- Sekisentei Japanese Mineral Museum
- 6F 山形県 Yamagata Pref.
- 黄銅鉱 (chalcopyrite) 日正鉱山 #0143
黄銅鉱 (chalcopyrite) 日正鉱山 #0143
黄銅鉱を主体とし方鉛鉱、閃亜鉛鉱からなる高品位な塊状鉱石で、鮮やかな金属光沢を放っています。
日正鉱山は奥羽本線の釜淵駅の北西約5kmに所在した、銅・鉛・亜鉛を主体とした鉱脈型鉱床です。「日本の鉱床総覧」によれば、発見は江戸時代末期と云われるが年代不明で、1901年(明治34年)に古河鉱業の所有となり、1917年(大正6年)に藤田組の経営となったがまもなく休山、その後断続的に稼行され、第二次大戦後1954年(昭和29年)に通洞坑を開発、1957年(昭和32年)には選鉱場が完成、同年同和鉱業の経営となって開発が進められたが、1963年(昭和38年)に休山したとされています。現地では今も山中に大規模な浮遊選鉱場跡と変電所跡が残っているそうです。
