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- Roosevelt, Theodore (セオドア・ルーズベルト)
Roosevelt, Theodore (セオドア・ルーズベルト)
アメリカ合衆国 1922年
セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt、1858年10月27日 - 1919年1月6日)は、アメリカ合衆国の第26代大統領(在任:1901年 - 1909年)であり、精力的な個性とリーダーシップで知られています。ニューヨーク市の裕福な家庭に生まれましたが、幼少期は喘息に悩まされました。しかし、持ち前の意志力で健康を克服し、ハーバード大学を卒業後、政治の道へ進みました。ニューヨーク州議会議員、ニューヨーク市警察委員会委員長、海軍次官補などを歴任し、米西戦争では義勇騎兵隊「ラフライダーズ」を率いて活躍しました。
1901年、ウィリアム・マッキンリー大統領の暗殺により、当時副大統領であったルーズベルトが42歳で大統領に昇任し、史上最年少の大統領となりました。在任中、彼は「スクエア・ディール」と呼ばれる政策を推進し、企業の独占を規制し、労働者の権利を保護するなど、社会改革に努めました。また、自然保護にも熱心で、多くの国立公園や保護区の設立に寄与しました。外交面では、「棍棒外交」と称される強硬な外交政策を展開し、パナマ運河の建設を推進しました。
1906年には、日露戦争の講和会議を仲介し、ポーツマス条約の締結に成功しました。この功績により、同年、ノーベル平和賞を受賞しています。1909年に大統領を退任した後も、アフリカ探検や進歩党の結成など、多彩な活動を続けました。1919年、ニューヨーク州オイスター・ベイの自宅で60歳で死去しました。
