k.karita500 Museum

自分のこれまでの愛車遍歴をスケールモデルカーで蘇らせます。グレードや内外装色まで実際に乗っていた車にできるだけ合わせるよう、塗装や加工も行います。シルエットやディテールに優れた最近のディスプレイモデルだけでなく、開閉機構付きで、とりわけエンジンが再現された昔の製品は好みです。

自分の愛車遍歴において比較対象やライバルになった車、欲しかったけど縁がなく所有できなかった憧れの車たちを今さらながら愛車にできていたらさぞやと妄想し、せめてモデルカーで夢を叶えようという未練タラタラのコレクションです。ここでもズハリがなければモドキを作り、改造やディテールアップの拙い手法まで紹介します。

アルファスッド･シリーズは水平対向エンジンを搭載した異色の存在で、当初は錆の問題など欠陥が発生しましたが、次第に改良されて進化を遂げ、ジウジアーロ･デザインの巧みなパッケージングと卓越した足回り性能で100万台を超えるヒット作となりました。その変遷を見ていくと意外に奥が深いので、キットも交えながら同時期のラインナップと共に紹介します。

歴代といっても3代で、二代目と三代目に血縁はありませんが、それぞれに模型としての魅力が感じられる製品を紹介します。

1982年、フィアットは新型車(フラッグシップ･モデル)のプラットフォームを共同開発するためランチア、サーブ、アルファ･ロメオと共に'ティーポ4プロジェクト'を締結しました。それにより誕生したイタリア車を模型で振り返ります。

名機と言われたV6エンジンが再現された製品を実車とのふれあいも交えながら、チューン別に紹介します。

'500'と表記されなかったために正当な後継でないかのような扱われ方が不憫な'チンクェチェント'(ブラーゴ1/24をディテールアップ)に表紙を飾ってもらいましょう。

マイナーチェンジ前のモデルにばかり乗ってきましたが、現役の個体数が減ってくると、かつての愛車ならマイナーチェンジ後のモデルであってもいとおしく感じられます。そんなbefore/afterを比べて、マイナーチェンジ車にスポットを当てます。

117クーペを積み降ろしできるトミカのエルフ車両運搬車は、付属する117クーペがかつての愛車と同じ量産型･丸目なので、購入しました。
ここでは、歴史に埋もれながらもエポック･メイキングとなった、いすゞ車を取り上げます。

フィアットの子会社となったアウトビアンキは、フィアットが量産を控える小型車のパイロット･モデルを販売して市場の反応を見極めるという役割を担っていました。その使命を果たす中で個性的な車を生み、時にヒット作を世に送り出したアウトビアンキは、リスペクトに値するでしょう。

例えば、かつての愛車アルファロメオ･ジュリエッタのモデルチェンジ車は、日本でも人気が出た75です。いつの時代も愛車がモデルチェンジして、どうなったかは気になるところです。

アルファロメオ･ジュリアは高嶺の花ですが、模型の世界であれば手の届く存在です。
先代のジュリアをアイテムとして登録します。

ジウジアーロ･デザインによる日本車の内、販売面で最も成功したのは二代目(FF)ジェミニでしょう。
それに貢献したのは最近もメディアが懐かし映像として相次ぎ取り上げたテレビCMで、キビキビとした走りを連想させる'街の遊撃手'というキャッチフレーズを印象づけました。
その撮影秘話と併せて振り返ります。

いすゞはGM傘下でロータスと技術協力し、ジェミニZZ用のエンジンを開発中の新型エランに供給する代わり、ジェミニのチューニングをロータスへ依頼しました。そうして実現したのがハンドリング･バイ･ロータス仕様です。

トミカリミテッドヴィンテージのいすゞ117クーペ1800は、1970年に追加されたSOHCエンジン搭載車を再現しています。いわゆるハンドメイド･タイプとはいえ、かつて愛車だった量産型のXCと同じエンジンを積んでいるので、親近感があります。

予約していたハセガワのいすゞ117クーペ中期型“旧エンブレム”が届きました。
さて、これをどう活かすかです。

クーペ･フィアットが出現した当時は、あまりに斬新なデザインが異様に見えたことから、“深海魚”などと呼ばれたりしました。
そこで、摩訶不思議なデザインの極め付きを紹介します。

手前はフィアット･ウーノの1/150メタルキットです。マイバーの1/87(奥)が巨大に見えます！

フジミは1/24ライトウェイトスポーツカーシリーズとしてフィアット･バルケッタ(轟音を響かせて疾走する姿を地元で何度か目撃しました)を発売していますが、実車の車重は1トンをオーバーしています。
ライトウェイト･スポーツの条件とは何かを独自に解釈して、これこそライトウェイト･スポーツだと思う車をイタリアと日本から選抜します。

かつてほんの一時期だけセカンドカーにしていたことがあるホンダ･ライフ(所有車:グレー)はスポーツカーではありませんが、エンジンは1万回転まで回りました！
これぞ“サブロク･スポーツ”だと思う、日本独自のスモールカーを選びます。

二代目ジュリエッタは1.3、1.6、1.8、2.0と排気量でグレードが分かれており(すべてツインカム)、その模型は1.6または排気量を特定しないものがほとんどですが、マーキュリーの1/55は珍しく1.3を謳っています(根拠は不明)。
外見上の差がほぼないとはいえ、製品の特徴を捉えて自分なりに排気量を振り分けていきます。

キット･ミニカーには、組み立てる悦びや完成品とは異なる魅力があります。

コナミのベレット1600GTRはオーソドックスな製品で、特徴のあるものをアイテムとして登録します。

写真はMMPの1/43いすゞベレット1600GT(最初期型)ですが、OHCエンジンになった前期型以降はハセガワが製品化する前から各タイプを作り分けています。

フィアットのスポーティ･グレードは'S'、後に'スポルディング'と呼ばれました。
フィアット1500Sカブリオレの写真に一目惚れして、ミニチュアを購入しました。

本家のフィアットよりも先に'ヌォーヴァ'500へオマージュを捧げたのは、日本のアニメだったかもしれません。
ここでは、イギリス本国のミニを置き換える計画があったというイタリア製の新型ミニと、ポスト･ミニの候補として名乗りを挙げた日本車も取り上げます。

1/64から1/18までのチンクをスケールごとに各メーカーの製品で比較していきますが、先ずは現在の愛車と同じノーマル･ルーフにこだわってみます。
画像は1/59のトミカ(奥)と1/55のマジョレット(手前)で、トミカもよくできていて、マジョレットはコロンとしているのが気に入っています。

画像は、ノレブの1/87(プラ製品)フィアット500(ガラスルーフ)&500Cです。すごくよくできています！
ここでは、500の名を冠した派生車種を紹介します。

オートウェーブの1/43 FIAT 500はスマホで操作するタイプのラジコンカーですが、ボディの出来があまりにもよいので、鑑賞用にしています。ディスプレイ･モデルにひけをとらないどころか、クォリティが最も高いと言っても過言ではありません。

ランチア･デルタHFターボ4WDに始まり、インテグラーレ(8V)、インテグラーレ16V、エボルツィオーネ1、エボルツィオーネ2と、進化していきました。