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RCA 1980年版番号順総目録
RCA1980年版番号順総目録です。 発行日は1980年2月1日、発行所はRVC(株)です。 リスト・ページ数は 676 、レコードだけでなくテープも 掲載されています。 画像2~3 目次ページ 画像2は洋楽のポピュラーとクラシック。 画像3は邦楽とその他の契約レーベルです。 カメラータは、1975年に設立された (株)カメラータ・トウキョウが録音・制作したレコードです。 日本の会社ですが、カール・ライスター等 訪日した海外アーティストの録音も行っていました。 目次としてはこの後にテープのページがあります(画像は省略)。 画像4 RVPシリーズ・LP 洋楽のメイン・リーズで、定価 ¥2,500 です。 デヴィッド・ボウイがずらりと並んでいますが、みな再発盤です。 「世界を売った男」は、フォノグラムから発売された時は 「この世を売った男」というタイトルでした。 画像5 RDCシリーズ ダイレクト・カッティングのシリーズです。 テープを介在させず、マイクで拾った音をそのままカッティングする という方式です。当然、録音後の編集はできません。 オーディオ志向の強いものです。 画像6 RVCシリーズ・LP クラシックのメイン・シリーズです。 冨田勲さんの「月の光」と「展覧会の絵」は再発盤ですが、 オリジナルの「月の光」(SRA-2947)は、 シンセ・アルバムとしての第1弾でした。 当初日本で発売を拒否されたため、アメリカで最初に発売されました。 日本のレコード会社にとって、名誉になる話ではありませんね。 画像7 RVS-1000シリーズ・シングル どちらかと言うと歌謡曲系のシリーズ。 西城秀樹さん、浅野ゆう子さん、クール・ファイブ等。 ジャッキー佐藤さんは、ビューティー・ペアの方で、解散後の ソロですね。レイジーや越美晴さんもこちらのグループですか。 画像8 RVS-500シリーズ・シングル どちらかと言うとニュー・ミュージック系のシリーズ。 桑名正博さん、シモンズ、惣領智子さん、大貫妙子さん、竹内まりやさん 山下達郎さん 等々。 #アナログレコード #レコード資料 #レコード総目録 #RCAレコード
音楽(レコード,ミュージック・テープ) RVC(株)(RCAレコード) 日本chirolin_band
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MCA番号順総目録 1970年度版
MCA番号順総目録 1970年度版です。 発行日:1970年4月1日 発行所:日本ビクター(株)音楽事業本部 MCAは、1970年にビクターに加わったレーベルで、 第1回新譜は同年4月25日に発売されました。 この総目録の発行日(4月1日)には、 まだ何も発売されていません。 従って目録とは言っても発行段階では、 シリーズ別のスケルトン・ページ(見出しと枠線のみ)が 用意されていただけです。 中身は、総て随時提供されるシール貼り対応となっていました。 画像3 レーベル紹介ページです。 馴染みのあるレーベルとして、 Decca(旧テイチク) Kapp(旧東芝) Coral(旧グラモフォン〜キング) などが含まれています。 日本発売は、すべて MCA レーベルで統一となっています。 画像4 目次ページです レコードの場合、シングル盤は D-1000 シリーズのみ、 LPも規格は MCA のみで、内容は番台で区分けされていました。 画像5〜7 リスト・ページ シングル盤のページでは、貼りミスによって D-1001 (スイート・キャロライン/ニール・ダイアモンド)が 覆い隠されてしまっています。 画像8 アーティスト紹介ページ #アナログレコード #レコード資料 #ミュージック・テープ資料 #レコード総目録 #テープ総目録 #MCAレコード(日本ビクター)
音楽(レコード,ミュージック・テープ) MCA(日本ビクター) 日本chirolin_band
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LP初期のジャケット その9 メニューインのブラームス
メニューインによるブラームスのヴァイオリン協奏曲で、バックはフルトヴェングラー指揮のルツェルン音楽祭管弦楽団です。 ビクターのLP第2弾として1953年12月に発売されました。当時の定価は ¥3,000 です。 まだ東芝が HMV と契約する前だったので、アメリカRCA経由で発売できたものと思います。 作りはかなり頑強なハード・ジャケットで、内袋代わりの専用収納カバーに盤を載せてジャケットに収納するようになっています。裏ジャケットは英文解説で、こういう場合日本語の解説書があったのではないかと思うのですが、私が所有するものには付属していません。 その後、東芝からエンジェル盤として発売されています。 #アナログレコード #メニューイン #フルトヴェングラー
メニューイン,フルトヴェングラー 音楽 日本ビクターchirolin_band
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LP初期のジャケット その8 クーベリックの新世界
ラファエル・クーベリック指揮ウィーン・フィルによるドヴォルザークの「新世界より」です。 国内ロンドン盤で、1957年7月10日に臨時発売されました。 初出時の定価は ¥2,300 でした。 日本語解説が裏ジャケットに印刷されており、見開きの内側に英語解説が掲載されています。 このレコードも帯が残っていました。収録曲の日本語表記と、評論家による演奏評となっています。 #アナログレコード #ラファエル・クーベリック #ウィーン・フィルハーモニー
音楽 キング・レコード ¥2,300chirolin_band
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LP初期のジャケット その7 デニス・ブレインのブリテン
ブリテンのセレナーデ(テノール、ホルンと弦楽合奏のための)です。 この曲はホルン奏者デニス・ブレインの依頼によって書かれたもので、初演を行ったデニスとテノールのピーター・ビアースに献呈されています。 このレコードのソリストも初演を行った2人によるものです。 発売日は判りませんが、録音は1953年11月25日〜27日に行われました。 全部で8曲からなる歌曲ですが、プロローグとエピローグは無伴奏ホルン・ソロとなっており、しかもF管でヴァルブ操作なしで演奏するよう指示されています。つまり、Fのナチュラル・ホルンを吹くのと同じことになります。これはデニスのアイディアだったようですが、自然倍音のみを使い、更には平均律から外れる音程も含まれています。初演時にはこの意図を正しく理解しない批評家が「音程が悪い」といった的外れなコメントを書いたりしていたようです。 その他の歌曲部分でのホルンは現代の一般的な奏法によりますが、音域の広さ(特に最高音部での完璧なコントロール)や急速なパーセッージ等、極めて難易度の高いものになっています。デニスとの共同ワークがなければ、書かれることはなかったと思います。 以前アップしたモーツァルトのホルン協奏曲集の演奏も、一般の音楽ファンを喜ばせたことはもちろんですが、同業者にとってとてつもない刺激になったことでしょう。(ホルン演奏は難しいからこの位でで勘弁して、といった甘えが通用しなくなる) 更に作曲家も「ホルンでそういうことが出来るのか」と啓発され、創作意欲を掻き立てられることになります。このブリテンのセレナードも、そうして創られた1曲です。 並外れた演奏家の出現が演奏技術全体のレベル・アップに貢献し、更に優れた新作を実り豊かなものにしてくれる、デニス・ブレインというホルン奏者は正にそのような存在だったわけです。 #アナログレコード #ベンジャミン・ブリテン #デニス・ブレイン
デニス・ブレイン 他 米LONDON USAchirolin_band
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LP初期のジャケット その6 ブルーノ・ワルターのモーツァルト 2
ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルによるモーツァルトをもう一枚。 こちらは交響曲第39番と第41番の組合せです。 国内初出盤の WL-5226 で、発売は1957年5月10日です。(資料によって15日となっているものもあります) この頃になると、日本語解説が裏ジャケットに印刷されるようになっており、別冊解説書はなくなりました。 これも帯が残っていましたが、メインは評論家の推薦コメントとなっています。 #アナログレコード #ブルーノ・ワルター
ブルーノ・ワルター 日本コロムビア ¥2,300chirolin_band
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LP初期のジャケット その5 ブルーノ・ワルターのモーツァルト
ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルによるモーツァルトの交響曲第40番と第35番です。 国内初出盤の WL-5104 で、発売は1954年7月1日です。 この時代のコロムビアの規格は WL シリーズが米コロムビア原盤、XL シリーズが英コロムビア原盤を現しており、レーベルも本国と同じデザインが使われていました。 裏ジャケットは英語ですが、ブルーノ・ワルター自身によるメッセージが添えられています。両曲の録音年月日が明記されているのも珍しいのでしないでしょうか。 別冊の解説書にはワルターのメッセージの日本語訳と、別途楽曲解説が書かれており、丁寧な作りになっています。正にLPレコードが高級品だったことが判ります。 (初出時の定価は ¥2,700 でした) #アナログレコード #ブルーノ・ワルター
ブルーノ・ワルター 日本コロムビア ¥2,700chirolin_band
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LP初期のジャケット その4 デニス・ブレインのモーツァルト
デニス・ブレインの吹いたモーツァルト/ホルン協奏曲集です。バックはカラヤン指揮のフィルハーモニア管弦楽団です。 国内初出盤は日本コロムビア XL-5073 で、1955年7月新譜です。裏ジャケットの解説は英語で、別冊の解説書が挿入されています。 5枚目の画像が同内容のアメリカ・エンジェル盤ですが、背景が違っているだけで同じデザインですね。 素材はケルビーノ・アルベルティの版画だと思います。 最後は本国のイギリス盤で、これは全く違ったものになっています。 カッティングは全てイギリスで行われていたようです。 #アナログレコード #デニス・ブレイン
デニス・ブレイン 日本コロムビア ¥2,300chirolin_band
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LP初期のジャケット その3 運命 フルトヴェングラー
東芝のLP第1号で、1955年9月20日発売です。 同じデザインの色違いで「英雄」,「田園」等も発売されていました。 英HMV盤も同じデザインですので、東芝オリジナルというわけではありません。 裏ジャケットの解説が旧字体のオンパレードで、ちょっと読みにくいです。 最初期のエンジェル・レーベルは、こんなデザインでした。 #アナログレコード #フルトヴェングラー
ウィルヘルム・フルトヴェングラー 音楽 東京芝浦電気chirolin_band
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LP初期のジャケット その2 ストラヴィンスキー/ペトルーシュカ アンセルメ
ストラヴィンスキーの三大バレエのひとつです。 主人公「ペトルーシュカ」は魔力によって命を与えられたわら人形ですが、最後に殺害されてしまいます。 アンセルメ盤(後のステレオとは別録音のモノラル盤)のジャケットには3体の人形が描かれていますが、中央が「ペトルーシュカ」、右側がペトルーシュカが想いを寄せている「踊り子」、左側がペトルーシュカを殺害する「ムーア人」を現していると思います。 最低限の知識を持ってジャケットを眺めると、ペトルーシュカの無力感や無念さが伝わって来るような気がします。 外観上輸入盤のようですが、見開きジャケットの内側に日本語の解説があります。 LPの取扱い方やカッティング・カーヴに関する説明書きがあるのもこの時代特有のものです。後者に関する深掘りは避けますが、RIAA カーヴに統一される以前のレコードは、各社各様のイコライザーが必要でした。管球式の古いプリ・アンプなどは、何通りものポジションを用意したものがありました。 まぁ、余り神経質にならずに、トーン・コントロールで「自分が心地良い」と感ずるように調整すればいい、という考え方もあります。 私などは、それでいいと思ってます(笑)。 #アナログレコード #ストラヴィンスキー #ペトルーシュカ
音楽 キング・レコード 日本chirolin_band
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LP初期のジャケット その16 HI-FI IN FOCUS チェット・アトキンス
チェット・アトキンスのアルバム「ハイ・ファイ・イン・フォーカス」のアメリカ RCA-VICTOR 盤です。 発売日は判りませんが、国内盤が1958年5月新譜として出ていますので、それ以前だと思います。 ジャケットに関し、オリジナルUS盤には A.M.Baunach , First Prize Winner RCA Victor Cannon Camera Album Cover Photo Contest との記述があります。(今ならばCGで作れそうですが) このアルバムには Walk,Don't Run や Lullaby of the Leaves といったナンバーが収められており、ベンチャーズのボブ・ボーグルがこのLPを何度も聴いて自分たちのレパートリーに取り入れたと証言しています。 因みにその Walk,Don't Run ですが、邦題は「急がば廻れ」ではなく「駈けないでお歩き」となっています。 (5枚目の画像が、国内盤を紹介しているビクターの月報1958年5月号です) #アナログレコード #チェット・アトキンス
チェット・アトキンス 音楽 HI FI IN FOCUS US RCA VICTORchirolin_band
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LP初期のジャケット その15 ヴァンガード盤のレスピーギ
アメリカ・ヴァンガード盤のレスピーギです。 収録されているのは 小管弦楽のための組曲「鳥」 リュートのための古代舞曲とアリア第2番 です。 フランツ・リトシャウアー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏です。 どちらも20世紀に書かれた作品ですが、17世紀頃の古い音楽を素材とした親しみ易い作品です。 ジャケットは鳥とリュートでしょうか。 #アナログレコード #レスピーギ
音楽 US VANGUARD VRS-433chirolin_band
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LP初期のジャケット その14 ウェストミンスター盤のベートーヴェン七重奏曲
ベートーヴェンの七重奏曲。 演奏はバリリ弦楽アンサンブルとウィーン・フィルハーモニー木管合奏団となっていますが、詳細は以下の通りです。 (Vn)ワルター・バリリ (Va)オットー・シュトラッサー (Vc)リヒャルト・クロチャック (Cb)オットー・リーム (Cl)レオポルド・ウラッハ (Hr)ゴットフリート・フォン・フライベルク (Fg)カール・エールベルガー すべて当時のウィーン・フィルの首席奏者たちですので、言わばミニ・ウィーン・フィル。 オットー・シュトラッサーはセカンドのトップでしたが、ここではヴィオラを弾いたのでしょうか… また、英語版の解説でホルンが French Horn と書かれていますが、もちろんこれは間違いで Wienner Horn です。 ウェストミンスターの国内盤は、国際ラジオセンターが発売元となってスタートしましたが、1955年12月には日本ウェストミンスター(株)が設立されています。 このレコードはちょうどその切り替わりの頃のものですが、レーベルには「MADE BY KOKUSAI RADIO CENTER」と書かれています。 ウィーン情緒豊かな演奏ですが、現在のテンポ感とは大部違いがあります。 #アナログレコード
音楽 日本ウェストミンスター ¥2,300chirolin_band
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LP初期のジャケット その13 元祖ポートレート系
国籍不明、レーベル不明、品番不明、年代不明のジャケットです。 文字情報やロゴマークも全て排除した「元祖ポートレート系」ジャケットですが、指揮者ストコフスキーのレコードというのは納得度が高いでしょう。 これ1958年発売の国内キャピトル盤です。クラシックの世界でこの構図にはまるのというのが、ストコフスキーの面目躍如といったところ(!?)。 タイトルは「ストコフスキー・ヒット・コンサート」で、バッハ/トッカータとフーガ ニ短調(ストコフスキー編)をはじめ、得意のレパートリーを当時の HiFi 録音で聞いてもらおうという一枚です。 #アナログレコード #ストコフスキー
ストコフスキー 音楽 東京芝浦電気chirolin_band
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LP初期のジャケット その12 グラモフォンの有料サンプラー
1956年はモーツァルトの生誕200年の年でした。グラモフォン(当時の社名は日本ポリドール)はそれを記念してモーツァルトの音楽の聴き所を集めたダイジェスト盤を発売しました。30cm盤で定価は ¥1,500 ですが、レギュラー盤が ¥2,300 でしたので、精一杯のサービス価格ということだったのでしょう。 交響曲,セレナード,ピアノ協奏曲,ヴァイオリン協奏曲,歌劇(序曲),声楽曲等バラエティに富んだ内容になっています。最後の2つの画像が、このレコードのチラシですが、これが月報の1956年3月号に挿入されていましたので、その頃発売されたのだと思います。 ところでここに収録されている「フィガロの結婚」序曲ですが、フリッツ・レーマン指揮ベルリン・フィルの演奏と明記されています。これは正しいのですが、その後フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの同曲が発売された時(45回転のEP盤で EPX-34 1958年7月新譜)、どういう訳か誤ってこのレーマン盤が収録されてしまいました。この取り違えはその後の再発に際しても修正されませんでした。 本当のフルトヴェングラー盤が収録されたのは「ステレオ/フルトヴェングラーの遺産」と称する13枚組のセットだったと言われています。これは1968年6月15日発売ですが、ドイツ・グラモフォンによる「ステレオ・トランスクリプション」となっています。疑似ステレオ化はドイツで行われていますので、さすがに本国では取り違えなどなかったということなのでしょう。ということは間違ったのはドイツじゃなくて…… #アナログレコード
音楽 日本ポリドール ¥1,500chirolin_band
