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ZUIKO AUTO-S 50mm F1.2
オリンパスのフラッグシップ標準レンズ。 F1.2の大口径にもかかわらず、49㎜径とコンパクト。 おかげで、最近流行のAFアダプタとの相性もいい。 1983年発売で、比較的設計が新しいせいもあり、開放から使いやすいと思うが、被写界深度は浅いのでピント位置は注意が必要。 高値安定のレンズだが、この個体は後ろ玉に傷(コート剥がれ?)があるため安価だった。 今のところ、後ろ玉の傷が原因と思われる問題は発生していないので、掘り出し物だったと思っている。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/26 #オールドレンズ #標準レンズ #オリンパス #ZUIKO_AUTOS_50㎜_F1.2
オールドレンズ オリンパス 20,000円代gs151h
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XR RIKENON 28mm F2.8(富岡光学製)
リコーの広角レンズ。KマウントのためPENTAXなどの一眼レフに利用可能。 当時のリコーはレンズを自社生産していなかったようで、複数社からOEMで入っていた模様。 このレンズはヤシコンレンズの日本の生産拠点、「富岡光学」製と言われている。 いろいろと伝説の多い会社の製品だが、価格は安値安定、数千円で買えることが普通。 フルサイズの広角レンズとして使っても良し、APS-C機につけて標準レンズ的に使っても良しな一本です。 #オールドレンズ #広角レンズ #リコー #XR_RIKENON_28mm_F2.8
オールドレンズ RICHO 不明(多分数千円)gs151h
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Vivitar MC 50mm F1.7(Kマウント)
アメリカのカメラ関連商品販売商社、Vivitarの標準レンズ。 かつては、日本製のカメラ、レンズをOEMで発注し、自社ブランドにて販売していたブランドだが、このレンズは中国製。 調べると鳳凰光学という会社にたどり着く。 この鳳凰光学は日本のヤシカと提携していて、ヤシカの一眼レフをベースとして自社ブランドの一眼レフを生産、それをベースにVivitar向けの製品を作っていたようだ。 じゃあ、このレンズはヤシノンをベースにしているかというと、それもまた違うようです。 調べるとたどり着いたのがシマ光学。かつて一眼レフを生産・販売していた東京光学(トプコン)の下請けをしていた会社で、東京光学がカメラ撤退時には、トプコンブランドで販売予定であった一眼レフの権利を譲り受け、自社名で生産・販売するとともに、主としてズームレンズを各種マウントで生産・販売していました。 レンズのほうはカメラ雑誌等での評価は低くなかったようだが、一眼レフもAFという時代に突入すると、技術力の不足はいかんともしがたく、中国企業に身売りと相成ったようだ。 このレンズは、シマ光学が自社製一眼レフ用に準備したものを中国での生産に適した形に一部改良して生産したものとのことだ。つまり、世が世ならトプコンのレンズだったかもしれないレンズです。 一時は、PHENIXブランドで各種マウントで新品が格安で売られていたようだが、残念ながら、必ずしも評価は高くなかったようだ。 少し使ってみたが、新品で買って現代レンズだと思って使うと残念な感じだが、オールドレンズだと思えばさほどがっかりはしない描写。開放はハロが多くピント合わせに難儀する傾向があるが、絞ってもボケは汚くならず、それなりに使えると思います。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/25 #オールドレンズ #標準レンズ #Vivitar #鳳凰光学 #シマ光学 #トプコン #Vivitar_MC_50㎜_F1.7
オールドレンズ Vivitar 6,100円gs151h
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TEFNON 28mm F2.8
小堀製作所のブランド、TEFNONの広角レンズ。 といってもご存じの方は50代以上の方かと。 小堀製作所はもともとキヤノンの協力会社だったようで、New FDの世代のいくつかの単焦点レンズは小堀製作所が供給していたともいわれています。 現在でもOEMでデジタルカメラ用のレンズを供給しているようで、ホームページもあります。 その小堀製作所は、1980年代、カメラ雑誌に、TEFNONブランドのズームレンズの広告が掲載していました。 このレンズは、ズームレンズとともに販売されていたもので、他のサードパーティメーカーと同様、複数マウントが準備されていたようです。 この個体はミノルタMDマウントになります。 また、このレンズのKマウント版は、PENTAXとRICHO、両方のプログラムAEに対応できるよう、電子接点を2系統持っているバージョンがあるようです。 しかも、OEMでRICHOに供給されるようになったため、RICHO銘のレンズであるにもかかわらず、PENTAXのプログラムAEで使えるという個体もあるとか。 なかなかユニークなレンズです。 写りのほうはなかなかシャープ。一説には、防犯カメラ用のレンズを転用したとの話もあるようです。 RICHOへのOEMバージョンは時々見かけますが、TEFNONブランドは意外と見かけません。 出ても安価なようで、この個体は新宿のラッキーカメラさんから取り寄せましたが、6,600円でした。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/27 #オールドレンズ #広角レンズ #TEFNON #小堀製作所 #TEFNON_28mm_F2.8
オールドレンズ 小堀製作所 6600円gs151h
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TAMRON 28mm F2.5(02B)
タムロンが1979年に発売した広角レンズ。 ユーザーが必要に応じてマウントを交換できる「アダプトール2」を採用しており、複数のマウント間で使いまわしができる。 スペックも、開放値がF2.8ではなく少し明るいF2.5、最短撮影距離は一般的な0.3mより寄れる0.25mと、純正品と差別化されている。 数も相応に出たようで、中古の流通も少なくない。安く手に入るのでアダプトールを交換して遊んでみるのも悪くない。 また、APS-C機につけて、42mm相当の画角で使うのもいいですね。 この個体は昔々のヤフオクで買ったもの。長いお付き合いです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/23 #オールドレンズ #広角レンズ #タムロン #TAMRON_28mm_F2.5
オールドレンズ TAMRON 不明(多分数千円)gs151h
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SMC TAKUMAR 55mm F1.8
PENTAX最盛期の普及型標準レンズ。ヘリコイドの滑り止めがゴム巻きで近代的ないで立ちだが、もう50年も前のレンズ。 ベストセラーだったSPFやESの標準レンズとの位置づけだったこともあり、容易に手に入るレンズ。 ありふれているがゆえに軽く見られがちだが、なかなかの描写。ボケも変な癖がなく素直できれいだと思う。 オールドレンズ入門にもおススメできる一本。 #オールドレンズ #標準レンズ #PENTAX #M42 #SMC_PENTAX_55㎜_F1.8
オールドレンズ 旭光学 不明(多分数千円)gs151h
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SMC TAKUMAR 50mm F1.4
PENTAXのM42マウント時代の上級標準レンズ。数が出たレンズだけあり、入手は楽。ただし、所謂「アトムレンズ」なので黄変している個体が多い。 この個体はヤフオクにて、分解清掃済み、黄変軽減(紫外線照射)済みを手に入れたもの。カラーバランスも問題なく、ガンガン使える1本。 描写は柔らかめ、ボケも条件によっては荒れ気味だが、それがオールドレンズらしくて良いという面もある。 オールドレンズ入門用にもおススメですね。
オールドレンズ 旭光学 10,000円位gs151h
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SMC PENTAX-M 40mm F2.8
PENTAXのKマウントパンケーキレンズ。 本当にぺらぺら。 薄すぎて、正直操作性は今一つなところがある。 しかし、写りは侮れない。意外といいんだよね。 1976年発売で、発売当時の値段は17,000円だったそうだが、中古価格の相場はいまだ新品の頃の値段と大差ない。 この個体はヤフオク!で最近入手したもの。光学系は並品と言ったところだが、相場の半値程度で入手できたので満足している。 このレンズの作例はこちらから https://muuseo.com/gs151h/diaries/33 #オールドレンズ #標準レンズ #PENTAX #SMC-M_40mm_F2.8
オールドレンズ 旭光学 8,350円gs151h
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SMC PENTAX-M 28mm F3.5
ペンタックスの広角レンズ。 28mm F3.5というスペックはペンタックスの広角レンズの伝統的スペックで、いずれも描写は良い。 SMC PENTAX-Mはこの伝統のスペックの最終型。このころから広角ズームが普及し始め、開放値で見劣りするF3.5はズームレンズにとってかわられるようになった。そのため、次の世代であるSMC PENTAX-Aには28mmF3.5はラインナップから外れてしまった。 この個体はカメラのキタムラのネット中古で見つけたもの。純正角形フード(プラスチック製)付きで6,000円と比較的お安く手に入れた。APS-C機で使えば、42mm相当の画角になり、0.3mまで寄れるので扱いやすい。 オールドレンズ入門にもおススメです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/22 #オールドレンズ #広角レンズ #ペンタックス #SMC_PENTAX-M_28mm_F3.5
オールドレンズ 旭光学 6,000円gs151h
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RIKENON P 35mm F2.8
リコーの広角レンズ。このモデルはプログラム対応の接点付きのタイプ。絞りにもPポジションがある。 リコーの広角単焦点レンズは、28mmは比較的よく見かけるが、35㎜は珍しい。どうやら製造期間が短かったようだ。 某中古で有名なカメラ店が「10年ぶりに入荷」とツィートするレベルである。しかもPモデルはまず見ない。 リコーはいわゆるファブレスでレンズを調達していたようで、RIKENONレンズの製造元は様々なようだが、この個体は富岡光学製と思われる。 富岡光学製だからなのかはよくわからないが、変な癖もなくよく写るレンズだと思う。 この個体はヤフオクにて入手。カメラ本体、標準レンズ(50㎜ F2)とセットでいずれも使用感のないきれいなものだったが格安だった。 めったに出ないが、安く手に入ればおすすめできるレンズです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/32 #オールドレンズ #広角レンズ #リコー #富岡光学 #RIKENON_P_35㎜_F2.8
オールドレンズ RICHO 不明(多分数千円)gs151h
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Planar 2/135 AEG
CONTAXの望遠レンズ。 CONTAX初期からラインナップされていたレンズで、CONTAX用Planarとしては最大の焦点距離になる。 レギュラー品としての製造が終わった後も、50周年、60周年の限定版として発売されている。 この個体はレギュラー品、製造番号から初期ロットにあたる。 限定版はプレミアム価格で取引されているが、レギュラー品ということで比較的安価に入手できた。 Planarの名に恥じず、ボケは美しく、透明感のある描写。 一方、ピント面は薄く、ピントを合わせるのは容易ではない。 フィルム一眼レフの時代はピントを合わすのは至難の業だっただろう。 幸いにして、ミラーレス一眼の時代になり、ピーキングやピント拡大で対応できるのはありがたい。 #オールドレンズ #望遠レンズレンズ #CONTAX #Planar_2/135_AEG
オールドレンズ CONTAX 55,000円gs151h
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Planar 2/100 AEG
CONTAXの望遠レンズ。 CONTAX初期からラインナップされていたレンズで、CONTAX用Planarとしては135mmに次ぐ焦点距離の長さである。 下に1.4/85、上に2/135、横にMakro-Planar 2.8/100があり、今一つメジャーになれないレンズ。 Sonnarも3.5/100は地味な存在なので、どうやらマクロでない100㎜はCONTAXユーザーには今一つ受け入れられなかったのか。 人気のなさとは裏腹に、ボケもきれいでピントの切れも悪くなく、優等生的な使いやすいレンズだと思う。 余り数は出ていないようだが、あればそんなに高くない値段で手に入ると思う。 この個体はヤフオクで購入したもの。5万円台で、ほとんど競らずに入手している。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/24 #オールドレンズ #望遠レンズレンズ #CONTAX #Planar_2/100_AEG
オールドレンズ CONTAX 50,000円ぐらいgs151h
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Planar 1.4/50 Rollei HFT(最終型 made in Germany)
ドイツのローライが35mm一眼レフ用に準備した標準レンズ。 元々、ローライの35mm一眼レフは、ツァイス・イコンが一眼レフ製造を撤退した際の設備や技術を引き取り、開発をした関係で、初期はカールツァイスからレンズの供給を受けていた。このレンズはその名残といえるもの。 ローライはシンガポールに自社工場を作った際に、多くのレンズの製造を自社のシンガポール工場に移転、「標準レンズの帝王」ことPlanar 1.4/50も例外ではなく、シンガポール工場に移転し、レンズ銘からツァイスの名称もなくなった。 しかし、安価で高性能な日本製一眼レフカメラに太刀打ちできず、シンガポール工場は閉鎖、その後ローライ自身も倒産してしまいます。 この個体は、ローライが一度倒産した後、規模を縮小して再建されてからの製造と思われる。シリアル番号から推察するに、ごく初期のロットと思われる。 ヤフオク!で比較的安価に買ったが、届いてびっくりのほぼ未使用品。元箱に日本語のご愛用者カードが入っていたことから、再建後すぐの製造分は、日本向けに出荷されているようだ。 HFT(コーティングの名前)の赤がきれい。コンパクトでTECHARTの-EA7との相性も良く、AFレンズ感覚で使えることから、ヤシコンプラナーよりも持ち出すことが多い。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/21 #オールドレンズ #標準レンズ #Rollei #HFT #Planar_1.4/50_Rollei_HFT
オールドレンズ Rollei 20,000円位gs151h
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Nikkor-S・C Auto 55mmF1.2
Nikkor-S Auto 55mmF1.2のマルチコートバージョン。主にニコンF2の標準レンズとして販売されたもの。 以前掲載した、Nikkor-S Auto 55mmF1.2と比べてコントラスト高めに感じるのはマルチコートのおかげだろうか。 ニコンは他社のようにマルチコートに名前を付けず、単純にCを追加しただけだったようだ。 Nikkor-S Auto 55mmF1.2は「Nippon Kougaku」の刻印だったが、この個体は「Nikon」になっており、1971年以降のモデルであることがわかる。 Ai改造済み、整備済み品をカメラのキタムラで購入。ヘリコイドの動きもスムーズ、大事に使っていきたい。 #Nikon #Nikkor-S・C_Auto_55mmF1.2 #オールドレンズ #標準レンズ
オールドレンズ Nikon 35,000円位gs151h
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Nikkor-S Auto 5㎝ F2
1959年発売開始、ニコンFマウントの標準レンズとしては初めて5㎝(50㎜)を達成したレンズ。 明るいレンズは、技術的制約から50㎜より長い焦点距離(5.8㎝)を標準レンズとしていた。 当時としては性能が良いものとされていたようだが、開放値が明るくないレンズであるにもかかわらず、レンズ枚数が多いこともあり、5年ほどで後継の「Nikkor-H Auto 50mm F2」にバトンタッチしている。 この個体はNikon Dfでの使用を前提に購入した非Aiマウント(基本的に非AiのレンズはAi改造品を買うことにしているが、このレンズは純正改造不可だったもの)だが、絞りリングの所謂スカート部が長く、装着はできるが絞り操作がほとんどできないというもの。マウントアダプター経由でミラーレス一眼で使用する予定だが、まだ使用には至っていない。 #Nikkor-S_Auto_5㎝_F2 #オールドレンズ #ニコン
オールドレンズ Nikon 25,000円位gs151h