Theater of Hate “Revolution”

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ちょっと変わったモノも。と言う訳で英国のTheater of Hate (以下TOHと表記する)の登場です。1980年にThe Packと言うパンク・バンドにいたVo/SongwriterのKirk Brandonを中心に、The StrapsとかThe EpilepticsにいたStan Stammers (B), John “Boy” Lennard (Sax), Steve Guthrie (G)及びCrisisやThe StrapsにいたLuke Rendle (Dr)によってロンドンでTOHは結成されました。バンド名はAntonin Artaud著の”Theatre and its Double”から着想を得たのですが、この本のコンセプトが、「残酷劇場(Theater of Cruelty)」であったことで、VoのBrandonが文字って付けたそうです。1980年に”Original Sin”と ”Legion”両A面ファースト・シングルをリリース。煥発入れずに、その翌年に2枚のシングル”Rebel Withog A Brain”と”Nero”を出します。そして、その年、待望のファースト・アルバム”He Who Dares Wins (Live at the Warehouse Leeds)”をBurning Rome Recordsよりリリースします。その後、Guthrieが脱退しますが、TOHの方は間髪入れずにライブ・アルバムをリリース。この年8月にはThe ClashのMick Jonesのプロデュースで、初のスタジオ・アルバム”Westworld”をリリースします。その直後に、The NosebleedsのBilly Duffyが、ギターで加入し、ドラムはRendleの代わってNigel Prestonが加入します。その後、このアルバムもBurning Rome Recordsから1982年2月にリリースされ、UKインディ・チャートにも食い込みます。その後、1981年のBerlinでのライブを収めたアルバム”He Who Dares Wins”やシングルを出していきますが、これまでの2年間にリリースしたシングルをまとめ上げたセルフ・コンピ”Revolution”を1984年にBurning Rome Recordsよりリリースします。それが本作品になりますが、UKアルバム・チャートで67位までいきました。しかしバンドはその前の1983年に解散しています。その後、1991年に、Brandon, StammersとLennardにSpare of DistinyのメンバーであったMark Thwaite (G), Pete Barbacle (Dr), Volker Janssen (Kbd)を加えて、TOHを一時的にリユニオンし、8か所でツアーします。また、1993年には、1982年に録音されていた未発表セカンド・スタジオ・アルバムを”Ten Years After”としてリリースしています。1994年には、Brandon, Stammers, John McNutt (G), Art Smith (Dr)と言うラインナップで、New JerseyのMix-O-Lydian Studioにてニューアルバムを作成する為に行き、その時の録音は1995年に”Stone In The Rain”としてAnagram Recordsよりリリースされます。1995年にはそのアルバムは米国でリリースされますが、アルバム名は”Retribution”と変えられています。翌年まではライブをやったり、ライブ・アルバムを出したりしていますが、一旦、活動休止になります。しかしその間にも昔(1982年録音)の未発表スタジオ音源を”Aria of the Devil”と言うタイトルで、1998年に出したりしています。また”Westworld 25周年記念”と称して、2007年にリユニオンし、現在まで活動しています。まあ、こんな感じですね。
それで、本作品についてですが、前述のように、TOHとしてリリースしたシングルを集めた、初期TOHのヒット曲集なんですが、B面最後の曲は録音されながらもリリースされなった、オリジナルメンバーでの最後の曲”Americanos”がちゃんと収められています。この時期のTOHって、聴く前に持っていた私のイメージだと、もっとパンクな感じかなぁ?でした。また、この時期、saxを入れていると言えば、X-Ray SpexやEssential Logicがありましたが、それらとも違うように思えます。ただ、初期のシングルはX-Ray Spexに似ているかも。割と当時のパンクバンドにありがちなギターの刻み方やリズムの作り方なんですが、その後の曲は、どんどんリズムがポスト・パンクになってきて、ドコドコしたファンキーなドラムやベースが特徴的です。また、saxの効果的な使い方もあって、ちょっとフリーキーなところも時代を感じさせられてしまいます。あと、朗々と歌うBrandonのVoなんですが、それも含めて、どの曲も同じ様に聴こえてしまい、それが難ですかね。しかしながら、saxを通してパンクからポスト・パンクへと橋渡ししたTOHを聴いてみて下さい。

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLHP7bAjOIkpBTaTHZiHkpZ3Z0tkyBHnBK

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