一杯のコーヒーから ……… 夢の花咲くこともある ………
公開日:2022/4/13
KodakのExtra の交換レンズ 「Ektar」の、
マウントアダプターが完成したので、
ホッとして、ホットコーヒーを飲みながら ………
一杯のコーヒーから ………
夢の花咲くこともある ………
ふと、こんな歌詞が思い出された ………

リンちゃんの目線の先にある、Ektar 90mm 、
腰掛けているマウントアダプター、気に入らないので、途中で新しく作り直したので、倍以上製作に時間が掛かってしまった。

50mmの標準レンズも好きなのですが ………
90mmの独特の空気感が堪らなく好きです。
俗にポートレートレンズと呼ばれる、焦点距離のレンズで、
女性のポートレートを撮るために、昭和の終わり頃我が家にやってきた。
1941年アメリカ生まれ、御年81歳、我が家でも長老のレンズである。
でも、大事に使っていたから、スレキズ無くお年寄りには見えない。
アルミのレンズケースも、半日掛けて磨いたので、
ピッカピカなので、リンちゃん、なでしこちゃんがしっかり映り込んでいる。
発売当時は、こんな風に光っていたんだろうな~

我が家に来て、20数年、そんなには一緒に出掛けなかったのだが、
それでも、思い出は結構ある。
エクターの描写が好きで、エクターと呼ばれるレンズを、
ほぼ集めてしまった様な気がする。
エクターとの付き合いは、大判カメラのコマーシャルエクターから始まり、
フィールドエクター、ポートレートエクター、ハッセルエクター、スピグラエクター、バンタムスペシャルエクター、レチナエクター、シネエクター プリンティングエクター、エンラージングエクター、まだあったかな??
レンズ紹介の為に、モノ日記書いたのでは無く ………
何十年も写真をやっていて、初めて聞いた言葉が、
「レンズも、話せたらいいのに ……… 物にも魂があるから ………」
そんな会話をしたのは、初めてである。
何十年も写真やってて、メーカーの蘊蓄と、生い立ちばかりみんな語るけど、
本当は経験、経歴が知りたいんだよね!
レンズが、何を見てきたか、語ってくれたら、最高に面白いのに ………
長生きしてきたレンズは、人間以上に、人生経験豊かなんだろう ………
語ってくれはしないから、追想して、夢は広がる。

このレンズも80歳、若い頃は、N.Yではしゃいでいたかも知れない ………
日本に来る前にヨーロッパに行って他かも知れない ………
日本に来てから我が家で20数年。この後は、山口県に嫁いでいきます。
名前も知らない人だけれど、エクターが好きという縁で、
とても可愛がってくれそうなので、80年後も元気でいられるように、
念入りのお化粧したので疲れました。
次は、フジのカメラで、夢を見させてくれるのだろう ………

一杯のコーヒーから ………
夢の花咲くこともある ………
一本のレンズから ………
夢の未来が見えるかな ………
リンちゃんの遠い目は、80年後のレンズを見ているのかな!!
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