Palais Schaumburg “Palais Schaumburg (再発盤)”

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レコード棚をゴソゴソしてたら、出てきた。Palais Schaumburgのファーストアルバムの再発盤‼️これはパレ・シャンのファーストの再発だけでは無く、”DAS SINGLE KABINETT”としてリリースされたシングルトラックやデモトラックを集めたside 3にライブ音源(side 4)を加えた豪華で貴重なブツ(2LPs仕様)です。なので、内容は一部被りますが、再度「再発盤」として紹介しておきます。また、全ての歌詞とその英訳、オフの時の写真やシングルのジャケ写などもたんまり盛り込んだものとなつています。パレ・シャンのファンには堪らん仕様ですなぁ。ここでのハイライトはside 3のシングル集とside 4のライブトラック集でしょう。パレ・シャンのバイオグラフィーは既に紹介してありますので、ここでは省略しますが、この時のメンバーは、Holger Hiller, Thomas Fehlmann, Timo Blunck, Ralf Hertwigがファースト・アルバムのメンバーで、F.M. Einheitは一部のシングル集とライブ音源で参加しています。ファーストアルバムのSide 1とSide2に関しては、所謂「骨折ファンク」なヘンテコなリズムを用いた名作なので、前回の紹介文を参考にしてください。今回はSide 3のシングル集とライフ収録のSide 4を中心に紹介します。
Side 3は大きく2枚のシングル分からなっており、シングル”Rote Lichter”とシングル”Telephon”の分が収録されています。”Rote Lichter”では生ドラムでは無く、リズムマシンを使って、G, B, Voで押し切っています。”Telephon”では生ドラムをF.M. Einheitを担当しており、ヘンテコなリズムを刻むベースとシンセやトランペットなどと脱力系Voでヘロヘロのポップミュージックを奏でています。一方、Side 4は、1982年にアムステルダムのヴェニューMelkwegでのライブ音源で、性急で落ち着きの無い生ドラムにベースとシンセやギターがヘンテコなフレーズを奏で、ちょっとパンキッシュなVoがグイグイ押していく曲が多いです。また生のTrumpetなんかも使われています。ライブだと、彼等にしては、割とノリの良いアレンジが施されていることが多く、それほどの捻くれ度はないです。因みにこのライブトラックは未発表音源です。オマケの7㌅シングルには1981年Hamburg でのライブトラックが4曲も収録されています。この時のメンツはHiller (G,Synth), Fehlmann (Synth, Trumpet, Sax), Blunck (B), Hertwig (Drs,Perc)ですので、F.M. Einheitが脱退し、Wertwigが加入した時のライブで、これは貴重ですね。いやーホントにパレシャンの一番面白かった時期の音源が、単にアルバム再発だけでは無く、シングルの曲や未発表ライブ音源も含めての再発だったので、大変興味深く聴けました。コアなファン向けかも知れませんが、パレシャンを聴いたことないリスナーにもその魅力を十二分に堪能できますのででら興味のある方は是非是非入手して聴いてみて下さい。彼等のシニカルな音楽とヘンテコな曲にやられちゃってください (笑)❗️

https://youtu.be/W6wuaPdRfvY

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