V.A. “No New York”

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私はこのアルバムを最初に聴いたのは、阿木譲氏がパーソナリティを努めてしたラジオなんです。兎に角、衝撃を受けました。未だに、聴く度に、発見のあるアルバムです。収録されているのは、The Contortions, Teenage Jesus & the Jerks, Mars, DNAの4組なんですが,どれも素晴らしい音楽を奏でています。あと、この頃に出たオムニバムアルバムはこの作品の裏ジャケを真似たのが多かったですね。特に、The ContortionsのJames Chanceが目に青タン作って載っていたり、明らかに東洋人の森いくえさんがIkue Ileと載っていたり、他のメンバーもヤバそうな人ばかりでした。このアルバムはブライアン・イーノのプロデュースですが、必要以上に硬質な音で録音されています。それで、A面1曲目のThe Contortionsの”Dish It Out”の爆走する曲だけで、充分ノックアウトされてしまいますね。未だに私にとってのフリージャズのサックスのデフォはJames Chanceとなっています。まあ、この4組の中では一番「格好良さ」が分かりやすいとも言えます。続いて、ダルな演奏を繰り広げるTeenage Jesus & The Jerksは不協和音だらけで、ショッキングでした。しかし、バンド名はめちゃカッコいいですね。B面はMarsなんですが、これはイーノのプロデュース力が遺憾無く発揮されており、また演奏も大体合わせる必要を度外視したアンサンブルで、初めて聴いた時、「なんだ!この音楽は!これでも音楽か?」と度肝を抜かれてしまいました。後々、このMarsが一番のフェイバリットになり、今でも追い続けています。最後はDNAなんですが、Robin Crutchfieldのキーボードがカッコよく、今から思うにArto Linsayのギターはまだ爆発していない様に思います。この時のDNAの印象としては「記号的」音楽とも言えましょう。
こんなかっこいい音楽が詰め込まれたアルバムが、既に1978年に出ていたのはやはり衝撃でしたし、イーノの目利きの良さも後になって納得できました(ただ、イーノは積極的に音をいじっていないと言う噂もあります)。このアルバムがリリースされた当初は大手音楽雑誌ではこてんぱんに評されましたが、リスナーは高値でも良いから聴きたいと言う人も多かったらしいです。まあ,このアルバムに関しては、何度もリイシューされており、また色んな方が紹介していますので、細かいデータは書きませんが、兎に角、未聴の方には是非とも聴いて頂きたいアルバムです。

https://youtu.be/nul3A0pS_oc

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