Laughing Hands “Ledge”

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実験音楽界におけるオーストラリアの存在はちょっと不思議な立ち位置にあるように思います。そんな中で、SPKを除いて、1980年代初頭に活動していたのが、このLaughing Handsです。メンバーは、Gordon Harvey (B, G, 加工), Ian Russell (加工G, Vo, Electronics), Paul Schütze (Synth, Perc, Dr), Paul Widdicombe (E-piano, Synth, 加工)の4人からなり、1980-1983年の間、豪メルボルンを中心に活動していました。彼等の名前が最も知られたのは、独逸Selektionがリリースした国際コンピ”Masse Mensch”ではないでしょうか?後に、独逸Vinyl-On-Demandが彼等のカセット音源を中心にしたアーカイブLPセットをリイシューしていますが、私は未聴なのです。また、ググってもこれ以上の情報は不明です。
それで、本作品ですが、彼等の担当楽器からも想像できるように、ロックのフォーマットでの実験・即興音楽の実践であると考えます。不明瞭な音像が交錯する曲が14曲収められおり、丁度、DomeとSmegmaが交配したアブストラクトなミュータント音楽を奏でているみたいです。インダストリアルでは無く、ポスト・インダストリアルですね。即興セッションで出来た音源をミックスダウンの時にメンバーの2人(HarveyとWiddicombe)が加工しています。また、音の感触は、当時の日本のDD. Recordsのアーティストが実践したような無軌道さにも共通するように思われます。長い間、日の目を見なかった彼等ですが,ここにきて、もう一度、評価してみてはどうでしょうか?因みに、当時の彼等の作品は全て、彼等自身のレーベルAdhesiveからリリースされています。

https://youtu.be/vBiOPj-xqkA

#LaughingHands #Ledge #Adhesive, #PostIndustrial #Australia #Treatments

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