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ベアモデル エレファンダー スタンダードサイズ 平成物
茂みの中に潜んでいたところを子供たちにちょっかいを出され、挙句の果てには蹴られたことで暴れ出した怪獣、エレファンダー。 象の鼻のようなものが7本ある頭部にマンモスのような体毛に覆われたボディ。如何にもゴッドマン怪獣らしい、フリーキーなデザインの怪獣ですね。ゴッドマン怪獣のデザインを手掛けたといわれている東宝の利光貞三氏は円谷プロの『帰ってきたウルトラマン』でも象のような鼻を持つオッサン顔の怪獣、サータンをデザインしたといわれていますが、サータンにはまだ“節度”というものが感じられました。それに比べて、このエレファンダーの狂いっぷりは本当に凄まじいですね... 利光氏といえば、歴代ゴジラを始め、ラドン・モスラ・キングギドラなど、東宝怪獣映画が誇る名立たるスター怪獣たちの着ぐるみ造形に関わっていた伝説的な造形作家ですが、怪獣デザインではサータンやゴッドマン怪獣などフリーキーなテイストのものが多かったのが面白いところです。 こちらは平成25年(2013年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズのエレファンダーです。 ベアモデルのゴッドマン怪獣のソフビは通常のスタンダードサイズよりも大きめにとったサイズ感が特徴ですが、このエレファンダーは7本ある象の鼻のようなものが開いた状態で造形されていますので、更にボリューム感が物凄く、迫力ある仕上がりです。 #行け!ゴッドマン #ゴッドマン #おはよう!こどもショー #ベアモデル #東宝 #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成25年(2013年) 行け!ゴッドマンdape_man
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ベアモデル モノロン星人 スタンダードサイズ ミニサイズパッキー付き 平成物
宇宙を航行中に起きた不測の宇宙船の故障により、やむなく地球に不時着したモノロン星人。そんなモノロン星人と出会い、その境遇に同情したMJ隊員のイマイは、彼が“侵略者”と誤解されることを恐れ、自分以外の地球人に知られないようその存在を秘匿する。しかし、イマイの態度や行動を訝る他の隊員の追及により星人の存在が露見、更には星人のペットである“宇宙猿”パッキーが地球環境への不適合によるホルモンバランスの崩れから巨大怪獣化するなど、事態はどんどん悪い方向に行ってしまう... 「孤独な宇宙の旅人」と、彼を助ける為に仲間を裏切ってまで奔走するイマイ隊員との星を越えた友情を軸に、ウルトラシリーズのいくつかのエピソードにも共通する「姿かたちが違うだけで、簡単に他者を排除してもいいのか?」という重苦しいテーマを内包した、『戦え!マイティジャック』第16話「来訪者を守りぬけ」。 路線変更により60分の大人向け番組から30分の子供向け番組へとスケールダウンした、と評されることの多い同番組の中では数少ない名作の誉れ高い一篇ですが、その主役となったのがモノロン星人です。ご存知『ウルトラセブン』の最終話「史上最大の侵略(前・後編)」に登場する“ゆうれい怪人”ゴース星人のコスチュームを真っ赤にリペイントした流用キャラクターなんですが、そんなウルトラシリーズ屈指の「極悪非道な侵略宇宙人」を本作では「善良で気の良い宇宙人」として再登場させたところがミソで、セブン最終回の興奮がまだ冷めやらぬうちに現れたこの宇宙人に対してはイマイ隊員以外のMJ隊員のみならず、きっと当時の視聴者も懐疑の目を向けたことでしょう。何しろ、セブン最終回が昭和43年9月8日で、「来訪者を守りぬけ」が同年の10月19日。その間僅か1ヶ月ちょっとしかないのですから。両方とも脚本は金城哲夫氏ですが、この流用のアイデアは金城氏が狙ったものなんですかね? 画像は平成23年(2011年)にショップ限定で発売された、ベアモデル製スタンダードサイズソフビのモノロン星人です。 レトロタイプソフビの熱心なファン、コレクターの方ならご存知かと思いますが、ベアモデルは平成16年(2004年)にゴース星人のスタンダードサイズソフビを発売していて、このモノロン星人は実際のコスチュームの流れ通り、そのゴース星人の型をそのまま流用したソフビになります。いうなれば“カラーバリエーション”に過ぎないのですが、同じ型でもキャラクターが違えば全くの別物(ましてや番組も違う)、何ともマニア心を刺激する一体です。 そして、画像5枚目、6枚目はオマケとして付属していたパッキーのミニサイズソフビです。 パッキーはモノロン星人のペットの宇宙猿で、最初のうちは愛らしいペットの猿の姿をしているのですが、体質が地球環境に合わなかったのか、ホルモンのバランスを崩し徐々に巨大化、やがては奥多摩の寒村を火を吹きながら襲う怪獣へと変貌してしまった哀しきモンスターです。そんなパッキーを小さいながらもよく特徴を捉えた造形でソフビ化しています。 実はパッキーも『ウルトラセブン』とは浅からぬ因縁があって、元々7人の原始人が活躍するコメディ作品として企画された『ウルトラ・セブン』(この企画のタイトルを流用したのがご存知ウルトラシリーズの『ウルトラセブン』)に登場するキャラクターの試作用として作られた着ぐるみを流用したのがパッキーなんですね。しかも、その試作用着ぐるみを手掛けた名匠・高山良策氏は、パッキーの飼い主・モノロン星人の元となったゴース星人のマスク造形も手掛けているので、歴史に埋もれた幻の『ウルトラ・セブン』と正史の『ウルトラセブン』、2体の高山造形キャラクターが期せずして別の番組で別のキャラクターとして邂逅した訳です。それだけにこのモノロン星人とミニサイズパッキーのセットは単に『戦え!マイティジャック』キャラクターの立体化というだけでなく、“円谷特撮秘史”という観点からも感慨深いものがあります。 #戦え!マイティジャック #ベアモデル #円谷プロ #宇宙人 #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成23年(2011年) 戦え!マイティジャック 第16話「来訪者を守りぬけ」dape_man
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ベアモデル 星人ブニョ 黄色成型 スタンダードサイズ 人間形態指人形付き 平成物
こちらは平成21年(2009年)にショップ限定で発売された、ベアモデル製スタンダードサイズソフビの星人ブニョです。 往年のブルマァク怪獣ソフビを彷彿させる黄色の成型色です。その成型色を生かした、ちょっと薄めの緑と赤のスプレー色の色合いが実に良いですね。まるでブルマァクのソフビが経年で退色したかのような感じで、平成物なのに数十年経過した当時物ソフビのような佇まいを持っています。 そして、ある意味本体以上に注目したいのが、オマケとして付属している星人ブニョ人間形態。 大里玩具風の指人形ソフビなんですが、本編で若かりし頃の故・蟹江敬三氏がキレッキレで演じていた人間形態というのが何ともマニアックなチョイスです。肖像権の絡みもあってか、蟹江氏には全く似ていませんが(笑)、ちょっとぞんざいに塗られた顔の表情なんか良い味を出していて堪らないです。 故・蟹江敬三氏といえば、晩年は渋い個性派俳優のイメージを確立していた感がありましたが、昭和40年代後半から昭和50年代前半は時代劇や刑事ドラマでエキセントリックな悪役を演じることが多く、まさに“怪優”と呼ぶに相応しい、異色の存在感を発揮していました。 そんな当時の氏の代表作といえるのが刑事ドラマ『Gメン'75』で演じた殺人鬼・望月源治。若林豪氏演じる立花警部の宿敵として「香港カラテシリーズ」と並ぶ『Gメン'75』の名物シリーズ「黒谷町シリーズ」に登場した望月源治の、あまりにも常軌を逸した殺人鬼ぶりは本当に強烈なインパクトがありました。手斧を携えて迫りくる源治の姿はちょっとしたトラウマです... https://www.youtube.com/watch?v=cdIC-Lqsems #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #円盤生物 #蟹江敬三 #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成21年(2009年) ウルトラマンレオ 第50話「恐怖の円盤生物シリーズ! レオの命よ!キングの奇跡!」dape_man
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ベアモデル 星人ブニョ 黄緑成型 スタンダードサイズ ミニサイズ等身大形態付き 平成物
“悪魔の惑星”ブラックスターから飛来してきた11体目の円盤生物、星人ブニョ。 『ウルトラマンレオ』最終クールに登場する怪獣群、円盤生物は、基本的にブラックスターのエージェントであるブラック指令の召喚によって地球にやって来るというのがパターンとなっていましたが、星人ブニョは自らの意思で地球にやって来た、ある意味イレギュラーな円盤生物でしたね。その存在をブラック指令は認知していなかったらしく、グニャグニャとして見るからに弱そうなこの星人を見て追い返そうとしますが、それに対して星人は「力はないが知恵はある」と嘯き、独自のレオ抹殺計画を実行します。実際、ヘラヘラとおどけた言動とは裏腹に、その本性は狡猾で残忍なこの星人は卑怯な手段でレオを捕らえ、一度は宇宙ノコギリでバラバラにすることに成功します。その後、“伝説の超人”ウルトラマンキングのキングビームによって蘇生したレオに倒されてしまいますが、人間形態を演じた故・蟹江敬三氏のキレッキレの怪演や、デザイナーの大澤哲三氏が飲み屋で供されたおつまみのクラゲからヒントを得たというユニークなビジュアルはインパクトがあって、第2期ウルトラシリーズ世代には忘れ得ぬ円盤生物の一体です。 画像は平成13年(2001年)にイベント限定で発売された、ベアモデル製スタンダードサイズソフビの星人ブニョです。 ガメロットやウリンガなど『ウルトラマンレオ』登場怪獣のソフビに傑作が多いベアモデルですが、そんなベアモデルが初めて手掛けたレオ怪獣ソフビがこのブニョです。絶妙な力の抜け加減の、味のある造形ですね。実際の星人ブニョの着ぐるみには透明のヒラヒラしたものが付いていたのですが、それをモールディングで表現したソフビ玩具的アレンジが良いですね。ユーモラスな中にもどこか“狂気”を秘めているかのような表情も堪りません。 画像5枚目、6枚目はオマケとして付属していた等身大形態のミニサイズソフビです。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #円盤生物 #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成13年(2001年) ウルトラマンレオ 第50話「恐怖の円盤生物シリーズ! レオの命よ!キングの奇跡!」dape_man
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ベアモデル ノーバ スタンダードサイズ 平成物
地球侵略を企むブラック指令が、“悪魔の惑星”ブラックスターから呼び寄せた10体目の円盤生物、ノーバ。 おゝとりゲン(ウルトラマンレオ)を兄のように慕う少年・梅田トオルに取り憑いたこの円盤生物は、肉親がいないトオルの心の隙間に入り込み、彼の精神を支配して、赤い猛毒ガス(これを浴びると人間は凶暴になってしまう)を撒き散らす為のサポートをさせます。姿かたちは愛らしいてるてる坊主そのままなれど、人間の心の弱さにつけこむやり口のえげつなさは異次元人ヤプールにも匹敵する悪辣さで、トラウマに近いインパクトがありましたね。“赤い雨”の中でレオと戦っているバトルシチュエーションの、悪夢のような映像美も忘れられません。 画像は平成19年(2007年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズソフビのノーバです。 パーツ数は全部で四つで、見た目がシンプルなノーバの持ち味を壊さない構成となっています。その代わりムチと鎌状の両腕を広げた、動きのある造形は何ともいえない迫力があり、ユーモラスなビジュアルの中に秘められたノーバの“狂気”を見事に表現しています。 成型色はもちろん赤。ただ、設定通りの赤一色だと味気無いものになるので、ライトグレーとイエローのスプレー色でレトロソフビっぽさを演出。コスチュームの皺に沿って入ったこの色彩が、まるでムンクの『叫び』に描かれている赤い空のような不穏な雰囲気を醸し出していて、キャラクターに上手くハマった彩色となっています。(そういえば、このベアモデル版ノーバの顔もどことなく『叫び』っぽい) #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #円盤生物 #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成19年(2007年) ウルトラマンレオ 第49話「恐怖の円盤生物シリーズ! 死を呼ぶ赤い暗殺者!」dape_man
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ベアモデル デモス スタンダードサイズ 平成物
地球侵略を企むブラック指令が、“悪魔の惑星”ブラックスターから呼び寄せた4体目の円盤生物、デモス。 地球に飛来してきた後、4体の小型デモス(マスターデモス1体、デモスQ3体)に分裂し、おゝとりゲンが居候する美山家の周囲に住む住民たちを次々に襲っていた、恐るべき吸血円盤生物ですね。『ウルトラマンレオ』最終クールに登場した円盤生物といえば、当時ブームになっていた“空飛ぶ円盤”をモチーフに取り入れた意欲的なデザインの怪獣群で、シルバーブルーメやアブソーバなど特異なビジュアルを持つ円盤生物が続々と登場しましたが、気持ち悪さという点ではクモヒトデのようなビジュアルのデモスは群を抜いていましたね... 画像は平成25年(2013年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズソフビのデモスです。 デモスの、何を考えているのか判らない不気味な表情を上手く捉えているし、分割もちゃんと考えられているソフビだと思うのですが、個人的にはデモスのキモである7本の触手はもう少し細くても良かったのではないか、とも思います。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #円盤生物 #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成25年(2013年) ウルトラマンレオ 第43話「恐怖の円盤生物シリーズ! 挑戦!吸血円盤の恐怖」dape_man
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ベアモデル ババルウ星人 スタンダードサイズ 平成物
ウルトラマンレオの弟・アストラに化けた何者かによって強奪された、ウルトラの星の重要アイテム、ウルトラキー。それによって生じたレオ兄弟とウルトラ兄弟の深刻な対立。そして、ウルトラキーという制御機能を失い、暴走を始めたウルトラの星と地球の衝突危機... 容易ならざる事態が次から次へと起こり、異様なテンションでドラマが進行していく、『ウルトラマンレオ』屈指のイベント編、第38話「決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟」・第39話「レオ兄弟ウルトラ兄弟 勝利の時」において、地球とウルトラの星を重大な危機に陥れた黒幕として暗躍し、当時の視聴者である子供たちに大きなインパクトを与えたババルウ星人。 その容姿は、レオの宿敵として人気を博したマグマ星人をベースにしながらも、より攻撃的でデモーニッシュなものへとアレンジし、イベント編を大いに盛り上げた「暗黒宇宙の支配者」たる巨悪の貫禄充分。なお且つ、カラータイマーらしきものを備えた漆黒のボディにゴールドという配色が、赤とシルバーのウルトラヒーローとの対比もあって、ダークヒーロー的なムードをも醸し出しており、それがこのキャラクターの魅力を更に高めていました。 そんなババルウ星人を平成21年(2009年)にレトロテイストでソフビ化したのがベアモデルです。 以前発売されたウリンガやバルキー星人など、ベアモデルの第2期ウルトラものの人型キャラクターはどこかヒーロー的な要素を取り入れて造形されたものが多く、実際の着ぐるみよりも格好良いアレンジで仕上がっているのが特徴ですが、このベアモデルのババルウ星人もダークヒーロー然としている面を強調しているかのように格好良く仕上げられています。リアル感とレトロ感が程好くブレンドされた、太からず細からずのフォルムが絶妙。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成21年(2009年) ウルトラマンレオ 第38話「決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟」・第39話「レオ兄弟ウルトラ兄弟 勝利の時」dape_man
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ベアモデル アクマニヤ星人 蓄光成型 スタンダードサイズ ミニサイズ怪奇隕石アクマニヤ付き 平成物
巨大な目玉状の物体、怪奇隕石アクマニヤの姿で地球に飛来したのち、団地一帯に取り憑き、様々な怪奇現象を巻き起こしては人々を恐怖のどん底に陥れたアクマニヤ星人。 一応、星人と名の付く宇宙人ですが、団地の住人を相手に花束や引き出しの中から青白い手を出してみたり、水道の蛇口から真っ赤な血が流してみたりと、やってることはまさに悪霊そのもの。(往年の怪談映画の巨匠、中川信夫監督が演出を手掛けたこともあって、ドラマパートはもろにホラー仕立てでしたね) 西洋の悪魔を連想させる二本角に巨大な一つ目という禍々しいビジュアルと相俟って、怪奇・ファンタジー色が強い『ウルトラマンレオ』中盤のキャラクターの中でも、ひと際印象的な宇宙人でありました。 そんなアクマニヤ星人を平成14年(2002年)にレトロテイストでソフビ化したのがベアモデルです。 パッと見は単純そうなデザインですが、よく見ると意外と凝ったディティールを持つアクマニヤ星人。このソフビでは本数の多い牙や長く突き出た足の爪など、かなり着ぐるみに忠実に再現していますが、その一方で飛膜状のヒラヒラした部分の分割のような絶妙なセンスが光るアレンジもあり、ベアモデルお得意の「着ぐるみの特徴を上手く消化したリアル寄りの造形でありながら、昭和の怪獣ソフビと並べても違和感を感じさせない抜群のレトロ感」を持ったソフビとなっています。前項で紹介したウリンガ同様、ベアモデルがそれまで持ち味としていたブルマァク初期的なユルくて粗い造形から、ブルマァク中期~後期の傑作ソフビ群を彷彿させるハイレベルな造形にシフトしてきたことを示すターニングポイントとなったソフビといえます。 画像のアクマニヤ星人のソフビは、1期発売から5年後の平成19年(2007年)にショップ限定でリリースされた2期バージョン。暗闇の中でレオ相手に戦ったこの星人のイメージに相応しい蓄光仕様です。更にこの2期には、怪奇隕石アクマニヤのミニサイズソフビ(画像6枚目・7枚目。こちらは緑色成型)までオマケに付いているのがうれしいところです。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成19年(2007年) ウルトラマンレオ 第33話「レオ兄弟対宇宙悪霊星人」dape_man
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ベアモデル キララ スタンダードサイズ 平成物
日本古来の昔話をストーリーの中に盛り込み、シリアスでハードなエピソードが多かった『ウルトラマンレオ』という番組にユーモアとファンタジーを取り入れることに成功した「日本名作民話シリーズ」(第26~32話)。 それはやはり“お伽話”的要素を積極的に取り入れていた前作『ウルトラマンタロウ』のいくつかのエピソード同様、旧来のウルトラファンからは何かと批判の多い作品群ではありましたが、ともすれば重苦しい展開になりがちだった『ウルトラマンレオ』という番組に陽性のムードをもたらし、結果的にシリーズをバラエティ豊かなものにしたという功績は否定出来ないと思います。(また、この「日本名作民話シリーズ」の中では、ウルトラマンキングの初登場(第26話)やモロボシ・ダンとアンヌの再会(第29話)、黒部進氏と桜井浩子氏のゲスト出演(第30話)など、ウルトラシリーズを語る上で重要なエピソードが多いのも見逃せないポイント) その「日本名作民話シリーズ」を締めくくるエピソードとして、脚本・石堂淑朗氏、演出・中川信夫監督という豪華な組み合わせで制作されたのが第32話「日本名作民話シリーズ! さようならかぐや姫 竹取り物語より」です。 『ウルトラマンA』第28話「さようなら夕子よ、月の妹よ」(ルナチクス登場)、『ウルトラマンタロウ』第28話「怪獣エレキング満月に吼える!」(再生エレキング登場)、同第39話「ウルトラ父子餅つき大作戦!」(モチロン登場)など、第2期ウルトラシリーズで「月」に関係する話を多く書いている石堂氏ですが、本作では『A』 『タロウ』で描いてきた“月星人”南夕子の設定を一旦封印し、“かぐや姫”をモチーフにストーリーを構成。それを怪談映画の巨匠・中川監督が幻想的な映像で魅せることで、「日本名作民話シリーズ」を締めくくるに相応しいエピソードとなりました。 このエピソードで、月族の王女・弥生を迎えに来た使者として登場したのがキララです。 ペテロ・ルナチクス・モチロンといった、見るからに強烈なインパクトを放っていた歴代の月怪獣たちに比べると少々地味な印象があるのは否めませんが、全身に広がる月面クレーターを思わせる凹孔と月のように発光する円形の腹部など、月そのものをモチーフにしたデザインはなかなか秀逸。怒ると頭の凹孔から蒸気を噴き出したり、真ん丸目玉をくりくりと動かす演出も実にユニークでした。 そんなキララを平成19年(2007年)にレトロテイストでソフビ化したのがベアモデルです。 昭和怪獣ソフビのざらついた質感を表現することにかけては定評のあるベアモデルですが、ゴツゴツとした体表を持つキララはやはりこのメーカー向きの題材だったと見え、期待に違わぬソフビ怪獣に仕上がっています。 顔を上向き加減に、まるで口を尖らせている子供のような、善玉系怪獣らしい愛嬌ある表情。その一方で、月族の王女・弥生を連れ戻す為にはレオやMACとの戦闘をも厭わないキララの、内側に秘めた狂気みたいなものまで感じられる、造形の妙。ベアモデルはこの手の怪獣をやらせると本当に上手いな、と思います。それでいて、造形・彩色、どちらもやり過ぎることのない、一歩手前の「寸止め感」が絶妙で、これがレトロタイプソフビファンには何とも心地良いのです。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成19年(2007年) ウルトラマンレオ 第32話「日本名作民話シリーズ! さようならかぐや姫 竹取り物語より」dape_man
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ベアモデル ウリンガ スタンダードサイズ 平成物
モロボシ・ダンのウルトラ念力にも匹敵する超能力を武器に、ウルトラマンレオを苦しめたウリンガ。 普段はウリーという子供の姿をしていて、かつてウルトラ警備隊でダンと同僚だったアンヌに良く似た女性に育てられていますが、その本当の正体は宇宙人の捨て子。 トゲトゲを強調した頭部とボディに真っ赤なモノアイ。ある種のヒーロー性すら感じさせるスタイリッシュなフォルムで、なかなか格好良いデザインの宇宙人ですね。エピソード的に「あるいはウリンガは、ダンとアンヌの間に出来た子供かも知れない」という部分も含んでいるだけに、どことなくウルトラセブンの要素が入っているように感じられるのもこのデザインのミソでしょうか。 そんなウリンガを平成14年(2002年)にレトロテイストでソフビ化したのがベアモデルです。 この時期までのベアモデルはどちらかというとブルマァク初期的な“ユルさ”や“粗さ”を持ち味とするメーカー、という印象が強かったのですが、このウリンガ辺りから少しづつブルマァク中期~後期の傑作ソフビ群を彷彿させるハイレベルな造形にシフトしてきた感があります。 着ぐるみの特徴を上手く消化したリアル寄りの造形でありながら、昭和の怪獣ソフビと並べても違和感を感じさせない抜群のレトロ感。個人的にウリンガは、ベアモデル怪獣ソフビのターニングポイントとなった傑作ソフビだと思っています。浅葱色の成型色に、クールなトーンのスプレーワークが施されたカラーリングも実に良い感じです。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンレオ 第29話「日本名作民話シリーズ! 運命の再会!ダンとアンヌ 狐がくれた子より」dape_man
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ベアモデル ガメロット スタンダードサイズ 平成物
サーリン星から逃げ延びてきたドドル博士とカロリンを追って地球にやって来た、ロボット警備隊の宇宙船兼ロボット怪獣、ガメロット。 一見すると同時期のロボットアニメ『マジンガーZ』に登場するボスボロットにも似たフォルムのロボットですが、逃亡者を非情なまでに追い詰めるガメロットは、コメディリリーフの役割を担っていたボスボロットとは正反対の、冷徹なロボット怪獣でしたね。破壊光線が発射される際の胸の赤いランプの点滅や、ジャンプする際にアップで映し出される蛇腹状の脚の付け根の伸縮など、随所で見られるロボット怪獣らしい演出が印象的でした。 画像は平成15年(2003年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズソフビのガメロットです。 ガメロットはコロコロとしたフォルムが見るからにソフビ向きのキャラクターですが、必要以上にやり過ぎないベアモデル造形の絶妙なさじ加減もあって、レトロタイプソフビとして実に魅力的に仕上がっています。 その造形を更に引き立てているのが彩色で、結構あっさり目な感じですが、ミントグリーンの成型色と、ごく最小限の彩色が、平成のソフビなのに何十年も経って退色したかのような「枯れた味わい」を醸し出していて実に雰囲気あります。ブルマァク当時物のレオと並べても違和感なく馴染んでいるのが良いですね。この時期のベアモデルソフビの「内側から滲み出る昭和怪獣ソフビ感」は本当に神がかっていると思います。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成15年(2003年) ウルトラマンレオ 第24話「美しいおとめ座の少女」dape_man
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ベアモデル バルキー星人 スタンダードサイズ 平成物
前作『ウルトラマンA(エース)』でのウルトラ兄弟路線を更に発展させたファミリー路線、現代のおとぎ話ともいうべきファンタジックなストーリーと個性豊かな怪獣たち... シリーズ随一バラエティに富んだ内容で、昭和ウルトラシリーズの中でもトップクラスの人気を誇る『ウルトラマンタロウ』ですが、その最終回は東光太郎が、自分を慕う少年の依存心を断ち切るためにウルトラバッジを捨て、人間として生きていく事を決意するという、“明るく楽しい”タロウのイメージからかけ離れた、ちょっと意外な結末でした。 そんな印象的な『タロウ』最終回の敵宇宙人が、地球の海を占領しようと企む宇宙海賊のバルキー星人です。 海獣サメクジラを操り、日本近海でタンカーを次々と襲わせていたこの宇宙人、とにかく卑怯な性質で、用心棒のサメクジラがタロウに倒されたと見るやさっさと逃亡しておきながら、前述のように光太郎がウルトラバッジを捨て、一人間に戻ったのを知ると再び襲撃を開始するという小悪党ぶりを発揮。ウルトラシリーズの最終回の敵役としては正直、物足りなさの残る相手でしたが、逆に小悪党だからこそ光太郎がタロウに変身しないというストーリーに説得力がある、ともいえ、そういう意味ではやはりこのエピソードには無くてはならない存在だったのかも知れません。 ところで、本編を見る限りではどうしても“小悪党”といったイメージが付いて回るバルキー星人ですが、実はウルトラマンレオのNGデザインだった、というのは広く知られた話ですね。実際、額にはビームランプらしきものが、胸にはカラータイマーらしきものがあり、確かに姿だけを見ればウルトラマン的な格好良さが感じられるデザインです。 平成18年(2006年)にベアモデルから発売されたこのバルキー星人は、そんなヒーローと表裏一体の、この宇宙人の格好良さが満喫出来るソフビです。 劇中スーツの特徴を上手く再現したディティーリングを施しながら、どことなく昭和のヒーローソフビ人形のイメージも消化している、リアル感とレトロ感を程良く共存させた造形が良い感じですね。今のソフビファンの鑑賞に堪える造形美と世代人のノスタルジーを刺激するレトロムード、このさじ加減の絶妙さはベアモデルならではのものだと思います。 #ウルトラマンタロウ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成18年(2006年) ウルトラマンタロウ 第53話「さらばタロウよ!ウルトラの母よ!」dape_man
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ベアモデル アリンドウ スタンダードサイズ 平成物
ある日、突然起きた高層ビルの崩壊事故。原因はビルの設計ミスか手抜き工事によるものと思われましたが、この事件の真犯人は、新建材が燃焼する際に発生するPG500というガスによって体質が変化してしまった大きな蟻であることが判明します。ZATはこれを退治するために、蟻が蟻酸を出して仲間に危険を知らせる習性があることを利用して、蟻酸を人工的に散布してビルから蟻を誘き出して焼き殺す作戦に出ましたが、このとき火炎放射攻撃を受けた何億という蟻の大群が合体し、巨大怪獣化したのがアリンドウです。 その名の通り、蟻をモチーフとする怪獣ですが、ビジュアル的には黒蟻に近いものの、合体前の「ビルを喰い荒らす」という生態はむしろ白蟻を彷彿させるという、ちょっと大雑把な設定の怪獣です。 黒蟻はハチ目の昆虫で白蟻はゴキブリ目の昆虫、全くの別種なんですが、このエピソードの原案は当時の小学生によるものだったそうなので、その辺がごっちゃになってしまったのでしょうかね? 画像は平成23年(2011年)に発売された、ベアモデル製アリンドウのスタンダードサイズソフビです。 正直、この時期のタロウ怪獣というのは怪獣としてのキャラクターがやや弱いという印象があるのですが、このアリンドウのソフビはスーツアクター用覗き穴の再現といったリアリズムと、おもちゃとしてのデフォルメが絶妙なバランスで共存していて、ある意味、実物よりも印象深い一体に仕上がっていると思います。特に巨大な複眼にゴールドを吹いた彩色は造形の妙味もあって、どことなくマルサンのモスラを彷彿させるところがあります。こういう遊びはソフビマニアには堪らないですね。 #ウルトラマンタロウ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成23年(2011年) ウルトラマンタロウ 第9話「東京の崩れる日」dape_man
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ベアモデル シラージ スタンダードサイズ 平成物
子供たちに苛められた猿がキレて“猿の化身”となった怪獣、シラージ。 ガイラやツノジラスらと共に『行け!ゴッドマン』のオープニングを飾っていた、この番組を代表する怪獣の一体ですね。 ゴリラのボディに一本角の生えたドクロ顔の、どこか昔の5円引き怪獣ブロマイドによくあったコラージュ系パチ怪獣のような雰囲気を持つ怪獣ですが、実際、ドクロ顔は昭和47年(1972年)に公開された東宝映画『紙芝居昭和史 黄金バットがやってくる』で作られた黄金バットのマスクを流用しているそうで、まさに“リアル”コラージュ系パチ怪獣といえますね。 ちなみにこのシラージもツノジラスと同じく、初出は東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放映されていた三波伸介司会の子供向けバラエティ番組、『ちびっこスペシャル』で、『行け!ゴッドマン』を経て、後番組の『行け!グリーンマン』にも登場しました。 こちらは平成24年(2012年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズのシラージです。 体毛の表現など丁寧に造形されたソフビですが、それでいて、この怪獣特有の胡散臭いコラージュ系パチ怪獣的な雰囲気も上手く表現されていると思います。ベアモデルはこの辺りのさじ加減が本当に絶妙ですね。 #ゴッドマン #おはよう!こどもショー #ベアモデル #東宝 #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成24年(2012年) 行け!ゴッドマンdape_man
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ベアモデル ツノジラス スタンダードサイズ 平成物
ガイラやシラージらと共に『行け!ゴッドマン』のオープニングを飾っていた、この番組を代表する怪獣の一体、ツノジラス。 “人面怪獣”ともいうべき、独特のフリークスっぽさが奇妙な魅力となっている怪獣たちが多かったゴッドマン怪獣たちの中にあって、珍しく“本格派”の魅力を湛えていた怪獣ですが、それもそのはずこのツノジラス、何と本家東宝の大スター、ゴジラのアトラクション用の着ぐるみを流用して作られた怪獣らしいですね。なるほど、アトラクション用とはいえど、やはり元は“怪獣王”、その佇まいから滲み出ている、どっしりとした風格にも納得というものです。 ちなみにこのツノジラス、初出は『行け!ゴッドマン』ではなく、それよりも数ヶ月前に東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放映された三波伸介司会の子供向けバラエティ番組、『ちびっこスペシャル』。相手はあの伝説のカルト怪獣、“恐竜人間”テラインコグニータでした。(私の地元では東京12チャンネル系の放映が無かったので、この番組観たことがありません...) こちらは平成23年(2011年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズのツノジラスです。 ゴッドマンの繰り出すゴッドスパーク、ゴッドクラッシュをも受け付けなかったこの怪獣の屈強さが良く表現されている造形で、レトロデフォルメながらも生々しい皮膚感のディティールが特徴。通常のスタンダードサイズよりも大きめにとったサイズ感と相俟って、迫力ある仕上がりとなっています。 #ゴッドマン #おはよう!こどもショー #ベアモデル #東宝 #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成23年(2011年) 行け!ゴッドマンdape_man
