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オーストリア 25ユーロ ニオブ銀貨 2021年 スマートモビリティ
ユーロ貨幣が本格導入された翌年の2003年より、オーストリアではアカデミックなテーマのニオブ銀貨が毎年発行されています。ニオブの酸化により美しい金属光沢で彩色されたコアと銀のリングで構成されたバイメタル貨となっています。 2021年のテーマには、スマートモビリティが選ばれました。近未来の移動手段を題材に自転車や公共交通機関を描いて、移動手段のイノベーションが環境や資源に優しい1つのソリューションになり得ることを表現しています。片側は近未来のエアタクシーを描いています。もう片側は全体的に「スーパーブロック」という概念が取り込まれ、1つのブロック(家々のまとまりから成るエリア)を移動する自転車やスクーターと、持続可能な公共交通機関を描いています。
ニオブ・銀・銅 オーストリア 65,000枚Hokutosei
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オーストリア「ウィーン・フィルハーモニー プラチナ貨」1/25オンス 2022年銘
オーストリアで発行された、地金型コイン(収集価値ではなく素材の価値を基に取引されるコイン)の一種にあたる金貨です。プラチナ貨としては最も有名なコインの1つであり、「プラチナウィーン」と呼ばれます。材質は Pt999.5 で、重量は1/25オンス(トロイオンス)となっています。 いわゆるプラチナウィーンは2016年に発行(初年度は1オンスのみ)開始しました。1/25オンスのプラチナウィーンは、小口投資の需要に適う小型プラチナ貨として、2017年より年に2,000〜4,000枚程度発行されています。1/25オンス貨の額面は4ユーロです。 デザインはオーストリア造幣局の彫金師 トーマス・ペゼンドルファーが担当したものです。両面ともウィーンで最も有名な管弦楽団「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」をモチーフにしています。片面は楽友協会大ホール(黄金の間)にあるパイプオルガンが、もう片面はブーケ状に配された管弦楽器(ホルン、ファゴット、ハープ、チェロ、ヴィオラ、バイオリン)が採用されました。
プラチナ オーストリア 未確定Hokutosei
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ネパール 2ルピー 黄銅メッキスチール貨 B.S.2077銘
王政廃止後に発行された1ルピー貨の後継貨として2020(ビクラム暦2077)年に発行されました。一世代前の1ルピー貨導入後にネパールで州連邦制が導入されたことを受け、州境界入りのネパール地図がデザインに採り入れられました。この面は同時期に発行された2ルピー貨とともに、視覚障がい者が触覚で額面を判断するための点が設けられています。 もう片側は引き続きエベレストの図柄を採用していますが、エベレストのネパール語名ラテン表記サガルマータ(SAGARMATHA)が刻まれています。その分、既に額面と国号の英字表記を採り入れていた先代1ルピー貨より、更に英字表記が増えています。
銅・亜鉛・鉄 ネパール 不明Hokutosei
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ネパール 2ルピー 黄銅メッキスチール貨 B.S.2077銘
王政廃止後に発行された2ルピー貨の後継貨として2020(ビクラム暦2077)年に発行されました。一世代前の2ルピー貨導入後にネパールで州連邦制が導入されたことを受け、州境界入りのネパール地図がデザインに採り入れられました。この面は同時期に発行された1ルピー貨とともに、視覚障がい者が触覚で額面を判断するための点が設けられています。 もう片側のデザインも、アルプスの山からジャーナキー寺院(ネパール唯一のムガール様式の寺院である)に変わっています。特徴的なのは英字表記の導入で、特に2ルピー貨は額面に英字表記を導入したのは初めてです。
銅・亜鉛・鉄 ネパール 不明Hokutosei
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ネパール 2000ルピー銀貨「ギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハ・デーブ即位」
ネパール最後の国王となったギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハ・デーブの(二度目の)即位を記念して、2001(ビクラム暦2058)年にネパールで発行されました。 デザインは、国王の肖像とともに即位年月日を刻むものとなっています。アサルフィ金貨、25ルピーニッケル貨とともに発行され、アサルフィ金貨と2000ルピー銀貨はそれぞれプルーフ貨と通常貨が存在します。どちらもプルーフ貨の方が発行枚数は多くなっています。通常貨はネパール中央銀行(造幣部門)で、プルーフ貨は王立オーストラリア造幣局で製造されました。
プルーフ 銀 ネパールHokutosei
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ネパール 1000ルピー銀貨「ネパール中央銀行50周年」
ネパール中央銀行創立50周年を記念して、2005(ビクラム暦2062)年にネパールで発行されました。50周年記念事業の一環で50ルピー記念紙幣とともに発行され、同じく記念刊行された「ネパールの紙幣・貨幣」にも図柄が収められています。 デザインは、ネパール中央銀行の紋章を採り入れたものとなっています。同じデザインで3種類のアサルフィ金貨も発行されました。この貨幣はネパールの銀貨の中でも大型の部類に入ります。
銀 ネパール 5,000枚Hokutosei
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ネパール 500ルピー銀貨「ネパールの国連加盟50周年」
ネパールの国連加盟50周年を記念して、2005(ビクラム暦2062)年に同国で発行されました。 国連加盟同時の国王マヘンドラ・ビール・ビクラム・シャハ・デーブの肖像と生没年が刻まれたデザインとなっています。王政時代の記念貨幣にみられる例ですが、片側はネパール語表記が使われていません。純銀(.999)製です。
銀 ネパール 5,000枚Hokutosei
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ネパール 2500ルピー銀貨「グル・ナーナク生誕550周年」
シク教の教祖で初代グル(尊師)のグル・ナーナク生誕550周年を記念して、2019(ビクラム暦2076)年にネパールで発行されました。同国には王のためにグル・ナーナクが瞑想した木・寺院など同時の遺構が残っており、同国とシク教の縁を物語っています。ネパールがシク教関係の法定通貨を発行するのはこれが初ではありませんが、大変珍しい事例です。 貨幣に刻まれた ੴ のデザインは、シク教における唯一神のシンボル「Ek Oankar」です。近年のネパールは貨幣に英語の国号を刻むようになっており、この貨幣も英語国号がみられます。同じデザインの1000ルピー銀貨と100ルピー白銅貨も発行されました。
銀 ネパール 不明Hokutosei
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ネパール 2500ルピー銀貨「サチャ・モハン・ジョシ 生誕100周年」
ネパールの歴史学者・文化人類学者サチャ・モハン・ジョシの生誕100周年を記念して、2019(ビクラム暦2076)年に同国で発行されました。氏の考古学、文化面での功績のみならず、40年にわたってネパール中央銀行の紙幣・貨幣のデザインに関与してきたことも讃えるために、発行されています。ネパールで存命中の人物が貨幣のデザインに採り入れられるのは、王政時代の国王を除いて初めてのことです。 写真の2500ルピー銀貨に加え、同じデザインの1000ルピー銀貨と100ルピー白銅貨も発行されました。銀貨の品位は990パーミルで、詳しい組成は不明です。
銀 ネパール 25,000枚Hokutosei
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新1円銀貨(大型)明治17年銘
明治初期の新貨条例のもとで対外決済用の貨幣(貿易銀)として製造された銀貨で、円銀と呼ばれています。国際的な信用を得ていたメキシコ銀よりやや銀量目が劣り、主に現在の中国や台湾で盛んに流通しました。加納夏雄の案による優れた出来の竜図などから収集家に人気の貨幣です。 金本位制が後退する明治11年から暫くは国内でも通用しましたが、金本位制の復活とともに明治30年に国内での通用が停止しました。明治20年に量目はそのまま直径が小さい(38.1mm)1円銀貨が発行されるようになり、それ以前の1円銀貨(直径38.6mm)は、収集界では大型として区別されます。
銀900/銅100 3,599,192枚 38.6mmHokutosei
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タイ 20バーツ白銅貨「検察庁130周年」
タイ検察庁の創設130周年を記念して、2023(BE2566)年4月にタイで発行されました。タイ検察庁は、ラーマ五世による行政改革のなかで創設されました。 当時、タイでは法廷や法制度が乱立状態にありました。この状態を解消し中央集権化を進めたのがラーマ五世で、今日に繋がる行政の効率化に寄与しています。検察庁もこの時に創設されました。 デザインは、検察庁創設当時の国王ラーマ五世の胸像、王冠を被った天秤を採り入れています。
銅・ニッケル タイ 1,000,000枚Hokutosei
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タイ 20バーツ白銅貨「財務省90周年」プルーフ
財務省が(王室直属の機関から)政府機関に移行してから90周年になることを記念して、2023(BE2566)年5月にタイで発行されました。通常貨とプルーフ版が発行され、前者は1,000,000枚、後者は100,000枚発行されました。 デザインは、国王ラーマ十世の肖像と財務省の紋章を採り入れています。
プルーフ 銅・ニッケル タイHokutosei
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リトアニア 2ユーロ「ウクライナと共に」
ロシアによる侵攻を受けているウクライナを支援するため、2023年にリトアニアで発行されました。 各国デザイン面のデザインは、Egle Zemaite 氏によるものです。ウクライナ国花でもある向日葵の図柄を採り入れ、花びらが手を繋ぎ団結する人々に見えるよう工夫されています。また、空を飛ぶ鳥は自由・希望・勇気を象徴しています。 この貨幣は流通発行分とコインカード形態の2種類が発行され、前者は495,000枚、後者は50,000枚発行されました。
銅・亜鉛・ニッケル リトアニア 495,000枚Hokutosei
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ルクセンブルク 2ユーロ「我が母国」
ルクセンブルク国歌「我が母国」制定20周年を記念して、2013年に同国で発行されました。長らく国歌を正式に定めていなかったルクセンブルクで、1993年にようやく「我が母国(Ons Hemecht)」が法定されました(法定されなかっただけで、実際には長らく歌われてきたようです)。 貨幣のデザインは、アンリ大公の肖像と国歌の名、国歌の楽譜を組み合わせたものとなっています。特に楽譜の表現は細かく、符号まで表現されています。 この貨幣は流通発行分とコインカード形態の2種類が発行され、前者は500,000枚、後者は10,000枚発行されました。
銅・亜鉛・ニッケル ルクセンブルク 500,000枚Hokutosei
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アンドラ 1ユーロ バイメタル貨 2014年銘
#アンドラ の #1ユーロ 貨幣です。ユーロの一般通用貨幣は共通デザイン面と各国独自のデザイン面があります。アンドラの1ユーロ貨幣は、同国の歴史的建造物でもある大評議会議事堂(Casa de la Vall)の外観をデザインに採り入れています。アンドラの通常ユーロ貨幣は貨幣セットにのみ含まれる年銘が多く、流通発行がある年銘も発行枚数が極めて少なく、入手しにくいです。
銅・亜鉛・ニッケル アンドラ 65,1842枚Hokutosei
