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一輪挿し(?) 金城次郎
これも、金城次郎氏の作品です。注ぎ口があれば沖縄の酒器「カラカラ」なのですが、注ぎ口がないので、一輪挿しと考えています。 壺屋焼の上焼で、魚紋が裏表に描かれています。
縦8cm 横10cm 陶磁器 金城次郎窯ひろ
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壷 その2
二重構造で表には透かし彫りを行っています。彫る部分を少なくして、ブドウの文様が構図的に活きるように工夫してみました。 二重づくりの内側と外側をつなげていません。乾燥する速さが外側のほうが早いので割れる可能性が大きいのです。 そこは素人、出来はともかく時間をかけたと言いたいところですが、乾燥するまでの一発勝負です。時間との闘い、葡萄の粒を削りだしている途中で土が固くなってきたことを覚えています。
陶磁器 自分 無料 自宅ひろ
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壷 その4
二重構造で表には透かし彫りを行っています。彫る部分は正面に限定しています。文様は竹と椿です。あと、二重づくりの内側と外側をつなげていません。乾燥する速さが外側のほうが早いので割れる可能性が大きいのです。 釉薬は織部釉がかかっています。
陶磁器 自分 無料 自宅ひろ
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壷その3
二重構造で表には透かし彫りを行っています。彫る部分は少なくする工夫をして、構図的に向こう側が透けて見えないようにしています。あと、二重づくりの内側と外側をつなげていません。乾燥する速さが外側のほうが早いので割れる可能性が大きいのです。 龍田川文様ですが、楓と紅葉と銀杏を配して流水文様でつなぐようにしてみました。
陶磁器 自分 無料 自宅ひろ
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小壷 金城次郎
壺屋焼の小壷です。たぶん、楊枝入れではないかと思います。デパート(物産展)で購入した時に、そう用途を尋ねたら、少し嫌な顔をされて、結局、お店の方からはぐらかされてしまいました。 沖縄の方が販売されていましたから、「初の人間国宝の作品に・・・」と思われたのかもしれません。 用途と言えば、わざわざ漆塗りで内側に金箔をはった蓋を造り、茶入れとして使っていらっしゃる方がいましたが、少し、サイズ的に小さいと思いました。
縦6cm 横5cm 陶磁器 金城次郎窯ひろ
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最初の壷
手びねりで器をつくり、龍を彫ってみました。周りのグルグル模様は雲のつもりです。 20cmほどの大きさのものを造ったのは、これが最初です。なぜ、彫ってみようと思ったのかは定かに覚えていません。でも、以降、透かし彫りに繋がりましたので、人の思い付きというものは面白いですね。
陶磁器 自分 無料 自宅ひろ
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水指
二重構造で表には透かし彫りを行っています。彫った部分の隙間が大きすぎて、また、ブドウの文様がいい加減で、構図的に間が抜けています。あと、二重づくりの内側と外側をつなげていません。乾燥する速さが外側のほうが早いので割れる可能性が大きいのです。 そこは素人、出来はともかく時間をかけたと言いたいところですが、乾燥するまでの一発勝負。時間もそこそこで中途半端な作品になってしまっています。 ちなみに、蓋も作ったのですが、保管期間が長く、いつの間にか割れてしまいました。
陶磁器 自分 無料 自宅ひろ
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水指その2
二重構造で表には透かし彫りを行っています。彫る部分を少なくして、構図的にも少し落ち着いたような気がします。ただし、紅葉は、イメージだけのいい加減なものです。 二重づくりの内側と外側をつなげていません。乾燥する速さが外側のほうが早いので割れる可能性が大きいのです。 もちろん素人、出来はともかく時間をかけたと言いたいところですが、乾燥するまでの一発勝負ですから、時間もそこそこの中途半端な作品です。 ちなみに、こちらも蓋を作ったのですが、保管期間が長く、いつの間にか割れてしまいました。
陶磁器 自分 無料 自宅ひろ
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水指その3
手びねりの指痕を残してみました。釉薬が面白く流れています。ふたには取っ手として鳥のかたちのつまみを付けました。
陶磁器 自分 無料 自宅ひろ
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珈琲碗 銀河釉
銀河釉の珈琲碗です。カップだけで販売されていたものを購入しました。それに、同じ釉薬で焼かれた木の葉皿を合わせたものです。 カップはB級品として販売されていましたが、なぜなのか、いまも解りません。 これは睦月銀河の釉薬を用いたカップで、全面的に金色の結晶化が流れ落ちるように生じていて楽しい模様が生じています。 カップは4つの花びらの輪花状で、胴と髙台の間が削られていて、ワイングラス的なおしゃれなデザインになっています。
食器 玉峰窯 銀河釉 中尾哲彰 秘密ひろ
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珈琲碗 銀河釉
銀河釉の珈琲碗です。釉薬が流れすぎているということでしょうか。お店では、カップだけB級品で売られていました。それに、別売りの木の葉型の小皿を合わせてコーヒーカップにしています。 秋銀河の釉薬は流れや結晶の出方に変化が生じやすいようなのですが、これは、それが大きいように思います。特に胴の部分のベースになる釉薬と結晶の縦の流れは、萌える若草(秋なのですが)のようにも見えて楽しい景色になっています。 カップは4つの花びらの輪花状で、胴と髙台の間が削られていて、ワイングラス的なおしゃれなデザインになっています。
食器 玉峰窯 銀河釉 秘密ひろ
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珈琲碗 銀河釉
銀河釉の珈琲碗です。高温で溶けた釉薬が流れやすく、髙台の底がくっついたため、その部分を削ったB級品です。それに、別売りの珈琲碗用の小皿を合わせてコーヒーカップにしています。 これは春銀河の釉薬を用いたカップで、食器の場合は全面に結晶が生じたものが多いようなのですが、これは、部分的に結晶化にムラができて、それが景色になっていように思います。 カップは4つの花びらの輪花状で、胴と髙台の間が削られていて、ワイングラス的なおしゃれなデザインになっています。 取っ手が細く、オシャレすぎる気もしますが、実用上、特に問題を感じたことはありません。
食器 玉峰窯 銀河釉 中尾哲彰 秘密ひろ
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益子焼 柿釉草花紋扁壷 木村充
益子焼と言えば、人間国宝の濱田庄司氏が有名ですが、濱田氏が益子に築窯される以前から窯業を生業とし濱田氏の影響を強く受けた御三家と呼ばれる家柄があったようです。記憶に間違いなければ、佐久間藤太郎氏、村田元氏、木村一郎氏のお三方で、そのひとり、木村一郎氏の娘婿で、あとを継いだのが木村充氏です。 益子と言えば、もう糸つの系譜として、加守田章二氏が有名ですが、こちらはモダンな作風でご縁がありません。 ちなみに、充氏は養子なので、若い頃から陶芸に携わってこられたわけではないのでしょうが筆が上手な方です。おしくも早世されてしまいましたが、現在は、ご子息(充良氏)があとを継がれていたと思います。 益子焼は、土質がよくないようで、薄造りには向きません。この扁壷も厚手で重く作られています。でもそれが、釉薬の発色などにも独自の味わいを加味しているように思います。
縦18cm 横24cm 陶磁器 木村窯ひろ
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窯変草花彫文花瓶 河村又次郎
河村又次郎氏といえば御本手や粉引をイメージしてしまいます。個人的には朝鮮の李朝陶器との繋がりを感じてしまうのですが、どうでしょうか。 御尊父の喜太郎氏が京焼から猿投の陶土に魅了されて愛知県に移住、その後、鎌倉に移って北大路廬山人の窯跡に基中窯を開きました。 又次郎氏自身は、愛知県で作陶を続け、喜太郎氏が亡くなった後に、鎌倉の基中窯を受け継いで作陶されていました。 この方の作品には、形状や彫文よりも、その肌理に惹かれます。3枚目の写真にアップしていますが、ビスクドールの肌のような艶めかしさと、それでいてぽってりとした温かみが感じられます。
縦26cm 横16cm 陶磁器 基中窯ひろ
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糠白釉鉄絵花瓶 木村充
益子焼の代表的な糠白釉はモミ殻灰と寺山白土、土灰に少量の藁灰と長石を加えた釉薬で白っぽく発色します。 この花瓶は、片面に鉄絵で草花を描いて糠白釉を掛けた釉裏鉄絵になり、釉薬が流れて、鉄絵がぼおっと滲んでいます。 口が大きく胴はタイトで、ロクロ成型のあと削りによる面取りが施されています。 陶土に砂が混じりきめが粗い益子焼にしては、やや薄造りです。 色合い的に白というよりも、柔らかなクリーム色に発色をしています。 個人的には、この柔らかな色合いが好きです。
縦22cm 横16cm 陶磁器 木村窯ひろ
