「間宮林蔵(講談社文庫/吉村昭著)

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江戸後期、樺太はシベリアと陸続きでは無いと、後の間宮海峡を発見した間宮林蔵。
後に幕府の隠密として活動した謎多い間宮林蔵の生涯を描く物語。
間宮海峡を発見しただけでなく、実はアムール河を遡ってシベリア方面まで探索して来たことはこの本を読むまで知りませんでした。
当時の北海道へのロシアの脅威や、幕府の蝦夷政策についてもよく分かります。

吉村先生の昭和57年の作品。

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    tomonakaazu

    2025/02/04 - 編集済み

    この本も面白かったです!

    当時の現地で記録されたロシアへの脅威とか、日露戦争ものを読む時にも思い出します。この冒険家の、アイヌ人と文化に対する真摯な態度にも敬意を持ちました。

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      T. S

      2025/02/04

      ほんとですね。蝦夷を知るにはアイヌを見習え、みたいな事が書いてありましたね。
      間宮さんの探検記は、ホントに「冒険」だと思います。

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