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トヨタハイエース 内装業仕様
4代目ハイエース中期型の内装業仕様です。中級グレードのGL、1993年式を再現しています。 1989年にデビューした4代目100系ハイエースは、ワゴンが高級化路線を突き進む一方で本質のバンも実用性の高さに磨きがかけられました。1993年のマイナーチェンジではバンの外装も大きく変化し、異型ハロゲンヘッドライトや現在も使用されているトヨタのCIマークの採用などが特徴です。 今回は屋号の入っていない白ボディに黒バンパー、銀のスチールホイールの組み合わせである為、正に「ザ・商用車」と言える雰囲気に溢れています。実車の耐久性の高さ故この中期型はまだまだ見かける機会が多く、どちらかと言えば現代の商用車という雰囲気ですが、もう30年前の車であるという事に驚きです。それだけこの100系ハイエースが全く古びる事の無い完成されたスタイリングである証とも感じられます。 内装業という事で、リアシートを畳んだ状態で車内には内装ボードや軽量鉄骨フレーム等が積載されています。フロントマスクもしっかり中期型仕様となっており、現代的な印象です。尚、ナンバープレートの番号「27-79」は実車に搭載されている3L型ディーゼルエンジンの排気量となっており、ここもマニアには堪らないポイントであると思います。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
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ダイハツデルタダンプ 酪農業仕様
ダイハツが嘗て販売していた小型トラック、デルタトラックの酪農用ファームダンプ仕様です。デルタトラックとしては2代目モデルであり、2t積車であるデルタ2000の1978年式を再現しています。 1970年にトヨタの小型トラックであるダイナの兄弟車として登場したデルタトラックは、1977年にモデルチェンジされ2代目となりました。ダイナと基本設計は共通ながら、ディーゼルエンジンの一部がダイハツ製となっていました。尚、日野自動車にも「レンジャー2」としてOEM供給がなされています。フロントマスクもオリジナルデザインとなっておりデルタトラックならではの個性も演出されましたが、世間では「ダイハツ=軽自動車」のイメージが強い事もあり販売面は厳しいものでした。余談ながら、デルタトラックはこの2t積クラスのみならず、初期にはライトエーストラックOEMの750Kg積クラス、「デルタ750(セブンハーフ)」も存在しました。 今回プラモデル以外では初の立体化となるデルタダンプですが、実車の標準色であったグリーンのボディカラーが渋く魅力的です。兄弟車の4代目ダイナが先に製品化されており、ボディの基本部分が共通故に変更箇所は少ないもののデルタならではの個性がしっかり表現されています。今回農場や農園で仕様されるファームダンプで製品化されていますが、農作物や肥料等を運びやすくする為にアオリが深く設計されているのが特徴です。荷台には牧場で牛の寝床となる麦わらを丸めた「麦稈ロール」が積載されており、ボリューム感溢れる雰囲気になっています。 デルタトラックのダンプで酪農業仕様というのが非常にマニアックですが、どうせなら今度は日野レンジャー2としてのバリエーションも期待したい所です。
1/43 スパーク 2299円 宮脇書店Ratteboss
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トヨタカローラバン 食料品店仕様
トヨタが販売していた小型ライトバン、カローラバンの4代目E70系です。1979年式の食料品店仕様を再現しています。 1979年3月に4代目へフルモデルチェンジされたカローラですが、その際バンも同時に刷新されました。カローラとしては最後のFR車であり、セダン同様小型クラスでは珍しい丸目4灯のヘッドライトが特徴です。スタイリングは直線基調でありシンプルで美しいラインが魅力的です。3ドア/5ドアのラインナップとなっており、1.3ℓ及び1.6ℓの直列4気筒OHVエンジンを搭載しています。セダン同様バンも小型ライトバンクラスではNo.1の売れ行きを誇りあらゆる業種で活躍していました。セダン系が1983年にモデルチェンジしFFへ移行した後も、このバンモデルはFRのE70系のままワゴン共々1987年まで生産されました。 小型ライトバンのベストセラーであったカローラバン故製品化も当然の流れと言えますが、E70系の直線的なスタイリングにイメージカラーのライトブラウンの組み合わせが堪りません。再現されているグレードは5ドア1300DXになります。架空の食料品店「花田商店」で使用されていた設定であり、リアシートを畳んだラゲッジスペースにはダンボール箱やビールケースが積載されています。フロントドア下部にさりげなく「自家用」と印刷されている点もまた魅力的です。 今回初めて立体化されたE70系カローラバンですが、本当にどこをとっても魅力的なモデルに仕上がっていると感じられます。なかなか立体化に恵まれないライトバンも、本シリーズにおいては大切な存在である事を改めて感じさせます。今後ランサーバンの製品化が予定されていますが、このカローラバンも他のバリエーションを期待したい所です。
1/43 スパーク 2299円 宮脇書店Ratteboss
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スバルサンバー 農業仕様
スバルの軽商用車、サンバーの4代目モデルです。農業仕様となっており、1982年式のトラック標準ルーフ、2WD車(鳥居付)を再現しています。農協専売車である営農サンバー仕様となっている点もポイントです。 1982年9月にデビューした4代目サンバーは、トラックとトライ(バン)ではフロントピラーの角度が異なっており、RVユースも意識していたトライがどちらかと言えばスタイル優先だったのに対してトラックはフロントピラーを立てて実用性を強く意識した印象です。その為か、トラックのスタイリングは現代の軽トラに通ずるフロントがやや突き出た感じになっています。ヘッドライトは、トライの角目に対してトラックは丸目を採用しており可愛らしい印象です。先代末期より追加された4WDは、この4代目ではタイヤサイズが12インチ(2WDは10インチ)となり、力強い印象となっています。トラックには、こちらも先代末期からの登場となった農協専売車、「営農サンバー」が引き続き設定されています。 今回普通の軽トラ仕様で製品化された4代目サンバーですが、標準ルーフでホワイトのボディカラー、2WDならではの可愛らしい10インチサイズのタイヤの組み合わせが実に良い雰囲気です。車体前後に印刷された「営農サンバー」のエンブレムがサンバー好きには特に堪らないポイントであると思います。群馬県のキャベツ農家で使用されていた営農サンバーという設定の様ですが、荷台に積まれた沢山のキャベツ入りケースもまた魅力的です。
1/43 スパーク 2299円 宮脇書店Ratteboss
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日産サニートラックSTDボディ 東芝サービスカー仕様
日産の小型ボンネットトラック、2代目サニートラック(B120型)STDボディの東芝サービスカー仕様となります。2代目サニートラックとしては前期型、1976年式の再現になります。 本シリーズではこれまで中期型(1977〜1989年)及び後期型(1989〜1994年)が製品化されており、この初期型(1971年〜1977年)の登場により2代目サニートラックは3タイプ全てが製品化された事になります。初期型のメッキバンパー及び丸形ヘッドライトは中期型と同様ですが、バンパーにゴムブロックが無くホイールがお椀型となっている点やスピードメーターが横バー式になっている点が初期型ならではの特徴です。 本シリーズの第1号であるダイハツミゼットMP5型以来となる東芝サービスカー仕様での再現ですが、そのレトロなカラーリングが1970年代のサニートラックにも非常にマッチしている印象です。荷台には家電を梱包した様々な段ボールが積まれ、配達に向かう姿を再現した形となっています。1971年から23年もの間基本設計を変えず長期生産された2代目サニートラックですが、初期型のフロントマスクはレトロで可愛らしい印象です。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
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いすゞエルフ 青果店仕様
いすゞの小型トラック、4代目エルフの青果店仕様です。1トン積となるエルフ150、フラットロー仕様の1987年式を再現しています。 1984年7月に登場した4代目エルフは、スクエアでプレーンな面とディテールを特徴としたスタイリングにより、先代モデルに比べ一気にモダンな印象となりました。白いボディカラーが標準色に設定された点はインパクトが大きく、それまで青のボディカラーの印象が強かったエルフのイメージを打ち破っただけでなく他社の同クラスのトラックにも白のボディカラーを波及させる程の影響力を与えました。ディーゼルエンジンが全車直噴化されたり、電子制御式セミAT「NAVi5」が設定されたり等メカニズム面においても見所満載なモデルでした。尚、1987年及び1990年にマイナーチェンジを挟みながら、1993年まで生産されました。新機軸が数多く打ち出されたこの4代目エルフは、2トンクラスの小型トラックの分野におけるベストセラーの地位を更に磐石なものにしています。 ミニカーでは1回目のマイナーチェンジが実施された1987年式の中期型を再現しており、フラットロー仕様という事で後輪は小径のダブルタイヤ仕様となっています。白いエルフの愛称で親しまれた4代目エルフらしく、ボディカラーは勿論白となっています。ボディにはさりげなく青果店の屋号が入り、荷台には野菜・果物のダンボールがぎっしりと積載されています。 本シリーズでは3代目に続き2世代連続での製品化となったエルフですが、そこはやはり小型トラックのベストセラーならではと感じられます。トミカでもこの4代目が様々なバリエーションで製品化された故、ミニカーコレクターにとっても馴染み深い存在であると思います。実車デビューから30年以上経過したモデルながら然程古さを感じない完成度の高いスタイリングである事を改めて認識させてくれます。本当にいすゞファン、トラックファンにとって堪らない魅力的なモデルであると思います。
1/43 スパーク 2299円 宮脇書店Ratteboss
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トヨタハイエース オリエンタルカレー配達車仕様
トヨタの定番1BOX車であるハイエースのオリエンタルカレー配達車です。4代目H100系の初期型で、1989年式を再現しています。尚、本シリーズでは初となる、平成デビュー車のモデル化になります。 1989年8月にバン及びワゴンがフルモデルチェンジされ4代目へ移行しましたが、いずれもバブル期ならではの力の入ったモデルと言えます。ワゴンが豪華志向を強めて現在のアルファードへと繋がる高級1BOXワゴンとしての地位を固めた一方、バンも実用性を高めつつ装備を充実させ膨大なバリエーションを展開した事により、モデルライフを通じて安定した売れ行きを見せました。2004年のフルモデルチェンジまで実に15年に渡り販売されていますが、耐久性の高さ等により2023年現在でもまだまだ現役で活躍するモデルが多く見られています。 本シリーズではヘッドライトの奥まった初期型の再現になりますが、とても実車デビューから30年以上経過したとは思えない、モダンで完成された実に良いデザインであると感じられます。実車がフルサイズの1BOX故ミニカーも重量感があります。ボディカラーは「株式会社オリエンタル」仕様で特徴的な黄色と赤の鮮やかなカラーリングとなっておりインパクト抜群です。因みにこのボディカラーは現在も同社の営業車として使用されているそうです。荷室にはレトルトカレー等が入った段ボールが沢山積載されています。 流石に初期型は少なくなったもののまだまだ現役を見かける機会のある100系ハイエースですが、バブル期ならではの力の入り具合や実に機能的で全く古さを感じさせないデザイン等実車の魅力がしっかり感じられるミニカーであると思います。「懐かしの」を謳うにはやや新し過ぎる気もしますが、1BOXの代表選手であるハイエースはやはりこのシリーズに欠かせないと改めて感じられます。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
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日産ブルーバード1600SSS
日産が誇る名車の一つ、510型ブルーバードのスポーツグレード1600SSSです。4ドアセダンの1969年式を再現しています。 1967年8月に発売された3代目510型ブルーバードは歴代モデルの中でも屈指のヒットモデルとなりましたが、中でも上級仕様となるスポーティな1600SSS(スーパー・スポーツ・セダン)はラリーでの活躍もあり車好きから大いに注目される存在となりました。 ミニカーは派手なレッドのボディカラーを纏い、スポーティなスタイリングを更に引き立てている印象です。ホワイトリボンの入ったタイヤも魅力的です。各部メッキパーツが効果的に使用されている点も特徴と言えます。
1/43 ノレブ 1280円 リサイクルショップRatteboss
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日産クリッパー ごみ収集車
日産が嘗て生産していた2トンクラスのトラック、クリッパーの3代目モデルです。1980年式のごみ収集車仕様を再現しています。 1976年5月に登場した3代目クリッパーは、3代目キャブオールと兄弟車になりました。基本デザインはキャブオールと共通ながら、クリッパーのアイデンティティと言えるグリル内の十文字型意匠を引き継いでいる点が特徴です。1979年には日産ディーゼル・バイソンが登場し三兄弟となりました。1981年12月には後継車のアトラス登場に伴い兄弟車と共に生産終了となっています。 ミニカーでは実車の純正カタログ色であったグリーンのボディカラーを纏った塵芥車仕様となっており、レトロな雰囲気に溢れています。1980年6月に一部改良が施され3.3ℓのED33型エンジンが追加された最終型がモデルであり、本シリーズのvol.29で登場した兄弟車のキャブオールとは年式が変えられているのもこだわりポイントと感じられます。塵芥車特有のディテールもしっかり再現されています。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
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トヨタクラウンバン 首都高速パトロールカー
7代目クラウンのバンをベースとした、首都高速パトロールカーです。1985年式の再現になります。 7代目クラウンバンは1983年8月に乗用車系と共にモデルチェンジされ登場しました。従来通りセダンの後部を箱型にしたスタイリングとなっていましたが、7代目においては新たに2段ハイルーフを採用しスタイリッシュな外観となったのが特徴です。ガソリンエンジンは直列6気筒を搭載しています。バンと言えどもクラウンらしく、商用車らしからぬ豪華な装備もまた特徴でした。 今回首都高速パトロールカー仕様で再現されたクラウンバンですが、グリルやホイールに高級感が見られ流石クラウンといった貫禄が感じられます。起立式標識装置や車内の機材、紅白ゼブラ塗装の前後バンパーの再現も魅力的です。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
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ホンダアコードサルーン EX-L
ホンダの中型車、初代アコードの4ドア仕様であるアコードサルーンです。グレードは最上級仕様のEX-Lで、1977年式の再現となります。 初代アコードは1976年5月に、同社の小型車であるシビックの上級のポジションを担う新しいモデルとして誕生しました。当初3ドアハッチバックのみでしたが、翌1977年10月に4ドアセダン仕様であるアコードサルーンが追加されています。エンジンは1.6ℓ直列4気筒OHCで、排出ガス浄化システムである「CVCC方式」を搭載した低公害仕様となっているのが特徴です。パワーウィンドウやパワステなど当時としては先進的な装備を上級モデルに標準装備しており、ホンダの最上級車に相応しいだけの内容を持つセダンに仕上がっていました。 ミニカーでは最上級グレードのEX-Lの再現になりますが、最上級グレードならではの高級感溢れる外装がリアルに再現されまるで実車を見ているかの様な雰囲気です。特徴的な丸目四灯ヘッドライトが奥まって再現されている点にも高級感が見られます。艶のあるブラウンのボディカラーも実に魅力的です。ミニカーながら、正に(当時の)ホンダのフラッグシップらしい貫禄が感じられます。
1/43 エスワンフォー 4398円 宮脇書店Ratteboss
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日産ダットサントラック620 精肉店仕様
7代目ダットサントラック620型の精肉店仕様です。1975年式の再現になります。 7代目ダットサントラックは1972年2月に発売され、北米市場を意識した抑揚のあるスタイリングを特徴としていました。ショート及びロングの2種のホイールベースのシングルキャブトラック、6人乗りのダブルピックアップがラインナップされていました。従来からの性能や信頼性に加え、充実した装備や抑揚あるスタイリングにより620型ダットサントラックは北米市場で大ヒットとなっています。商用ユースのみならず、カスタムベースとしても注目を集めていました。 今回はボディ後半を冷蔵可能な箱型とした独特のスタイルで製品化されており、ホイールベースがロング仕様となっている点が特徴です。コルゲート仕上げの側板もリアルに再現されており、最大積載量750kgとされています。勿論フロントマスクやホイールなども実車に忠実に再現されており、抑揚あるスタイリングも相まって商用車ながらスポーティな雰囲気が感じられます。620型ダットサントラックのミニカーは様々なブランドで製品化されていますが、ボディ後半が箱型になっているモデルは珍しく、新鮮な印象を受けます。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
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マツダアテンザ
マツダのフラッグシップモデル、アテンザの2代目モデルです。2008年式の4ドアセダンを再現しています。 2008年1月に登場した2代目アテンザは、初代同様、4ドアセダン・5ドアハッチバック(スポーツ)・ステーションワゴン(スポーツワゴン)の3タイプがラインナップされていました。アテンザより上のクラスにセダンが無くなった関係で、この世代より名実共マツダのフラッグシップとなり、搭載エンジンも2ℓ及び2.5ℓのガソリンエンジンとなり若干上級移行しています。この世代では、スポーツ志向の強かった初代モデルに比べると高級感が付加された印象です。特に、初代では存在感が薄く2代目で廃止の噂もあった4ドアセダンに力が入れられ、マツダのフラッグシップに相応しいモデルとなるべく多くの面でアップデートが図られています。 このミニカーではセダンの2.5ℓ車がモデルの様ですが、ホイールデザインの影響かスタイリングはどちらかというとスポーティな印象です。とはいえ、実車同様マツダのフラッグシップモデルらしい堂々とした佇まいは感じられ魅力的に映ります。クリアパーツで再現されたテールランプの塗り分けもキッチリしており好印象です。
1/43 イクソ 1650円 HARDOFFRatteboss
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スバルサンバー 赤帽仕様
スバルの軽商用車、4代目サンバーの赤帽仕様車です。1982年式の再現であり、ハイルーフパネルバンがベースとなっています。 1982年9月にフルモデルチェンジされ4代目に移行したサンバーは、剛力サンバーの愛称で親しまれた先代の無骨なスタイリングから一転、都会的で垢抜けた印象に変化しています。バンタイプはRVテイストが強くなり、商用グレード含め全車「サンバートライ」の名称が与えられました(1987年のマイナーチェンジで、乗用ユース向けのサンバートライと純商用のサンバーバンに分離)。トラックは国産初のハイルーフタイプが導入された点が特徴で、ハイルーフ仕様は「サンバーハイトラ」の名称で親しまれました。先代末期より追加された4WDモデルは、超低速ギアのEL(エクストラロー)が新たに設定され、低速域での悪路走破性が向上しています。エンジンは最高出力29psを発生する550cc直列2気筒が搭載されていました。トラックにはホワイトやシルバーの他、ターフグリーンと呼ばれる黄緑色のボディカラーも設定され、当時の軽トラにしてはカラーバリエーション豊富でした。競合モデルをリードすべく様々な面においてかなり力の入ったモデルチェンジであったと言えます。尚、赤帽専用車も設定され、通常のサンバーに比べ耐久性が強化された専用設計のエンジンが搭載されている点が特徴です。 赤帽は正式名称で「全国赤帽軽自動車運送共同組合連合会」と称され、軽自動車運送業を行う個人事業主の共同組合です。宅配便では運べない大きな荷物や緊急搬送など臨機応変に対応しますが、基本は1台単位でのチャーターとなり、単身引越しや大きな家具の配送に重宝する点が特徴となります。 今回1/43スケールで初登場となった4代目サンバーですが、正にトミカの31番でお馴染みであった赤帽サンバーをそのまま大きくした印象です。屋根上のパイプラックやキャブ前面の「赤帽シャトル便」の文字が実に魅力的です。軽トラでは珍しい縦長のテールランプもリアルに再現されています。積荷でダンボールや電気釜、自転車が再現されており、単身引越しを想定した仕様となっています。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
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日産サニーバネットラルゴバン クリーニング店仕様
日産の小型商用車、バネットの上位車種であるバネットラルゴのクリーニング店仕様です。本シリーズで以前製品化されたチェリーバネットラルゴバンではなく、サニーバネットラルゴバンでの製品化になります。因みに1982年式の再現となっています。 小型商用車バネットの全長及び全幅を拡大したバネットラルゴは1982年に登場しており、バンとコーチ(乗用)が設定されていました。バネットがトヨタ・ライトエースと競合するのに対し、バネットラルゴはライトエースの兄貴分であったトヨタ・タウンエースとの競合モデルという位置付けでした。全幅は5ナンバー枠一杯ながら、全長は比較的コンパクトであり取り回しの良さが特徴となっていました。 今回サニーバネットラルゴ仕様で製品化されましたが、前回のチェリーバネットラルゴとはフロントの帯色やヘッドライトケース(サニーバネットラルゴは銀帯+黒枠)が異なり、兄弟車間のちょっとした違いが抜かりなく再現されているのがマニアックです。サニー/チェリー/ダットサンバネットラルゴそれぞれの差異は正直余程の車好きでないと余り気にしないポイントであると思いますが、そこまで拘るのがまた懐かしの商用車コレクションシリーズならではといった印象です。上位グレードGLの再現であり、濃紺のボディカラーにカラードバンパー、オプションのストライプの組み合わせがいかにも上級仕様といった雰囲気です。商用車ながら、乗用仕様であったコーチに近い雰囲気が見られています。 神奈川県横浜市にある架空店舗「青木クリーニング店」で使用していたという設定であり、ドアに屋号が書かれています。車内にはクリーニング済みの衣類が積載されており、濃紺の車体に真っ白な衣類の組み合わせが清潔感に溢れる印象です。
1/43 スパーク 2299円 書店Ratteboss
