LP初期のジャケット その1 シューベルト/冬の旅 フィッシャー=ディスカウ

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ジャケット・デザインも、時代によって特色があると思います。
LP初期(1950年代)のジャケットをいくつかご紹介してみます。

フィッシャー=ディスカウは「冬の旅」を何回も録音していますが、これは第1回目のものです(1955年1月録音)。
国内盤 HA-1022/23 は 1956年4月新譜として東芝から発売されました。

基本的に文字やイラストによるデザインで、楽曲のイメージと同様にトーンを抑えた仕上がりになっています。別冊の解説と対訳(B5サイズ)も、同系統の表紙が添えられています。

このレコード、イギリスでは1枚半(半面はブランク)で発売されましたが、日本盤は第4面にマーラーの「さすらう若人の歌」(フルトヴェングラーの指揮)を入れるという贅沢なカップリングになっていました。当時はカッティングを国内で行っていないため、原盤通りの発売が基本だったのですが、面単位であればこうした組み替えは可能だったわけです。

値段が安かったのでロクに検盤もせずに買って帰り、ボックスを開くと帯が出て来ました(「帯付き」ならぬ「帯入り」ですね)。これが確認されている国内盤最古の帯(?)とかで、何度か写真を提供したことがあります。珍しいもののようですので、帯を巻いた画像も投稿しますが、デザインを味わうという観点からは「帯は邪魔かな」というのが正直な感想です。添付の解説書へのこだわりなどを見るにつけ、「帯も同様に作ってくれたらどんなに良かったか」などと思ってしまいます。
おそらく帯は添付品のひとつという程のものではなく、あくまで店頭での商品選びの日本語ガイド的なもの、メーカー製のコメント・カードといった程度の位置付けだったのだろうと思います。

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