チャレンジャー2戦車 “王立スコッツ近衛竜騎兵連隊(スコッツグレイ)…KFOR”(ドラゴン、1/72)

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香港のDRAGON社が発売している1/72スケールの完成品模型で、王立スコッツ近衛竜騎兵連隊(The Royal Scots Dragoon Guards (Carabiniers and Greys))、いわゆる“スコッツ・グレイ騎兵連隊”が装備している“チャレンジャー2”戦車です。

スコットランドの部隊らしく、砲塔の両側面にスコットランドの青いセント・アンドリュース旗が誇らしげに描かれております。

車体のサイドスカートにある「KFOR」という表記は、1999年に国連決議に基づきNATOがコソボ紛争に派遣した「コソボ治安維持部隊=Kosovo Force」の標記です。

スコッツ・グレイ騎兵連隊の起源は、なんと1678年までさかのぼります。17世紀に編成された、現在も残るイギリス陸軍でも最も古い騎兵部隊の一つで、ジャコバイトの乱、7年戦争、ナポレオン戦役と数々の戦歴を重ねます。
ナポレオンとの最後の対決であるワーテルローの戦いでは、フランス軍第45歩兵連隊の軍旗を奪うなど活躍しイギリス軍の勝利に貢献しますが、死傷者続出で、当初400騎以上いた戦力は戦いの後では当初の半数になっていたそうです。

その後も、クリミア戦争、インドのセポイの乱、第2次アフガン戦争、スーダン戦争、ボーア戦争、そして第1次世界大戦に参戦、なんと第2次世界大戦が始まっても、まだ騎馬の騎兵部隊として存続していたのです。

WW2が始まると、さすがに馬から戦車に乗り換えます。戦車部隊に改編された同連隊は、北アフリカ戦線でドイツのロンメル軍団と戦い(M3グラント戦車を装備)、その後は欧州戦線を転戦します。(M4シャーマン戦車を装備)

そして、1971年に「第3カービン銃騎兵(近衛プリンス・オブ・ウェールズ竜騎兵)連隊)」(3rd Carabiniers (Prince of Wales's Dragoon Guards))と統合し、現在の名称になっています。

戦後の冷戦期を経て、1990年の湾岸戦争にはチャレンジャー1戦車を装備して参戦、KFORに派遣される直前の1998年に、当時最新のチャレンジャー2戦車をイギリス軍の中でも最も早く配備され、主力戦車を持つ打撃部隊としてイラク戦争にも派遣され、イラクではイラク軍のT72等の旧ソ連製戦車を片っ端から撃破し、100年前に世界で初めて戦車を産みだした英国の戦車技術を改めて世界中にアピールすることになったのです。

しかし、最近の陸軍再編の中で再び改編され、現在では軽騎兵部隊として装甲車の部隊に改編されているようです。

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