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日産ダットサンADバン 印刷会社仕様
日産のライトバン、ADの初代モデル(ダットサンADバン)です。初代ADバンでは中期型である1985年型の再現であり、印刷会社仕様となります。 初代ADバンは1982年10月、サニーバン、パルサーバン、バイオレットバン、オースターバンの統合後継モデルとして誕生しました。取扱い販売会社毎に名称が異なり、サニー系販社が「サニーADバン」チェリー系販社が「パルサーADバン」日産系販社が「ダットサンADバン」となっていました。車名エンブレムの他、ラジエターグリルの塗装やメッキの有無など細かな違いが見られています。ボディはB11型サニーベースであり、車両型式はVB11型となっています。駆動方式はFFです。 ボディタイプとしては2ドア/4ドアバンのラインナップであり、エンジンラインナップとしては直4の1.3ℓ、1.5ℓのガソリンに1.7ℓのディーゼルが存在していました。前期型では愛嬌のある丸型2灯式ヘッドランプが特徴でしたが、1985年のマイナーチェンジで角型2灯式に改められました。更に1988年のマイナーチェンジでは、取扱い販社毎に異なっていた車名が「ADバン」に統一されています。 ミニカーでは、日産系販社で扱っていた「ダットサンADバン」仕様で再現されています。黒いバンパーに赤いストライプが入っているのがダットサンADバンならではの特徴でありその点もこだわって再現されていますが、そうした違いは余程の車好きでないと識別しにくい点であると思います。4ドア5人乗りのDXグレードを再現していますが、印刷物を積載する都合上リアシートは畳んだ状態になっています。当時のライトバンがよく装備していた、金属製のキャリアが備わっている点も特徴です。 80年代のライトバンはミニカー化自体が貴重ですが、いかにも80年代らしい直線的なスタイリングや商用車らしさ満点のスチールホイール+センターキャップがリアルに再現されているのが実に魅力的です。いかにもバンらしいシルバーのカラーリングに黒バンパー、フェンダーミラーの組み合わせも味わい深いポイントであると思います。本シリーズにおいて、魅力的な80年代のライトバンミニカーを今後も是非リリースして頂きたい所です。
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日産ブルーバードバン 910型(UCCサービスカー仕様)
日産ブルーバードとしては最後のFR車である、910型ブルーバードのライトバン仕様です。1983年のマイナーチェンジ後の後期型、DXグレードをベースにUCCサービスカー仕様にて再現されています。 1979年に登場した6代目910型ブルーバードは、癖のないスタイリングで人気を博しましたがこちらのライトバン仕様もそのスタイリングが好評を博しあらゆる業種にて活躍しました。ヘッドライトは乗用モデルと異なり丸目四灯式となっています。次世代のU11型ブルーバードバンと共に、長きに渡って日本の至る所で多く見かける存在でした。 UCC上島珈琲株式会社は1969年に世界初の缶コーヒーを発売した事でも知られており、美味しいコーヒーを中心とした飲料・食品メーカーとして多くのユーザーに愛されています。尚、サービスカーの赤い車体に入った白い帯が印象的な車体色は、1983年秋より採用されています。 このミニカーではラゲッジスペースにコーヒー豆等の段ボールを沢山積載した仕様を再現しています。各部実車に忠実に再現されており、ボクシーでいかにも80年代らしい実車の雰囲気がよく伝わってきます。特に、テールランプやフロント/リヤバンパー、スチールホイールの非常にリアルな再現が見事でありとても魅力的に映ります。 嘗てトミカでU11型ブルーバードワゴンのUCCサービスカーが存在し、そちらを思い出させる印象も受けます。910ブルーバードのミニカーといえばその殆どが乗用車系になると思いますが、こちらのライトバン仕様のミニカーも非常に魅力が感じられます。
1/43 スパーク 1999円 書店Ratteboss
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トヨタサクシード
トヨタのライトバン、サクシードのチョロQです。嘗て開催されたチョロQのイベント「チョロQEXPO'03」の限定モデルになります。 実車はトヨタプロボックスの兄弟車で、プロボックスがカローラ/スプリンターバンの後継車なのに対しサクシードはカルディナバンの後継車という位置付けでした。それ故にプロボックスよりやや大きいボディサイズが特徴でデザインも差別化されていましたが、マイナーチェンジでほぼ同一のデザイン、サイズとなりました。2020年にはトヨタのチャネル統合の影響を受けプロボックスへ吸収される形でモデル廃止となってしまいました。 ミニカーの世界でもプロボックスの影に隠れた印象で、サクシードのチョロQは、サクシードのミニチュアモデルとしても貴重な存在であると思います。こちらのチョロQは白一色のシンプルなボディに「EXPO'03」の文字が入っている点がいかにもコマーシャルバンらしく好印象です。フロント、リアガラス双方にワイパーが印刷されているのもポイントと言えます。グリルやトヨタのCIマークもしっかりと再現されています。
タカラ(現タカラトミー) 320円 BOOKOFF トヨタRatteboss
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トヨタプロボックス
トヨタのロングセラーライトバン、プロボックスのポケットトミカです。 シンプルなホワイトのボディに、さりげなく「TAITO」の文字が印刷されているのが特徴です。いかにもライトバンらしいバリエーションで魅力的です。
タカラトミー 88円 セカンドストリート トヨタRatteboss
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ダットサンサニーバン VB310 (ブリヂストンタイヤサービスカー仕様)
1977年式サニーバンの、タイヤサービスカー仕様です。 サニーとしては4代目となり最後のFRモデルとなった世代のバンであり、次世代ではADバンにバトンタッチした為最後のサニーバンとなりました。あまりミニカー化に恵まれない車種であり、貴重なモデルであると思います。 ミニカーではリアシート後方のラゲージスペースにタイヤが積載されているのが特徴です。フェンダーミラーもきちんと再現されています。
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