[item50] Sekilala

初版 2023/05/02 20:51

改訂 2023/05/02 20:57

「唄」を「音」として聴くか「言葉」として聴くか、もちろんその両方が合わさったものが「唄」なのだろう。

例えば好きな曲の、英語の詞の意味が解かると途端に萎えたことはないだろうか。
私が英語を覚えようとしなかったのはそれを恐れての事。(嘘です)
しかし、これが日本語となれば逃げ様がない。

Sherbets - Sekilala (1996, Gatefold Sleeve, CD) / Discogs

ブランキージェットシティの浅井健一のソロプロジェクトとして始まったシャーベッツ。この時はシャーベットだった。

この人の描く詞には、非常に中二心をくすぐるものが多く、ある意味純粋で独特な世界観と、刺すように突きつける印象的な言葉は、好き嫌いがはっきりと別れる所でもあります。

 1. 水
 2. 760
 3. きせき
 4. ソリ
 5. 丘へ行こう
 6. 麦
 7. Black Butterfly
 8. ひまわり
 9. ゴースト [Album Mix]
 10. ラズベリー

ブランキーではバンドの音と一体になっていた「言葉」が、ここでは前面に出ており、より好き嫌いが別れたのではないでしょうか。

私はといえば、けっして嫌いではない、、どころか、購入した頃は好きでずっと聴いていました。
しかし、どうしても拭えない、好きだが気恥ずかしい感じ。
まさにタイトル通りの赤裸々な描写を見せられているような気恥ずかしさに耐えられず、その後手放すことになるのです。

まぁ、だからと言って解らない言語なら良かったのかというと、そうじゃないんですけどね。

封入されていたステッカーは今も道具箱に貼り付いています。

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konalino

クラシカルでユニークなものや、単純におバカでカッコいいもの、チープでキュートだったり、どこかニッチでマニアックなもの、ポストパンクだったりギターポップだったりロケンローだったり、その他心に触る雑多なものが好き。

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