Die Form “Archives & Doküments”

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さあさあ、皆さん、来ましたよぉ〜。フランスのエロティック・グループDie Form (これはドイツ語で「ディー・フォルム」と呼ぶ。「形」の意。また、英語の”Deform”及び仏語の”Difforme”ともかけている)の登場です。このDie Formですが、1977-1978年にフランスRennesでPhilippe Fichotによって活動を始めました。なお、Éliane P. は1986年から合流し、現在はこの二人のデュオと言っていいでしょう。彼らは、エロスや死などのタブーとされた事象をテーマとしてきており、そのコンセプトはジャケやアートワーク等に反映されてきています。ただ、彼の音楽はちゃんとした構築やリズム、メロディのあるエレクトロ・ミュージックであり、同年代のThrobbing GristleやWhitehouse、M.B.達とは全く別のアプローチをしているのが、興味深かったですね。1977年にファーストカセット”Die Form 1”から1982年のファーストLP”Die Puppe”まで自身の作品をBain Totalからリリースしていました。1984年にリリースされた”Some Experiences With Shock”から1986年にリリースされた”Poupée Mécanique”では、よりコマーシャルな音楽性に方向転換し、実験的側面とメロディックな側面を持つようになります。特にこの二面性は”Photogrammes”で顕著で、Vo兼モデルのEliane P.の参加した1991年リリースのアルバム”Corpus Delicti”でもその路線は受け継がれています。また、1992年リリースのアルバム ”Confessions”からの曲”Silent Order”は何と!クラブ・ヒットとなっています。まだまだバイオグラフィーはあるのですが、ここら辺で一区切りしております。それで、本作品ですが、1983年から1988年に発表された作品から選りすぐりの曲をコンパイルした3LPであり、それぞれに副題が付されています。LP1には”Leçon 1 - Second Vision Of Fetish (1986)”、LP2には”Leçon 2 - Es Lebe Der Tod (1987-88)”そしてLP3には”Leçon 3 - Lustful Collection (1983-88)”となっていることから、彼らの中では、エロス・タナトスがメインテーマになっているようです。如何にも耽美的で、ダークなメロディは彼らのお得意とするところですが、その中でもLP3にはかなり実験的な曲が多く収録されています。やはり時代ですかねぇ。個人的にはLP3が一番好みです。また、本作品はボックスセットになっており、ブックレットには、これまた、エロス・タナトス・ヴァイオレンスなイメージを喚起するような際どい写真が並んでいます。このようなヴィジュアルもこの時期のDie Formの特徴だと言えましょう。3枚通して聴くのは大変ですが、インダストリアルな時代において、独自の楽曲的アプローチと時代に呼応するエロス・タナトスを併せ持った楽音的徒花であるDie Formを是非体験してみてください。

[Maldoror (Chant Troisieme]
https://youtu.be/1TVi8YD8A5M

[Sing A Song]
https://youtu.be/At9CQlvXxTQ

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