- THOMAS POSTAGE STAMPS Museum
- 10F 世界の切手 人物J~Z、漢字
- Monroe, James (ジェームズ・モンロー)
Monroe, James (ジェームズ・モンロー)
アメリカ合衆国 1954年
ジェームズ・モンロー(James Monroe、1758年4月28日 - 1831年7月4日)は、アメリカ合衆国の政治家であり、第5代大統領(1817年-1825年)を務めました。バージニア州ウェストモアランド郡で生まれ、ウィリアム・アンド・メアリー大学で学びましたが、アメリカ独立戦争が勃発すると学業を中断し、大陸軍に参加しました。戦後、トーマス・ジェファーソンの下で法律を学び、1783年から1786年まで大陸会議の代議員を務めました。その後、バージニア州議会議員や上院議員、駐仏大使などを歴任し、外交や内政で多くの経験を積みました。
モンローは、1803年にルイジアナ買収交渉の特使としてフランスと交渉し、アメリカの領土を大幅に拡大することに成功しました。また、1811年から1817年まで国務長官を務め、米英戦争中には一時的に陸軍長官も兼任しました。1817年に大統領に就任すると、「善き感情の時代」と呼ばれる政治的安定期を築きました。彼の在任中、1823年に発表されたモンロー主義(モンロー・ドクトリン)は、ヨーロッパ諸国のアメリカ大陸への干渉を拒否するという外交政策であり、以後のアメリカ外交の基本方針となりました。
モンローは、1825年に大統領職を退任した後、バージニア州に戻り、地元の政治や教育に関与しました。しかし、晩年は経済的困窮に苦しみ、1831年7月4日、ニューヨーク市で死去しました。
