ヒデナイト(ノースカロライナ州産)

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リシア輝石の中では一番珍しい石。スポジュメンにクロムが含有されることでこのような鮮やかな緑色の発色が見られます。

この石には色々諸説がありまして、「クロムを含んだグリーンスポジュメン」をヒデナイトとする説と、「単なるグリーンスポジュメン」をヒデナイトとする説です。

後者の場合は"クロム"ではなく"鉄"が含まれることでグリーンに発色するスポジュメンも"ヒデナイト"と呼ばれることになります。しかし、国内の鑑別機関は後者の説をとりません。

クロムを含むスポジュメンは、確認されているもので米国ノースカロライナ州産のみになります。
➡︎ブラジル産やアフガニスタン産のほとんどがクロム起因ではなく鉄起因のグリーンで、鑑別書には"宝石名:スポジュメン"または"宝石名:グリーンスポジュメン"と記載されます。私も確かめたことがないので確かな事は書けませんが、ノースカロライナ州産以外のスポジュメンが"ヒデナイト"表記されるケースがあるかもしれません。しかし、私は聞いたことがないのであったとしたら凄い事です。

当該石は、鑑別書記載の通りクロムを含むスポジュメン、ヒデナイトとして鑑別されます。産地はもちろんノースカロライナ州です。これが鉄起因のグリーンスポジュメンの場合、鉱物名が"天然スポジュメン"、宝石名が"スポジュメン"または"グリーンスポジュメン"となります。

カットが汚いのが残念なのでリカットしようか悩み中です。
➡︎やはりこの石はリカットは難しいみたいです。

鉱物名:スポジュメン
宝石名:ヒデナイト
組成:LiAlSi2O6
重量:0.530ct
産地:North Carolina, USA
鑑別:日独宝石研究所

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    さるら。

    2019/02/06

    組成ひとつで色々な説があるんですね。
    勉強になります。

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      shm

      2019/02/06 - 編集済み

      コメントありがとうございます😊特にパワーストーン業界では、産地や色因となる微量元素を気にする人が少ないためか、緑色のスポジュメンはヒデナイトでいい説を取るところが多いです。ただ、宝石鑑別機関をはじめしっかりしたショップにおいては厳格にグリーンスポジュメンとヒデナイトを区別しなきゃ説をとります。大体そういう所にはマニアが多いです(笑)

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    Peak2

    2021/07/07 - 編集済み

    うん、稀に見る濃い色~
    良いヒデナイトですね

    ヒデナイトと言えば→褪色問題ですよね

    褪色するものとしない物があるってよく聞くのは
    このクロム、鉄問題と関連するでしょうか?

    我が家のヒデナイトも
    念のため 購入以来ずーっと暗所に幽閉されてます
    折角持ってるのに二度と拝めないかも?なんて
    まさにジレンマですよね

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      shm

      2021/07/07

      お久しぶりです!ありがとうございます😊
      グリーンスポジュメンの褪色なんですが、鉄起因の場合褪色しやすく、クロム起因=ヒデナイトの場合褪色しないとよく聞きますね。
      結構明るい場所に出し入れしていますが褪色する気配はありません。

      CCF(チェルシーカラーフィルター)を用いたら鉄起因かクロム起因か分かるかもしれないです。スポジュメンの場合、鉄起因の緑だと赤色をフィルターが吸収し、暖色系ライトを当てた時の色変化がないだろうと思っていますが、すいません某ラボに確認した内容からの推測です💧

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