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ラブラドル長石(ラブラドライト)
一応ラブラドル長石として紹介しますが、正しく斜長石の一種になります。とはいえ、宝石のような形でも使用される鉱物で、光を当てた際に綺麗な輝きを見せるため、非常に目を楽しませてくれます。そのため私自身も、この鉱物については、あまり深く考えずに美しさだけを楽しませてもらっています。なんとかそれなりの写真が撮影出来ましたので、是非みなさんも楽しんでください。たしか仕事でカナダ行った際に、その美しさに一目ぼれして購入してしまった一品です。
2013年頃 Labradorite Canadaluhna-009
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硫黄
元素鉱物の一つである硫黄です。日本でも一部の温泉地(硫黄泉)に行くと見る事が出来ますが、温泉地でここまでの大きさの結晶を採取するのは結構難しそうです。この結晶もミネラル展で購入。一応、乾燥した場所で保管しているため、空気中の水分と反応する事もないと思われ、特に匂いを感じるような事はありません。
2009年頃 Sulfur Desierto, Province Daniel Campos, Bolivialuhna-009
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蛍石
鉱物コレクションの王道の一つでもある蛍石。紫外光により励起すると蛍光を示す物もあるのですが、蛍光しないタイプの蛍石も結構あります。この蛍石はイギリス産の良いフルオライトさん。紫外光照射で写真のように鮮やかに蛍光してくれます。元々の色は緑色の蛍石で、結晶の大きさも結構大きいので、お気に入りの一つです。
2003年頃 Fluorite Rogerley mine, Frosterely, Durham, Englandluhna-009
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蛍石
こちらはフランス産の蛍石なのですが、紫外光照射により蛍光してくれない悪いフルオライトさんです。(多分、低圧水銀灯を用いた短波長の紫外光でも蛍光してくれなさそう…。装置自体は持っているので、その内やってみようと思っていますが、低圧水銀灯を動かしますとオゾンも発生してしまうため、換気なども考えるとなかなか実行に移せないのが…。)とはいえ、非常に鮮やかな黄色の蛍石で、形状も美しいため気に入っているコレクションの一つでもあります。
2006年頃 Fluorite Delfinato, Franceluhna-009
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蛍石
こちらも紫外光照射で蛍光してくれない、アメリカ産の悪いフルオライトさんです。とはいえこちらの形状は、天空の城ラピュタの飛行石よろしく正八面体形状。これでもう少し薄い青色だったら…と思わないでもないですが、紫色の蛍石も良いものですね。
2010年頃 Fluorite Cave in Rock, Hardin Co., Illinois, USAluhna-009
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蛍石
これは2000年頃に岐阜県の平岩鉱山のズリ跡から採取してきた蛍石です。平岩鉱山と言えば、やはり蛍石な訳でして、運良くかなり大型の蛍石の採取に成功しました。そしてこの平岩産の蛍石は、紫外光で蛍光してくれる良いフルオライトさんです。また、5枚目の写真でも明らかなのですが、母岩中に薄く入った蛍石成分の部分が層状に発光している様子も見る事が出来、自分で採取してきた…という事もありますが、個人的にかなり気に入っているコレクションの一つです。
2000年頃 Fluorite 岐阜県, 平岩鉱山跡luhna-009
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コーネルピン(Kornerupine)
宝石質の物が非常に少ないため、カット石ではあまりお目にかからないコーネルピンのカット石です。コーネルピンは色々な色の石があり、おそらく有名処は緑だと思いますが、今回紹介するコーネルピンは空色(青系)の物です。また多色性の石とも知られており、今回公開した写真の三枚目の裏側から撮影した物が一番分かりやすいと思いますが、青緑色っぽい場所や、空色っぽい場所を一つの石で見る事が出来ます。そしてこの薄い空色は非常に美しいため、小さなカット石ではありますが、結構気に入ってるコレクションの一つです。一応モース硬度は6.5~7.0付近のため、ギリギリ宝飾品としての使用に耐えられるかな…とは思いますが、コーネルピンを宝飾品として使用する例をほとんど見たことが無いため、やはりコレクター用の石かな…と感じています(要は、石マニア様用の石という事です。)。 このコーネルピンはマダガスカル産で、重さが0.232 ctのラウンドカットの石です。
Kounerupine 4.5 x 4.5 mm Madagascarluhna-009
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緑柱石(エメラルド)
2005年の9月頃に仕事でブラジルに出張した際に購入しました。当時から鉱物は少しずつ集めていたため、完全に一目ぼれで購入。透明感はないため、宝石に出来るクラスのエメラルドではありませんが、母石も含めてかなりの大型結晶です。
2005年 Beryl (Emerald) Estado de Minas Gerais, Brazilluhna-009
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ガーネット(Garnet, Andradite; Demantoid)
やはりガーネットをコレクションしていたら、このガーネットは絶対に外せないガーネットです。写真からも分かるように、光分散度がとても高いためダイヤモンドのような輝きを持っており、他のガーネットとは一線を画す代物です。このガーネットは、ウグランダイト系のアンドラダイトガーネットの一種ですが、デマントイドガーネットと呼ばれるロシアのウラル地方で発見された非常に美しい緑色のガーネットです。コレクターとして、宝石レベルの透明感を持つデマントイド…一つは欲しかったんですよね^^;。 このデマントイドガーネットはロシア産で、重さが二つで0.32 ctのラウンドカットの石です。
Garnet(Andradite, Demantoid) 3.1 x 3.1 mm Russialuhna-009
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緑柱石(ヘリオドール)
ミネラル展で購入。丁度、緑柱石のコレクションを増やしたい…と考えていたので、思わず購入してしまいました。同じ緑柱石でも、こちらはFe3+のドープによる発色のため、エメラルドのようなCr3+やV3+による発色と異なり、薄い黄緑から黄色に近い色の結晶です。このクオリティーですと、カットすれば宝石に出来そうですが…もったいないので、このままの状態で所有しています。
2016年頃 Beryl (Heliodor) Zeylatoya Vada, Tajikistanluhna-009
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緑柱石(アクアマリン)
ミネラル展で購入。前年にヘリオドールを購入していたため、同じ緑柱石系でFe2+がドープされ薄青色に発色したアクアマリンの結晶がどうしても欲しくなり、手に入れました。アクアマリンの結晶としては小型ですし色合いも少し薄めの青ですが(あまり高価なアイテムではありませんが)、トルマリンと一緒に母岩に付いている所などが非常に気に入っています。
2017 Beryl (Aquamarine) Elongo, Namibialuhna-009
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霰石(アラゴナイト)
仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニアはポストイナ大鍾乳洞を含め多くの鍾乳洞を持つ国のため、このようなアラゴナイトは結構採れるようです。今回のアラゴナイトは一つ一つの結晶の大きさも比較的大きく、全体としての大きさも結構大きいため、アラゴナイト自体のレア度は低いかもしれませんが個人的には非常に気に入っているコレクションです。
2007年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009
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霰石(アラゴナイト)
こちらも仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニア産のアラゴナイトは他にも持っていますが、このコレクションが初めてのスロベニア産鉱物になります。個人的には、とてもアラゴナイトっぽい標本で非常に気に入っています。やはり「霰石」ですから、これくらいの大きさの方が霰石っぽいと思うんですよね。
2005年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009
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バビントン石
小さいため見辛いかもしれませんが、黒い立方体の結晶がバビントン石です。黒曜石のように光沢があるため非常に綺麗なのですが、いかんせん小さいのが…。とはいえ、これは国産のバビントン石でして結構気に入っています。カルシウム、マンガン、鉄を含むケイ酸塩鉱物です。
2007年頃 Babingtonite 北浦、島根県八束群美保関町luhna-009
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石膏
石膏というと石膏像などを思い浮かべますが、これは天然の石膏の鉱物です。透明感があり非常に綺麗な群晶でしてお気に入りの鉱物の一つです。これは私が購入したものではなく、ギリシャに行った知人が土産として購入してきてくれたギリシャ産の石膏になります。
2000年頃 Gypsum Greeceluhna-009
