The Residents “Meet The Residents”

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何ともまあ、こんな音楽が世に出回るとは?と思わせた米国の「謎」ことThe Residentsのファースト・アルバムを紹介しましょう。私の持っているのは、1977年にセカンド・プレスされたもので、最初のヴァージョンは1974年にリリースされています(ジャケが違う)。The Residentsのバイオグラフィーは以前にも書いていますので、そちらを参照してください。まあ元のジャケ写を見れば分かる通り、徹底的にThe Beatles(のジャケ写)を茶化したものになっています、それも中学生程度の教科書の落書きレベルです。そんな反骨なThe Residentsですが、このファースト・アルバムでも、彼等の変態性が遺憾無く発揮されています。独特のポルタメントをかけた音や調子外れなコーラスやチューニングが狂ったピアノやホーンなど、彼等の音楽の上で外すことが出来ない要素が既に開花しています。この頃はまだそんなにシンセなどの電子楽器は使われていませんが、それでも時にスペーシーな電子音も聴取することが可能です。曲と言う体裁を取りながらも、ギリギリのところで崩壊を防いでいる点が彼等の凄いところですね。どの曲もそれまでのロックやポップスのイディオムに入り切らず、独自の歪んだポップミュージックの「ミュータント」になっています。ここから全てが始まったと言う意味で、今でも/今だからこそ聴かれるべきアルバムだと思いますよ
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A7 “Rest Area”
https://youtu.be/Iboz-PQQIVE

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PL6ogdCG3tAWjqXMA0zluro1s-bb-Vn4XR

#TheResidents #MeetTheResidents #RalphRecords #Avant-Pop #ExperimentalPop #TheBeatles #Parody #FirstAlbum #MutantPop #4人組

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    オマハルゲ

    2023/06/03 - 編集済み

    レジデンツを知ったのが確か1980年。なので自分もこの再販版のジャケのLPを購入しました。

    初来日時のライヴで、「ご自由にお持ちください」と置かれてたステッカーを密かに10枚以上持ち帰りました。多分レンタル倉庫で眠ってると思うのでいつか展示したいと思ってます。

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      Dr K2

      2023/06/03

      是非是非、コレクションに加えて下さい!

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