの軽トラに力を入れている印象ですが、それらと一緒に並べてホンダ軽トラの変遷を卓上で大いに楽しめそうです。
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マツダタイタン 畜産業仕様
マツダの2トントラック、初代タイタンの畜産業仕様です。1975年型の再現になります。タイタンとしては、ウォークスルーバン仕様を除くと初の立体化になります。 現在でこそいすゞエルフのOEMとなってしまったタイタンですが、1971年にE2000の後継モデルとして誕生した初代タイタンはマツダオリジナル仕様であり、非常にワイドなバリエーションを誇り力の入ったモデルでした。エンジンは92psを発生する2ℓガソリン、及び77psを発生する2.5ℓディーゼルエンジンを搭載していました。ボディカラーですが、ガソリン車がアポロイエロー、ディーゼル車はオリンピアブルーで色分けされていたのが特徴です。後にディーゼル車は排気量が2.7ℓ(81ps)に拡大されました。1977年には大幅なマイナーチェンジを実施、フロントマスクの変更と同時にエンブレムがマツダのロゴマークからMAZDAの文字に変更されています。その後、1980年には2代目へモデルチェンジされました。蛇足ながら、マイナーチェンジ後のモデルはCMキャラクターに故・山城新伍氏が起用されていました。 ミニカーでは1973年の小改良時にフロントウィンカーとポジション灯が色分けされた点が反映されており、2.7ℓディーゼルエンジン、2トン積み、リアダブルタイヤ、高床三方開仕様での再現となります。ボディカラーから一目でディーゼル車と分かる様になっています。リアルに再現された大径のタイヤが迫力を感じさせます。実車に忠実に再現されたフロントマスク、昔懐かしい○の中にmの文字が入ったロゴマークが実に味わい深いです。荷台アオリには柵が設けられ、荷台には豚が4頭積まれていますが、設定としては架空の畜産業(養豚)「有限会社河野養豚」で使用されているタイタンになります。豚の表情が無い点は惜しいですが、トラックとしての出来栄えは非常に良いと思います。 2トントラックのミニカーではエルフ、キャンター等に押され(?)モデル化に恵まれてこなかったタイタンですが、他のブランドでもタイタンのミニカー化(マツダ自社製時代のモデル)を期待したい所です。
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ホンダアクティトラック 農業仕様
ホンダの軽トラ、アクティトラック(2代目)の農業仕様です。丸目の初期型、1988年型の再現になります。vol.18の自転車店仕様とはカラーリングが異なっていますがグレードも4WD・SDXとなっており、芸の細かさがうかがえます。 1988年にモデルチェンジされ2代目に移行したアクティですが、4WDのシステムがトランスファー式のパートタイム4WDから構造が簡単なリアルタイム4WD(スタンバイ4WD)となった点も特徴です。尚、大きな駆動力を発揮するウルトラロー(UL)とウルトラローリバース(UR)の超低速ギアを持つ専用の4速MTと、リアデフロックが標準装備となった、営農用グレード「アタック」も追加されています。この世代では、先代にあった4WD+ATの設定が無くなり4WDはMTのみのラインナップとなっています。 ミニカーでは軽トラックの定番といえるホワイトのボディカラー、4WD仕様、荷台に大型タンクや動力噴霧器、ホースリール等を積載したスタイルでの再現となり、農家で活躍した実車の雰囲気が存分に味わえる魅力的なモデルに仕上がっています。リアのあおり部分においては「12VALVE REALTIME 4WD」の文字が印刷され、どこか誇らしげな印象です。神戸ナンバー仕様となっており、兵庫県淡路島の農家が使っているアクティを想定しての製品化の様です。 軽トラックが特に活躍する場である農家で使用されていたモデルの製品化というのが、特に軽トラファンに刺さる一台ではないかと思えます。質実剛健な懐かしの商用車としてはド定番とも言える仕様での再現であり、懐かしの商用車コレクションシリーズならではの魅力が強く感じられます。
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マツダニューポーターキャブ550 りんご園仕様
マツダが嘗て生産していた軽トラック、ニューポーターキャブのりんご園仕様です。1977年型の再現であり、軽自動車の規格改正に伴い大幅マイナーチェンジされた直後のモデルになります。尚、550cc版のニューポーターキャブは史上初の立体化になります。 ポーターキャブは1969年に登場し、比較的小規模のマイナーチェンジを繰り返していましたが1977年に軽自動車の規格改正に伴いビッグマイナーチェンジ、ボディサイズの拡大や排気量の550ccへの拡大がなされました。ボディカラーには、現在でもポーターキャブファンにとってイメージの強い水色が採用されました。エンジンはこのタイミングで、自社開発を止めて三菱自工製の2気筒「バルカンS」搭載になり、三菱ミニキャブ等とエンジンが共用となっています。その後2度のマイナーチェンジ(ボディカラーの白への変更、ヘッドライトガーニッシュの追加)を経ながら1988年まで生産(販売は1989年まで)されました。その後はスズキ・エブリイ/キャリイのOEMであるスクラムにバトンタッチされ、軽商用車の自社生産から撤退となりました。 ミニカーでは、軽トラックの中でも抜群の可愛らしさを誇る実車の特徴を余す所なく捉えており大変魅力的に映ります。私も、ポーターキャブといえばやはりこのボディカラーのイメージがあり、ボディカラーはやはりこの色でないとと思えます。他の方のミュージアムでも仰られていた事ですが、まろまゆげみたいなウィンカー、角丸四角のナセルに飾らせた丸いヘッドライト、通気口がポーターキャブならではの可愛さを感じさせてくれます。ボディに特定の屋号は印刷されておらず、荷台にりんごが入った木箱が積載されています。青森県の架空のりんご園で使われた車という設定の様であり、青森ナンバーとなっています。 今までモデル化に恵まれてこなかったニューポーターキャブですが、これを機に他メーカーでのモデル化も期待したくなります。
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日産キャブオール 肥料店仕様
日産キャブオールの肥料店仕様です。3代目がモデルであり、1978年型の再現になります。 1976年に登場した3代目キャブオールは、キャビン部分が2代目からのキャリーオーバーであり、実質的には2代目のビッグマイナーチェンジといった状態でした。ただし、エンジンやブレーキが強化される等、中身は着実に進化しています。1978年には、リアタイヤを小径にして荷台をフルフラットにした上荷台の高さを約78cmに抑えた「スーパーロー」を追加設定しました。尚、3代目キャブオールはクリッパーと販売店違いの兄弟車となり、更には日産ディーゼル版の「バイソン」と合わせ3兄弟を形成しました。(バイソンは、名前がバイソン=倍損と捉えられイメージが悪い為に敬遠されあまり売れなかった様ですが)1981年には後継の「アトラス」及び「日産ディーゼル コンドル」が登場し、キャブオールはこの3代目で消滅となりました。 キャブオールの3代目モデルは初の立体化であり、1978年に追加設定されたスーパーロー仕様で再現されています。スーパーローの特徴である小径リアダブルタイヤもきちんと再現され、リアのアオリ部分の「スーパーロー」ステッカーが目を引きます。実車の標準色である青い平ボディの荷台には、様々なサイズの肥料袋が積載されています。サイドには「望月肥料店」の文字が印刷されています。 現在ではトラックの生産から撤退してしまった日産ですが、嘗ては日産でも様々なトラックが生産されていた事を思い起こさせます。いかにも70年代後半のトラックならではの素朴な雰囲気が味わえる魅力的なミニカーであると思います。
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日産ブルーバードバン 910型(UCCサービスカー仕様)
日産ブルーバードとしては最後のFR車である、910型ブルーバードのライトバン仕様です。1983年のマイナーチェンジ後の後期型、DXグレードをベースにUCCサービスカー仕様にて再現されています。 1979年に登場した6代目910型ブルーバードは、癖のないスタイリングで人気を博しましたがこちらのライトバン仕様もそのスタイリングが好評を博しあらゆる業種にて活躍しました。ヘッドライトは乗用モデルと異なり丸目四灯式となっています。次世代のU11型ブルーバードバンと共に、長きに渡って日本の至る所で多く見かける存在でした。 UCC上島珈琲株式会社は1969年に世界初の缶コーヒーを発売した事でも知られており、美味しいコーヒーを中心とした飲料・食品メーカーとして多くのユーザーに愛されています。尚、サービスカーの赤い車体に入った白い帯が印象的な車体色は、1983年秋より採用されています。 このミニカーではラゲッジスペースにコーヒー豆等の段ボールを沢山積載した仕様を再現しています。各部実車に忠実に再現されており、ボクシーでいかにも80年代らしい実車の雰囲気がよく伝わってきます。特に、テールランプやフロント/リヤバンパー、スチールホイールの非常にリアルな再現が見事でありとても魅力的に映ります。 嘗てトミカでU11型ブルーバードワゴンのUCCサービスカーが存在し、そちらを思い出させる印象も受けます。910ブルーバードのミニカーといえばその殆どが乗用車系になると思いますが、こちらのライトバン仕様のミニカーも非常に魅力が感じられます。
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日産サニートラック STDボディ(B122)酒屋配達仕様
日産の小型ピックアップ、サニートラックの酒屋配達仕様です。年式は明記されていませんが、後期の角目二灯ヘッドライト仕様になっている事から1989年以降のモデルとなります。 サニーの乗用車系、ライトバンが数年おきに新型へ切り替わる中トラックは1971年登場から国内販売終了となる1994年まで何と23年にわたり基本設計を変えずに生産され続けました。それ故にエンジンも設計の古いOHVのA型を搭載し続けています。三菱初代デボネアの如く、走るシーラカンスと言っても過言では無い車でした。因みに、標準ボディの他ホイールベースを230mm、全長も約300mmストレッチしたロングボディも設定されています。 ミニカーでは標準ボディで再現され、マンダリンオレンジとホワイトのツートンが目を引きます。このカラーリングは、日光市鬼怒川温泉の酒店「栃木地酒館 登屋本店」で実際に使用されていたサニートラックをモチーフにしているとの事です。昔ながらの酒屋さんの雰囲気が味わえる魅力的なカラーリングであると思います。荷台に積載されたケースや樽なども精巧に再現されています。 懐かしの商用車として定番車種といえるサニトラですが、正に本シリーズにラインナップされるべくしてされた車種であり魅力的なバリエーションモデルであると思います。旧車としての人気の高さからカスタム仕様を見かける事も多いサニトラですが、個人的にミニカーとしてはやはりこの様な働く車としてのバリエーションが素朴でとても魅力的に映ります。
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ダイハツハイゼットバン S38V 米屋配達仕様
1976年式の4代目ハイゼットバンS38V型です。米屋配達仕様車の再現となります。 4代目ハイゼットは1971年に登場、先代モデルとは一転して丸いスタイルを採用しました。その特徴的なフロントマスクから「ドラえもんハイゼット」とも呼ばれています。1974年にマイナーチェンジされましたが、その後1976年に550ccの4ストエンジンを搭載したS40型も登場しています。360との違いはバンパーの長さと550エンブレム位であり見分けが困難でした。その後1977年に完全新規格車となった5代目が登場するものの、旧規格360と550も併売され、何と3種のハイゼットが併売されるという時期がありました。360に至っては6代目ハイゼット/初代ハイゼット・アトレー登場後も尚併売され、1981年8月にようやく生産終了となりました。これは1968年に廃止された、排気量360ccまでの軽しか運転出来ない「軽免許」所有ユーザーの為の救済策といえる対応でした。このS38型ハイゼットが最後まで生産された360cc車であり、正にダイハツの良心と言えるモデルであると思います。 ミニカーではナンバープレートが大型化され黄色ナンバーになってからのモデルを再現しています。オリーブグリーンのボディカラーがいかにも70年代らしく、良い味わいを感じさせてくれます。リアゲートに「池田精米店」の文字が印刷されており、荷室に米袋が沢山積載されているのが特徴です。小さく可愛らしい車体で、積載量目一杯に米袋を積み頑張って街中を走り回っていた姿を想像するのもまた楽しいと感じられます。
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トヨタパブリカピックアップ KP39P 塗料店仕様
1984年式となる2代目トヨタパブリカピックアップで、塗料店仕様の再現となります。 2代目パブリカシリーズは1969年に登場、後継となるパブリカ・スターレット(後のスターレット)登場までトヨタ車におけるボトムラインを支えていました。乗用モデルやバンは1978年に生産終了しましたが、ピックアップは幾度かの改良を重ねながら1987年迄生産(販売は1988年迄)されるロングセラー車となりました。ライバルは日産のサニートラックですが、人気・知名度の点でサニートラックに及ばず、モデル末期は古さが顕著になった事もあり販売面で大きく差をつけられてしまった様です。 その様な背景もあってかサニトラに比べてスケールモデル化には恵まれず、今回のシリーズで2代目パブリカピックアップ初のミニカー化となりました。ベージュのボディがいかにも昭和らしく非常にレトロな雰囲気を醸し出しています。精巧に再現されたフロントマスクやホイール等も実に良い味を出していると思います。荷台には様々な種類の塗料が目一杯積載されており、塗料缶が実にリアルです。リアウィンドウを塞ぐ程に塗料缶が積まれているのも、ミニカーならではのユニークさが感じられます。因みに、ボディサイドに書かれた名前の「高岡塗料店」ですが、パブリカピックアップをつくっていた「トヨタ高岡工場」から取った架空の工場という設定との事です。 渋めの車種が沢山リリースされている懐かしの商用車コレクションですが、このパブリカピックアップはシリーズ屈指の渋さを醸し出していると感じられます。ミニカーのモデルは一応80年代の年式になりますが、70年代っぽいレトロさが強く感じられその点もまた魅力的に映ります。
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ダットサンサニーバン VB310 (ブリヂストンタイヤサービスカー仕様)
1977年式サニーバンの、タイヤサービスカー仕様です。 サニーとしては4代目となり最後のFRモデルとなった世代のバンであり、次世代ではADバンにバトンタッチした為最後のサニーバンとなりました。あまりミニカー化に恵まれない車種であり、貴重なモデルであると思います。 ミニカーではリアシート後方のラゲージスペースにタイヤが積載されているのが特徴です。フェンダーミラーもきちんと再現されています。
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スズキキャリイ プロパンガス配達仕様
1979年式となる、7代目キャリイのプロパンガス配達仕様です。ST30型という事で、懐かしの2スト仕様になります。 トミカの往年のラインナップではお馴染みの存在であった7代目キャリイですが、1/43スケールでは初登場となります。排気量550ccの軽トラ自体1/43スケールでは大変珍しく貴重な存在であると思います。 ミニカーは1/43スケールである事を活かしシャーシまで含め細部まで拘って再現されていると思います。7代目キャリイのボクシーなスタイリングが忠実に再現されており、赤白の2トーンカラーが魅力的に感じられます。鳥居には「高圧ガス」の表示と消化器まで設置され、雰囲気十分です。 ナンバーが、キャリイのメーカーであるスズキの本社所在地となる浜松ナンバーになっているのも拘りを感じます。
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ホンダT360 ヨコハマタイヤ販売店仕様
1963年式ホンダT360の、タイヤ販売店仕様を再現しています。 荷台にはタイヤが6本積載されています。ボディーの右サイドが逆読み文字になっており、時代を感じさせます。横浜ゴムの販促キャラクター「スマイレージ」がドアに印刷されているのも特徴です。全体的にスポーティーな雰囲気を感じさせます。
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