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CANON FD 55mm F1.2
CANONがフラッグシップカメラ、CANON F-1と同時に、1971年3月に発売開始した大口径標準レンズ。ずっしり重いガラスの塊のようなレンズ。 元々、中古並品を所有していたが、レンズ内をよく見るとごくわずかなカビがあったため、修理を考えていたところに、ヒガサカメラ修理済みの個体が出たため入手。 同時期、同スペックのニッコールと比べても遜色なし。現代の基準で見れば、コントラストが低く、やや眠い描写ではあるが、ピント面の解像はしっかりしており、個性を理解すればデジタルでも十分使える実力はあると思う。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/2 #オールドレンズ #CANONFD55㎜F1.2 #CANON #標準レンズ
オールドレンズ CANON 30,000円位gs151h
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Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 AEJ
1974年に、ドイツのカールツァイスと日本のヤシカが提携して発売された、CONTAX RTSのために準備された標準レンズ。この個体はシリアルから初期のものとみられる。 カタログで自ら「標準レンズの帝王」と名乗っただけあってなかなか良い描写をすると思う。デジタルで使っても楽しい1本。 初期ロットは「当たり玉神話」があり、妙なプレミアムが乗ることもあるが、値段分の差があるかといわれると? 3枚目の写真にあるように、F2あたりで手裏剣型の絞り形状になるので、これが苦手な方は後期ロットをお勧めします。 #オールドレンズ #CONTAX #ヤシコン #Planar50㎜F1.4 #富岡光学
オールドレンズ CONTAX 不明 (中古購入)gs151h
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CANON FD 55mm F1.2 S.S.C.
CANONの大口径標準レンズ。以前掲載した「FD 55mm F1.2」の発展型で「S.S.C.」は「スーパー・スペクトラ・コーティング」の意味らしい。 現代では単純にマルチコートというところ、昔は各社いろいろな名称をつけて、自社のコーティングの優位性をアピールしていた。 絞りのF16の次の"A"はシャッタースピード優先AE用のポジションで、その後、プログラムAE搭載のA-1が出た際には、AE(絞り優先AEも含めて)時に使うポジションとなった。 S.S.Cのおかげか、「FD 55mm F1.2」よりかはコントラスト高めで扱いやすい思う。特性を理解すればデジタルでも十分に使えるレンズ。 カメラのキタムラにて、整備済み品を入手しています。 #オールドレンズ #CANONFD55㎜F1.2 #CANON #標準レンズ
オールドレンズ CANON 35,000円位gs151h
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Nikkor -S Auto 55mm F1.2
1965年、日本光学(現在のニコン)が発売した大口径標準レンズ。当時のフラッグシップカメラ、Nikon F用に準備された。 NASAに納品されたニコンF用のレンズとして起用されたレンズでもある。 今の基準でいえば、開放はかなり甘く、各種収差もみられるが、絞れば収まり、きりりとしたニッコールらしい描写になる。 特性を理解していれば、デジタルでも十分使えるレンズ。絞ればコントラストも上がり、現代レンズと遜色のない描写となる。 この個体はAi改造済みをヤフオクで入手。この年代のニッコールレンズの持病でもある、グリス抜けが発生しているが、その他は問題のない個体。 そう遠くないうちに、整備したいと思っている。 #Nikon #Nikkor-S_Auto_55mmF1.2 #オールドレンズ #標準レンズ
オールドレンズ Nikon 不明 (中古購入)gs151h
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Nikkor-S・C Auto 55mmF1.2
Nikkor-S Auto 55mmF1.2のマルチコートバージョン。主にニコンF2の標準レンズとして販売されたもの。 以前掲載した、Nikkor-S Auto 55mmF1.2と比べてコントラスト高めに感じるのはマルチコートのおかげだろうか。 ニコンは他社のようにマルチコートに名前を付けず、単純にCを追加しただけだったようだ。 Nikkor-S Auto 55mmF1.2は「Nippon Kougaku」の刻印だったが、この個体は「Nikon」になっており、1971年以降のモデルであることがわかる。 Ai改造済み、整備済み品をカメラのキタムラで購入。ヘリコイドの動きもスムーズ、大事に使っていきたい。 #Nikon #Nikkor-S・C_Auto_55mmF1.2 #オールドレンズ #標準レンズ
オールドレンズ Nikon 35,000円位gs151h
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New Nikkor 55mm F1.2
1975年に発売開始されたニコンの大口径標準レンズ。当時のフラッグシップカメラであったNikonF2の標準レンズとしての位置づけだった。 それまでの55mm F1.2と基本的な設計は同じだが、硝材の変更とともに最短撮影距離を0.6mから0.5mに短縮している。 この後、カメラへの絞り値伝達方法の変更(Ai化)に伴い、一部デザインと絞り伝達機構を改めたAi Nikkor 55mm F1.2が出たが、短命に終わり、50㎜ F1.2にバトンタッチした。 この個体はカメラのキタムラのネット中古で見つけたもので、グリス切れ、所謂「カニ爪」欠品の状態で入手したものを、オールドニコンのリペア専門店「キィートス」に持ち込んで、グリスアップとカニ爪の取り付けをしてもらったもの。ニコンの標準レンズの中で一本選べと言われたら、躊躇なくこのレンズを選びますね。それだけお気に入りです。 #New_Nikkor_55mm_F1.2 #オールドレンズ #標準レンズ #カメラのキタムラ #キィートス
オールドレンズ Nikon 20000円位gs151h
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Nikkor-S Auto 5㎝ F2
1959年発売開始、ニコンFマウントの標準レンズとしては初めて5㎝(50㎜)を達成したレンズ。 明るいレンズは、技術的制約から50㎜より長い焦点距離(5.8㎝)を標準レンズとしていた。 当時としては性能が良いものとされていたようだが、開放値が明るくないレンズであるにもかかわらず、レンズ枚数が多いこともあり、5年ほどで後継の「Nikkor-H Auto 50mm F2」にバトンタッチしている。 この個体はNikon Dfでの使用を前提に購入した非Aiマウント(基本的に非AiのレンズはAi改造品を買うことにしているが、このレンズは純正改造不可だったもの)だが、絞りリングの所謂スカート部が長く、装着はできるが絞り操作がほとんどできないというもの。マウントアダプター経由でミラーレス一眼で使用する予定だが、まだ使用には至っていない。 #Nikkor-S_Auto_5㎝_F2 #オールドレンズ #ニコン
オールドレンズ Nikon 25,000円位gs151h
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Nikkor-H Auto 50mm F2
前回投稿した「Nikkor-S Auto 5cm F2」の改良型として1964年に登場したレンズ。 ニコンの普及型標準レンズとして、改良を重ねながら、同一の基本設計で15年にもわたる長期間販売されたレンズの初代。 実は、私が初めて所有した一眼レフ「ニコマートFT」についていたのもこのレンズ(但し、この個体ではない)でした。 モノコートであるが、解像度は高く、白黒フィルムとの相性が良かった記憶があります。 デジタルでも、解像度の高さは健在。ただ、のちのマルチコート化されたタイプと比べると、少し発色が地味な印象も受けます。 この個体は、Df購入後に、Ai改造済みの個体をカメラのキタムラのネット中古で探して購入しました。
オールドレンズ Nikon 10,000円位gs151h
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Nikkor-H・C Auto 50mm F2
1970年代前半の、ニコンの普及型標準レンズ。外観、光学設計はほぼそのままに、マルチコート化したレンズ。 遠景がシャープなだけでなく、近接撮影での描写性も良いらしいが、最短撮影距離が60cmのため、その良さを実感しづらいのは残念。 この個体はカメラのキタムラネット中古で見つけたもの。お約束のグリス切れがあるが、それ以外は問題のない個体。値段以上の働きをしてくれるレンズです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/4 #オールドレンズ #標準レンズ #ニコン #Nikkor_H_C_Auto_50mm_F2
オールドレンズ Nikon 6,000円ぐらいgs151h
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New Nikkor 50mm F2
1970年代後半のニコンの普及型標準レンズ。 Nikkor-H Autoから続く伝統の光学系に少し手を入れ、最短撮影距離を45cmに縮めたモデル。 この個体はカメラのキタムラ楽天市場店のキャンペーンでお安く手に入れたモデル。 この後は、絞り伝達方式をいわゆるAi方式に改めた「Ai Nikkor 50mm F2」にモデルチェンジした後、50㎜ F1.8にバトンを渡した。 1万円でおつりがくる価格で整備済み、おまけにポイント等かなりお得に手に入れました。 コンパクトなこともあり、とりあえず標準レンズが欲しい時によく持ち出します。 #New_nikkor_50㎜_F2 #ニコン #オールドレンズ #カメラのキタムラ
オールドレンズ Nikon 6,000円ぐらいgs151h
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Nikkor-Q・C Auto 200mm F4
ニコンFマウント用望遠レンズ。焦点距離200㎜(20cm)としては初期の設計のタイプをマルチコート化したもの。 ゴムローレットなしの古典的なデザインだが、発売は1974年と遅め。後継は同じスペックのNew Nikkorだが、光学系が異なっているそうです。 New Nikkor以降の200mm F4と比べると、こちらの方がシャープな描写との評も聞きます。 先日、デジタル一眼で使ってみましたが、確かにシャープで現代でも通用する性能を持っていると思います。 #オールドレンズ #望遠レンズ #ニコン #Nikkor-QC_auto_200㎜_F4
オールドレンズ Nikon 5,000円ぐらいgs151h
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Nikkor-N・C Auto 35mm F1.4
ニコンFマウントの大口径広角レンズ。1971年に発売開始、一眼レフ用レンズとしては、35㎜で初の開放値F1.4を達成したレンズ。また、ニコンでは初のマルチコートレンズだったそうです。 フローティング機構も取り入れるなど、当時の最新鋭の技術で作られたレンズですが、硝材に放射能を発生させる物質が含まれており、レンズが黄変するという欠点もあります。 所謂「アトムレンズ」となり、高性能な反面、発色等に影響が出ることもあります(健康面では、ごく微量の放射能のため問題なしとされている)。 この個体は黄変があるもののひどくはないと思っていましたが、外に持ち出すと無視できない影響が出ていますね。紫外線照射で脱色する必要がありそうです。 New Nikkor以降、硝材に関して変更が加えられ、Ai-sニッコールまで光学系は同一のまま、ニコンMFレンズの最後まで販売されたレンズの一つとなりました。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/14 #オールドレンズ #広角レンズ #アトムレンズ #ニコン #Nikkor-NC_Auto_35mm_F1.4
オールドレンズ Nikon 22,000円gs151h
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Ai Nikkor 50mm F1.8S
1980年に登場した廉価版標準レンズ。 長らくニコンの廉価版標準レンズであった50㎜ F2の後継として誕生した「Ai Nikkor 50mm F1.8」の光学系はそのままに、絞り周りをプログラムAE対応にするとともに、鏡筒を短縮化、「パンケーキレンズ」と言ってもいい外観に仕上がっている。 それでいて最短撮影距離は45㎝(国内版、海外版は60㎝)とテーブルフォトにも使いやすいレンズ。 ニッコールらしく、シャープな印象のレンズだが、開放ではソフト。オールドレンズ入門用としてもおススメだが、最近は価格が高騰しているようである。 この光学系はその後、AFAiニッコール、AFAiDニッコールにも引き継がれているので、AFで使いたい方はそちらをセレクトするのもよいかと思う。 #オールドレンズ #標準レンズ #ニコン #Ai_Nikkor_50㎜_F1.8S
オールドレンズ Nikon 10,000円位gs151h
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FUJINON 50mm F1.4(M42マウント)
富士フイルムが1970年に発売したST701用に準備した標準レンズ。 モノコートでアトムレンズ、黄変がひどく撮影に影響が出ていたが、昨年、紫外線照射で使えるレベルにまで黄変を軽減した。 普及版の55mm F1.8はシャープな描写の印象があるが、このレンズは柔らかな描写の印象である。 #オールドレンズ #富士フイルム #M42マウント #FUJINON_50mm_F1.4
オールドレンズ fujifilm 10,000円位gs151h
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EBC FUJINON 50mm F1.4(M42マウント、前期型)
1972年に発売されたST801用に準備されたレンズ。 EBCは「エレクトロン・ビーム・コーティング」の意味で、要するにマルチコート化されている。 本来、開放測光用の爪がついており、富士フイルム以外のカメラへの取り付けが保証されていないのだが、この個体は入手時には爪は除去されていた。 モノコートバージョンと同様、いわゆるアトムレンズで、当初は黄変がひどく、紫外線照射で影響のないレベルまで黄変を軽減して使用しています。 描写は柔らかめ、モノコートと比べて色乗りはよくなっていると思います。 #オールドレンズ #M42マウント #富士フイルム #フジノン #EBC_FUJINON 50mm F1.4
オールドレンズ fujifilm 10,000円位gs151h