【ご観覧・ご鑑賞の栞】

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本館はアニメーション製作に実際に使用されたセル画を中心とした製作素材を展示しています。

セル画自体の説明は殊更致しませんので、性質・製作過程など、一般事項については他のサイト等ご参照願います。

現在はアニメーション番組製作はデジタル化しており、セル画は使用されておりませんので、ここに展示されているものは、数十年前に製作現場で使用された古い物です。

現在オークションやフリマサイトなどで購入することもできますが、一部の人気作品・キャラ・著名監督の関与画などによっては非常に高額になっている物も見かけます。

収集対象として認知等される前は、製作後廃棄されていたこともあり、現存物が非常に少ない作品もあります。またセルロイドの性質上熱・湿気などに弱く既に製作から数十年を経て、物質の物理的性質保持期間を徒過したことや、昨今の温暖化などにより、加水分解・ビネガーシンドロームという、原型をとどめない相当の劣化が生じてくるケースも多くなり、良好な保存環境が必要とされます。

複製等を除き、性質上世に同じ物は存在しないとされるため、特定のシーン・カットなど個別1点を探求することとなると、
製作会社・スタッフ等へのコネクションや特別の収集ルート、同価値相当の交換用セル等を持っていないととても入手は困難とも言われておりました。
特に、最終的愛好者の手に渡ってその方が手放さない場合は、他の方は入手することは叶わないという排他的特権財という究極の性質があります。

また、趣味嗜好の変容により例え市場に手放されても、激烈な競売競争を勝ち抜かなければならないということもあります。
昨今では画廊事業者の参加や国内より熱心な海外ファン・投資対象なども増えており、1枚数百万といった一昔では考えられない金額で流通し、国内で僅少となるような作品もあるようです。

作品愛好者ならば、特に好きな作品のキャラ、良いシーンなど、手元に現物を持ちたい、との心理はある意味当然で、放送映像の「ショットの威力」は凄まじい魅惑の物でありましょう。

このようなところで、どの作品・キャラを、どんな物をターゲットにするのか、向き合い方は区々と思いますが、既に新規供給が途絶えて久しく、散逸・劣化などで市場に出にくく、特定の物を集めるにしてもイベントや販売店の存在など多くの流通量があった時代と異なり、断片的露出の物のみを競りあう、早い物勝ち、の構図はここ暫く続くのでしょう。

セル自体に当初から接していない若い世代は、アニメはデジタルが当たり前なので存在そのものを知らない・興味対象にすらならない、古い作品を映像鑑賞はしても、原義収集の新規参入までに至るには、結構ハードルがありそうです。
興味があっても昨今の高額競札では、1枚でもサラリーの範囲を即刻逸脱する現状、相当な高給者等でなければ安易に参加できないでしょう。それにもっと他の良い使途・趣味もある時代です。

さて、こんな事情の中、本館にお越しいただき誠にありがとうございます。

本館では、一定以上のマニア様向けで、結構、前提を端折っている部分がありますので、ご鑑賞におかれましては次の点にご留意いただきたく存じます。

・解説では話数のみで「サブタイトル」は記載していません。話数とタイトルは合致しうる情報をお持ちか、または得られる、ことが前提です。(但し、後述の台本展示を付属させた場合はこの限りでありません。)

・各展示画はほぼ全量映像上での話数・シーン特定をしています。(画の位置をセリフ等●で目安表示)
それに基づいた解説を付していますが、シーン解説でいきなりサブキャラ・ゲスト名が出てきます。これらのキャラの来歴・関係性を逐一説明しておりません。(※別階「参考展示場」に登場サブキャラを展示し、小解説している場合はこの限りでありません。)
台詞や表情、アドリブ感などの微妙な差異(感嘆度、強調度、抑揚、音声の明瞭差等)で視聴受け止めが合致しない等、台本等と一致していない表現で記載している場合もありますので、お含み願います。
なお、シーン台詞中に旧館で展示した画が出てきている場合も含まれ、▲で表示していることがあります。
重複再展示は今のところ原則行っておりません。
多くの展示品中には、複数画同士が各々場面近接画となる場合があります。著しく場面が近い画同士はまとめ展示としますが、同一話での異シーンとなるような場合、ストーリー順逆に関するユーティリティはございません。(例えばBパートの連番画が先に展示され、かなり後に同一話のAパートの単画が展示される場合もあります。)

・服ヴァリエーションを一つのコンセプトにしていますので、「稀少(珍)服・超(超)稀少服」などの表現があります。この表現の差異は特に意味をつけておりませんので、起案時のアドリブ程度の差というところです。
 なお、競売サイト等での露出状況は旧館展示の「グッズ」アイテムほどは触れませんが、一つの話回のうちの数分しか登場しない服や、販売サイトでも数十年に一度?レベルの服もあります。近似物が出ているかどうかに興味がおありの場合は各サイトで検索いだだければと思います。

・展示途中からですが、該当回の台本又はAR台本(両方の場合も)を付属展示している展示画があります。台本は仮題で放映題と異なるサブタイトルが表示されている場合があります。付属する場合は必要に応じ、展示画と同一箇所・場面に連動させるようにしております。単に画展示にとどまらない、奥行きをお楽しみいただけます。なお、シーン・カット番号を対照させるような表示までは対応致しません。

・AMAZONで探す、楽天で探す・・申し訳ございませんが、アイテム性質上機能致しません。
・画像イメージ検索マークでは、同一シーンがヒットするケースも出てくることもありますが、これらは映像フィルム・印刷媒体由来の画が多く、本展示品はあくまでセル板に塗料で手書した物の現状実物撮影品のため、劣化度合・撮影時の反射・ズーム撮影範囲差・トレス線のかすれ、塗料や撮影時のゴミ付着、口パク重ねセルの違い、合成セル欠、背景合致でも位置ずれ、など複数の要因でこれらの画と合致しないように見える場合があります。
すべての画の検索は必ずしもかけていませんが、検索内容が合わない画、他階キャラと混同されたケースや全く検出されないものもあると思います。また、海外サイトなどで長期に競売サイト写真から収集したものが、当館で過去に実物を獲得した物である場合もあると思います。

・作品鑑賞歴がおありならば、よりお楽しみいただけますが、そうでない場合でも、「一枚絵」「画面ショットの切り取り」として観ることができますので、「昭和の少女アニメの女の子キャラ」の各種表情と各コスチュームデザイン、作画監督によるテイストの差、「特殊系」カテゴリの作画レベルの高さ、台本の体裁などお楽しみいただけます。

またタグによる横断検索で、作品を超えて、スタッフの複数関与を見ることもできます。

※なお、参考情報として、当館展示キャラを複数演じた声優の方々を、夢をお与えいただいたことに敬意を表し、次に記します。解説文の台詞で声が思い出されるなどもございますでしょう。

山本百合子・・サンディベル、ジョージィ、サリー(新)
小山茉美・・・アニー、聖美々、ルビー(赤毛のアン、一部回、後展示)
松島みのり★・・キャンディ、ハニーハニー(★残念ながら、本年4月8日ご逝去されました)
吉田理保子・・クララ、メグ
横沢啓子(当時名)・・シャルロット、紅緒
堀江美都子・・ララベル、ジェニー
麻上洋子・・・ベス、ネル(後展示)

 

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