Freiwillige Selbstkontrolle “The Last Order - John Peel Session”

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ZickZackに最も多くレコードを残したバンド、それが、Freiwillige Selbstkontrolle (フライヴィーゲ・ゼルブシュトコントローレ)です。また、彼等は、英国国営放送BBCのRadio 1の人気DJ John Peelにも気に入られており、6回もJohn Peel Sessionに出演しています。1980年に、ミュンヘンで結成され、その時のメンバーが、Wilfred Petzi (Trombone, G, Vo, Perc), Thomas Meinecke (Concertina, G, Vo, Perc), Justin Hoffmann (E-Piano, G, Xylophone, Vo), Michaela Melian (B, Melodica, Vo)で、当時、アングラ雑誌Mode & Verzweiflungに寄稿していました。後に、 Carl Oesterhelt (Drs)も加入します。バンド名は、独の映画評価機構Freiwillige Selbstkontrolle der Filmwirtschaftから取ったそうです。彼等は、1985年からJohn Peel Sessionに出演していますが、英国のインディーズ、特にThe Mekonsのようなカントリーミュージックの変な解釈に影響を受けています。彼等は、米国のバンドCamper Van BeethovenやCrackerのDavid Loweryとしばしば競演しており、Virginia州リッチモンドのLoweryのスタジオでも録音をしています。1989年に、彼等は、バンド名をF.S.K.と改めて、1990年代中半以降は、テクノやハウスを演るようになり、南独のWeilheim in Oberbayerで録音したり、2004年のアルバム”First Take Then Shake”では、デトロイトのプロデューサーAnthony Shake Shakirと一緒に制作しています。因みに、各メンバーは、アートの方でも活動しており、Thomas Meineckeは小説家としても成功し、Michaela Melianは、ハンブルク芸大の教授としても活動し、Justin HoffmannはWolfsburg芸術協会のディレクター、Wilfred Petziは写真家としても活躍しています。そんな彼等の最初のJohn Peel Sessionの録音が本作品なんです。内容は、後期のテクノやハウスとかとは全然違う朴訥?かつ独逸人らしいユーモアを持ったミニアルバムになっています。A1はブラスを使った豪華な演奏を繰り広げていますが、間奏の痙攣Gが良いです。A2では、ピアノや哀愁のトランペットを用いたしっとりとしたジャジーな曲、B1はカバー曲なのかな?軽やかな仕上がりになっています。コーラスが良い味です。B2も鉄琴と爽やかなGやトランペットが良く効いている落ち着いた曲です。意外かもしれませんが、どうも南独はNDW不毛の地らしく、その為、このような音楽が生まれたのかもしれませんね。The Mekonsみたいなアコースティックな音楽が好きなら、一度はトライしてみても良いかも!

A1 “Drunk” (3:13)
A2 “Trink Wie Ein Tier” (3:44)
B1 “A Swingin' Safari” (3:03)
B2 “Lieber Ein Glas Zuviel” (3:48)

A1 “Drunk” (3:13)
https://youtu.be/DFj4PNFkg44?si=uGV-s0kuRi3YXSfq

A2 “Trink Wie Ein Tier” (3:44)
https://youtu.be/25EToHz_ZQU?si=WQ4ZtFgFy743YIKQ

B2 “Lieber Ein Glas Zuviel” (3:48)
https://youtu.be/jXL8LTtrCxM?si=_9PyXKLe00v3G-iD

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