Wolf Eyes “The Driller / Psychogeist”

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これ、ラベルには33回転って書いてあるんですが、Discogsによると45回転らしいです。と言う訳で、21世紀のThrobbing Gristleとの噂もあった米国Wolf Eyesの登場です。Wolf Eyesは、元々Nate Youngが1996年にMichiganのDetroitでやり始めた実験ロックバンドですが、今では現代的ノイズ・ミュージックとして捉えられています。と言っても分からないと思いますので、少し、バイオグラフィーを書いておきます。元々は、Nate Youngのソロプロジェクトとして始まりましたが、1998年にAaron Dillowayが加入し、それまではSpykesと言う名義でコラボしていた、Universal IndiansのJohn Olsonが2000年に正式に加入してトリオになります。因みにJohn OlsonはAmerican Tapesと言うレーベルを自身の作品を出す為に1991年からやっていますが、やがて他のアーティストの作品も出し始め、2007年までに700本を越える作品をリリーフしています。それで、2005年にはAaronが度重なるツアーに興味を失い、脱退します。そのあとにHair Policeなどで活動していたMike Connellyが2000年に代わりに正式に加入し、再びトリオでの編成になります。しかしながら、2013年2月にMikeも、自身のソロやHair Policeの活動に集中したいとの理由で、脱退します。その代わり、MichiganのミュージシャンJim Baljoが加入、しかし、2017年に脱退。現在、Wolf EyesはNate YoungとJohn Olsonのデュオになっています。Johnはバンドを「必要かどうかに関わらず、拡張したり、集中したりする、変わることの出来る生命体みたいなモノだ。」と見做しているようです。そして彼等は20年間にオフィシャルに297作品を録音しており、Hanson RecordsやBulb Records, American Tapes他、色んなレーベルからリリースしています。また、彼等は、Anthony Braxton, Merzbow, Sonic Youth, Black Dice, Prurient, Double Leopards, John Wieseなどなどの多くのミュージシャンとコラボしたり、共演したりしています。また、Wolf Eyesの作品は完全DIYで配給されており、交換でも入手できるとのこと。
それで、本作品”The Driller”/“Psychogeist”ですが、何と!グランジの総本山Sub Popから出ています❗️ この時にはまだAaronが在籍中でしたね。YouTubeで見た時は、トリオの頃のライブで、テープエコーの操作とギターにオシレーターから成る編成で「俺たちのやっているのはTrip Hopだ!」と言っていたのが印象的でした。”The Driller”は、ヘビーでスラッジィなリズムに、締め殺されそうなVoと邪悪なノイズが交錯する攻撃的な曲、一方、”Psychogeist”は、淡々とした簡素なリズムに不定形のノイズが絡むと言う往年のT.G.を想起させる鬱々とした曲です。こうなるとWolf Eyesを作品、集めたくなりますね。多分、リズムはテープエコーのループで作っているものと想像します。

“The Driller”
https://youtu.be/gLKrjiXYuf4

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