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Katra Turana “The End〜肌理の勾配”
皆さん、知ってます?Katra Tunara(カトゥラ・トゥラーナと呼ぶ)。80年代に咲いた徒花。得てして、このバンドを語る時、女装のヴォーカリスト広池敦氏のことが取り上げられ過ぎて、バンドとしての音楽自体は余り語られなかった。シンセが大々的に用いられるようになった1980年代に、このバンドの編成やその音楽性は特異なものでありました。広池氏はとても綺麗だったのと、大部分のパートがヴァイオリンやチェロと言ったアコースティックな楽器とオブジェの演奏から成っていたこともあって、「怪奇骨董退廃音楽箱」と称されて、一時的には受けました。広池氏に中心に、バンドが出来たのが、1980年。それから、ライブを重ねて、1882年にTelegraph Recordsよりファースト・アルバムをリリースします。このアルバムはRecommended Recordsを通して、ヨーロッパにも配給されています。その後、大幅なメンバーチェンジを行い、1985年に本作品であるマキシ・シングル”The End~肌理の勾配”を、1986年にセカンド・アルバム”Kimera”をリリースしています。しかしながら、1990年頃には自然消滅的に活動が途絶えてしまいます。そして、2015年12月に突如としてライブを再開します。その後はちょっと分からないです(誰か、教えて!)。
それで本作品ですが、まず、メンバーは三木 黄太(Cello), 田中信幸 (Dr), 藤田佐和子 (Piano),
松井 亜由美 (Violin),そして作曲・編曲も行う広池敦 (Vo, Glockenspiel)と言う編成です。これを見ただけでも、彼らの特異なところが分かると思います。それから、広池氏は日本語でも英語でもない独自の言語「コバイヤ語(?)」で歌っていたとか。しかしながら広池氏のヴォーカル、凄いです❗️ロリ、少し(?)入ってます。バックもドラムを除くと弦楽四重奏みたいなのに、パワフルに聴こえます。強いて言えば、「鬱を乗り越えて陽気になったユニベル・ゼロ」みたいと言えば分かりやすいでしようか? いや分かりそうもないですね。因みにはミックスは小野セイゲン、プロデュースには生田朗が起用されています。そのせいか、音はかなり整理された感がありますね。以前にファーストアルバムをCDで聴いたことはあるのですが、生楽器にはアナログの方が相性がいいのかな?とも思いますが、それは人それぞれでしようね。皆んな、今こそKatra Turanaを聴きましょう❗️
https://youtu.be/YxN-Hj_tfgQ
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