Railwayfanの全国SL保存探訪記 その① D51 592
公開日:2020/10/14
Railwayfan ミュージアムのオーナーわたくしRailwayfanが全国に保存されているSLの勇姿を見て巡る日記です。
第一回は山口県下松市沖の瀬戸内海に浮かぶ三日月形の陸島、笠戸島に保存されているD51です。
笠戸島。鉄道ファンなら一度は聞いたことあるのではないでしょうか。日立製作所 笠戸事業所がある場所です。笠戸事業所は島にはなく下松市の陸地側の方にあります。この笠戸事業所は国鉄時代より電車、SL、全国の新幹線車両はもちろん、私鉄車両から海外鉄道車両を製造してきました。ちなみにかつて名鉄の犬山遊園にあったモノレールもここで製造されました。
笠戸島はこの笠戸事業所の対面側にあります。
オーナーは笠戸島に来る用事があるといえば、たまーに釣りに来るくらいです。
この島に笠戸事業所で、製造されたD51が保存されてます。大城岬児童公園という公園に保存されてます。
それではさっそく、行ってみましょう。
あ、公園の写真を撮影するの忘れた!!
では、D51から。

カボチャやら飾りやらがハロウィンになってます。
ヘッドマークのデザインは近所の子供達がデザインしたそうで。
D51 592号機
車歴
日立製作所笠戸 新製 最初の配属は国鉄広島局に配置 広島区
1944-04-20 国鉄広島区 広島第一機関区(機関区分割による)
1948-07-01 国鉄広島第一機関区
1948-12-01 国鉄柳井機関区に移動
1956-11-09 国鉄柳井機関区から国鉄出水機関区に移動され出水で活躍。
1970-10-17 国鉄出水機関区から国鉄下関運転所移動 ここで入換専用機として活躍
1972-03 国鉄下関運転所から国鉄厚狭機関区へ移動。
1972-12-01 国鉄厚狭機関区で廃車廃車となる。
1973-03-12 国鉄広島鉄道管理局長と下松市長との間で無償貸与契約締結。
1973-12-01 笠戸島大城岬よいこの広場にて保存され現在に至る。
(デゴイチよく走る!!機関車データベースより引用)

(機関車データ。車歴表となります。)

(説明板の上にはナンバープレートも埋め込まれています。)
こんな説明板もありました。

おじさん?
どうやら、D51が説明板を読む人々に語りかけているようです。ここで、機関車トーマスが頭を過って行くんですが、私の脳内に停車するように彷彿させたのが、きかんしゃ やえもんでした。
ところで、やえもんの話ってアレでしたっけ。廃車を免れて博物館に保存されてハッピーエンドになる話。
デンダーに回ってみましょう。

見事に警戒色ですね。
保存車の中でも警戒色が入ったD51って珍しいのではないのでしょうか。これはおそらく下関運転所で活躍していたときに入替専用車として活躍していたからでしょうか。その時に警戒色を塗装したと思われます。
後照灯のガラスが無くなってます。
当ミュージアムに展示中の警戒色入れ替え専用蒸気機関車たち
https://muuseo.com/azuazu257/items/777

マイクロエース A9714 9600形 9633 ゼブラ塗装 | MUUSEO(ミューゼオ)
https://muuseo.com/azuazu257/items/777

https://muuseo.com/azuazu257/items/786

マイクロエース A7042 C50−66 ゼブラ塗装 | MUUSEO(ミューゼオ)
https://muuseo.com/azuazu257/items/786

デンダー部分の台車です。

このSLは運転席に入ることもできますよ。

運転席に入入りました。


さらにデンダーにも登れます。

デンダーからは下松市街が見えます。

現在、SL保存会の有志の方々により整備されています。
丘の中腹にあるので潮風のダメージはけっこう来てるとのこと。
D51を見ていると保存会の方から塗り絵とD51清掃カレンダーをいただきました。


これも、SL保存機のグッズになるわけですが、博物館以外の保存機のグッズは珍しい?
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