チリンのすず(絵本版)

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『チリンのすずでおもいだす やさしいまつげをほほえみを チリンのすずでおもいだす このよのさびしさまたかなしみ』という冒頭がとても有名なアンパンマンの作者ことやなせ・たかしさんの初期の作品です。表紙をめくるとチリンの愛くるしい姿が描かれていて、かわいらしいお話かなと思いきや、本編はおおかみのウォーに母親を殺されたチリンがウォーの弟子となり、やがて仇討をするけれど月日と共に心の奥で仇であるウォーをあいしていたチリンはこれで、よかったのかというジレンマともうひつじにもどれない己の運命に打ちひしがれるという切ないお話です。なお絵本版としたのは、『十二の真珠』という初期作品集の中にも収録されている為です。

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