ありがとう京浜急行800形
京急800形は1978年(昭和53年)に登場し、今日の2019年(令和元年)の引退日まで普通列車や急行列車を中心に活躍しました。 片開き4扉にロングシート、界磁チョッパ制御、右手ワンハンドルマスコン、窓廻りを白くした塗装(白太帯塗装)と現在活躍する京急車両や他社の車両にも多くの影響を与えた車両でもあります。 1979年(昭和54年)には京急車両としては初の鉄道友の会「ローレル賞」を受賞。 そして見た目のデザインが似ている事から「ダルマ」という愛称で親しまれておりました。 …ですが時代が進み安全面を考慮し、ホームドア設置が主流となってきている現代。 京急車両は2扉車、3扉車が殆どを占めており唯一の4扉車である800形の在籍によりホームドアの設置が進んでいませんでした。 ホームドアに対応出来ない事と車両の老朽化により廃車が進み、残すところ823編成(リバイバル塗装)の1編成のみとなっていました。 その823編成も2019年6月14日に定期運用を終了し、本日16日に特別貸切列車「ありがとう800形」の運転をもって完全引退となりました。 上大岡駅を通過する特別貸切列車「ありがとう800形」823編成。(2019.6.16撮影) 新型車両と共に南太田駅にて通過列車を待つ821編成。(2018.5.27撮影) 平和島駅にて通過列車を待つ823編成。(2019.3.10撮影) 六郷橋を走行する821編成。(2018.2.24撮影) 日ノ出町駅にて現役で活躍してた頃の800形と2000形の並び。(2018.3.11撮影) 上の日ノ出町駅での写真の並びを800形引退前に再現してみたかったのです。 ホームではなくトンネルからコンニチハですが…^ ^; アンチクライマーが魅力的な車両達。 京急車両でアンチクライマーがあり、界磁チョッパ制御車なのはデトと1500形の数編成のみとなります。 先日は2000形完成の記事だったので今回は800形を主役に撮影してみました^ ^ 800形引退記念展示品。 未だ印象強く残るこの光景を身近なところで眺めて楽しんでおります^ ^; 暫くはこのまま展示して引退の余韻に浸っているつもりでございます。 最後に余談となりますが800形は「シン・ゴジラ」で出演しています^ ^ …吹っ飛ばさるという役で^ ^; 北品川で停止中の800形が映るシーンが^ ^ …と思いきや一瞬で吹っ飛ばされます(笑) 吹っ飛ばされ、気持ち良さげにスライディングした800形の車体を追いかける様に転がる「ボックスペデスタル式台車(TH-800)」。 車体から台車までリアルな表現でなかなか良い演出だったと思います^ ^ では最後に… 「ありがとう800形」 「さようなら800形」 #鉄道 #模型 #思い出 #展示