メタルフィギュア “第2竜騎兵スコッツ・グレイ連隊”(2nd Dragoon Scots Greys)突撃

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英国King & Country社のメタルフィギュア、スコットランドの伝統ある騎兵連隊『スコッツ・グレイ連隊』のナポレオン戦争当時の騎兵フィギュアです。
“CHARGING”という商品名で、剣をかざして敵陣に突撃中の勇壮な姿をモデル化しています。

2年ほど前、ロンドンのTradition of Londonという専門店から海外通販で購入しました。職人の手塗りによる素晴らしい逸品、価格は51.85ポンド(送料別)でした。
K&C社のナポレオニック・シリーズで、ナポレオンとの最後の対決であるワーテルローの戦いを再現したモデルです。

スコッツ・グレイ連隊(第2竜騎兵連隊)は、ポンソンビー少将率いる第2騎兵旅団の重騎兵戦力としてゴードン・ハイランダーズ連隊の歩兵とともにフランス軍陣営に突撃を敢行、フランス軍第45歩兵連隊の軍旗を奪うなど活躍しますが、当初400騎以上だった戦力は最後は半数にまで減ってしまったそうです。

スコッツ・グレイ連隊については、チャレンジャー2戦車の掲載ページ(https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/113)もご参照ください。

チャレンジャー2戦車 “王立スコッツ近衛竜騎兵連隊(スコッツグレイ)…KFOR”(ドラゴン、1/72)
香港のDRAGON社が発売している1/72スケールの完成品模型で、王立スコッツ近衛竜騎兵連隊(The Royal Scots Dragoon Guards (Carabiniers and Greys))、いわゆる“スコッツ・グレイ騎兵連隊”が装備している“チャレンジャー2”戦車です。 スコットランドの部隊らしく、砲塔の両側面にスコットランドの青いセント・アンドリュース旗が誇らしげに描かれております。 車体のサイドスカートにある「KFOR」という表記は、1999年に国連決議に基づきNATOがコソボ紛争に派遣した「コソボ治安維持部隊=Kosovo Force」の標記です。 スコッツ・グレイ騎兵連隊の起源は、なんと1678年までさかのぼります。17世紀に編成された、現在も残るイギリス陸軍でも最も古い騎兵部隊の一つで、ジャコバイトの乱、7年戦争、ナポレオン戦役と数々の戦歴を重ねます。 ナポレオンとの最後の対決であるワーテルローの戦いでは、フランス軍第45歩兵連隊の軍旗を奪うなど活躍しイギリス軍の勝利に貢献しますが、死傷者続出で、当初400騎以上いた戦力は戦いの後では当初の半数になっていたそうです。 その後も、クリミア戦争、インドのセポイの乱、第2次アフガン戦争、スーダン戦争、ボーア戦争、そして第1次世界大戦に参戦、なんと第2次世界大戦が始まっても、まだ騎馬の騎兵部隊として存続していたのです。 WW2が始まると、さすがに馬から戦車に乗り換えます。戦車部隊に改編された同連隊は、北アフリカ戦線でドイツのロンメル軍団と戦い(M3グラント戦車を装備)、その後は欧州戦線を転戦します。(M4シャーマン戦車を装備) そして、1971年に「第3カービン銃騎兵(近衛プリンス・オブ・ウェールズ竜騎兵)連隊)」(3rd Carabiniers (Prince of Wales's Dragoon Guards))と統合し、現在の名称になっています。 戦後の冷戦期を経て、1990年の湾岸戦争にはチャレンジャー1戦車を装備して参戦、KFORに派遣される直前の1998年に、当時最新のチャレンジャー2戦車をイギリス軍の中でも最も早く配備され、主力戦車を持つ打撃部隊としてイラク戦争にも派遣され、イラクではイラク軍のT72等の旧ソ連製戦車を片っ端から撃破し、100年前に世界で初めて戦車を産みだした英国の戦車技術を改めて世界中にアピールすることになったのです。 そして…、イラク戦争後の陸軍再編の中で再び改編されることが決定されます。2013年11月、主力戦車を降りた騎兵たちの新たな装備は「ジャッカル軽装甲車」、現在では装輪の装甲車を駆る軽騎兵として任務についています。
https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/113

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