12F-二眼レフ

12F-二眼レフ

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中判フィルムを利用する縦長の箱型のカメラで、二つの光学系・レンズが縦に並んでいます。
二つレンズが並んでいるので、2眼レフカメラと言います。下の光学系が撮影用で焦点面にはフィルムがあり、上の光学系がファインダー用で焦点面にはスリガラスがあります。同じ焦点距離の写真レンズで、連動するピント合わせ機構を持ち、ファインダー用光学系で狙った被写体にピントを合わせると撮影用光学系でもピントが合う仕組みです。

ラーメンが30円で食べれる時代に、ローライフレックスが約9万円ほどしたそうです。そこに登場したリコーフレックスのカメラは5800円という価格は破格の値段でした。
一眼レフカメラほど複雑な機構でないため軽量で故障も少なく、製造が簡単なために価格も安く製造できた為、1950年代第2次二眼レフカメラの大ブームが起こります。

100種をこえる二眼レフが次々と誕生して、四畳半でも生産できるため、零細企業は四畳半メーカーとも呼ばれました。
戦後の復興に、一役買ったカメラでもあります。